115話 メグとララの結婚式
「メグちゃん、ララちゃん!結婚おめでとう!」
それに合わせて皆が一斉にクラッカーを鳴らした!
「あっありがとうございます…」
「えへへ…どうもっす…」
魔族ソウル大佐を退治してから2日後、レア大佐の城でメグ少佐とララの結婚式を開いていた。
「ララちゃん。メグさん。どちらともウェディングドレス似合ってるわ。とても綺麗よ。」
「本当だね。二人とも素敵だよ。」
「そっそんな…ララちゃんは私よりずっと綺麗です…」
「こっちのセリフっすよ…メグたんの方がずっと綺麗っす…」
二人は視線を合わせると顔を真っ赤にした。
「あらあら。褒め合っちゃって。さっそくお熱いわね。」
「お姉様ったら…からかわないでください…」
「だって照れたメグたん可愛いんだもん♡」
「それすごく分かるっす!照れたメグたんって可愛いっすよね!」
「そうよね、そうよね♡よくわかってるじゃない。流石はメグたんの惚れた女の子だわ♡」
「褒めて頂いて嬉しいっす。」
「二人ともそんな恥ずかしいことを皆さんの前で言わないでって言ってるのに…」
「まぁまぁ、いいじゃない♡これから仲良く暮らしましょうね♡ララちゃん♡」
「はい!よろしくお願いするっす!」
「メイドちゃん達も仲良くしてあげてね?」
«もちろんです!»
「あの感じだと仲良く暮らせそうだね。」
「うん。素敵な家族だと思う。」
「ララ…結婚おめでとうな…」
「マナさん…」
「正直な…ここにいるみんなに迷惑をかけちまったあたいが、この場に参加してるのは場違いな気がして悩んだんだ…あたいなんかが来てよかったのかな…?」
「いいに決まってるじゃないっすか…マナさんにも祝ってもらえて、自分、すっごく嬉しいっす。」
「ララ…」
「私も嬉しいです。祝って頂きありがとうございます。」
「メグ少佐…ぐすっん。おまえらの幸せを祈ってるからな。」
«ありがとうございます。»
「どちらも素敵なお嫁さんだわ。」
「ああ。まるであの頃のアタシ達を見ているようだね。」
「では誓いの儀式を始めたいと思います。メグ様。ララ様。壇上に上って来てください。」
«はい。»
メイド達が音楽を演奏して、メグ少佐とララは神父の格好をしたメイド長の前に並んだ。
「いよいよだね。」
「うん。」
『メグ様。』
『はい。』
『汝はララさんを妻として、命尽きるまで愛し添い遂げることを誓いますか?』
『はい。誓います。』
『ララさん。』
『汝はメグ様を妻として、命尽きるまで愛し添い遂げることを誓いますか?』
『はい。誓うっす。』
『では誓いの口づけを。』
「メグたん…」
「ララさん…」
メグ少佐とララは目を閉じると誓いのキスをした。
«おめでとう〜!!»
«おめでとうございます!»
「幸せになれよ!」
そして会場にいた全員が温かい拍手をした。
「幸せにするっすよ。」
「私こそ。」
「感動だなぁ。」
「ユリお姉様〜♡」
「ロリーヌちゃん。」
「うち、タンバリンを頑張りました!頭、撫でてください♡」
「あっうん。撫でればいいんだね。」
ロリーヌの頭を撫でた。
「ワゥン♡撫でるのすごく上手です♡」
「そっそう…?」
「アタシも撫でてあげようか?」
「あっ!結構です!うちのご主人様はユリお姉様だけなので!」
「ガーン!そっそっか…」
「ロリーヌちゃん…?これから一緒に旅をするんだから、アリスちゃんとも仲良くしてね…?」
「はい♡お姉様のお願いなら♡アリスさんと仲良くするように努力します♡」
「努力ね…?」
「はい♡だからもっと撫でてください♡」
「あっうん。」
「ワゥン♡至福です♡」
(ふっふ。優梨さんにべったりな犬耳少女ですか。また面白い方が仲間に加わりましたね。)
(仲間なんだし、もう少しアリスちゃんにも懐いてほしいけどね…)
(念のためにスキルでロリーヌさんが優梨さんに抱く百合度を測定して置いたんですよ。)
(いつの間に…?)
(そしたら驚きの結果が出ました!なんとすでに♡の数が5つだったんです!)
(それって確か…?)
(百合度100%!優梨さんが好きすぎてたまらない段階にいるんです!)
(告白されてるからね…そうじゃないかとは思ってたよ…)
(後は優梨さんの気持ち次第ですね。アリスさんと同じぐらいロリーヌさんを好きになれば、両想いになって、百合パワー覚醒状態をロリーヌさんとも出来るようになるはずです!)
(百合パワー覚醒状態をロリーヌちゃんとも…?)
(期待してますよ!目指せ百合ハーレム!)
(ハーレムって!)
とにかくメグ少佐とララの結婚式は大成功したのだった。
«えへへ。»
『メグたん。よかったね。』