表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合パワーは最強なのです!!〜女子高生が与えられたスキル「百合を感じるたびに強くなる能力」で異世界を救うかもしれない話〜  作者: ぎゅうどん
百合で強くなる女子高生、最強チームでソウル大佐に戦いを挑んだ!編
130/177

108話 嫁にするっす。

ソウル大佐の暗示で操られたマナを救うべく、優梨達が作戦を開始したその頃…メグ少佐は深手を負ったララを近くの空き家に運び、必死に傷の手当をしていた。


「ハァハァ…ご迷惑かけて…申し訳ないっす…」


「しっかりしてください!ララさん!」


「ハァハァ…ガハァッ…ガハァッ…」


(この感じ一刻の猶予もないはず…今、ララさんを救えるとしたら、私しか!)


「メグ少佐…?」


「いきなりで…すみませんが我慢してください…?」


「んぐっ。」


メグ少佐は迷わずにララにディープキスをした。


(わぁぁ…この子の精気も美味しい…)


(ファーストキスを奪われたっす…でも嫌じゃないな…むしろ…)


«ぷはぁ。»


「ハァハァ、メグ少佐…なぜキスを…?」


「私はサキュバスで…精気を頂く代わりに体を回復することが出来るんです…」


「そうなんですか…?」


すると刺し傷が徐々に塞がっていったのだった!


「もう大丈夫ですね…腹部の傷は完全に塞がりました…」


「本当だ!ありがとうっす!メグ少佐はユリ先輩達みたいに自分の命の恩人です!」


「そっそんな…」


「それに何だか不思議っす。力がどんどん漲ってくる気が…」


「それはですね…回復のほかにも魔力を一時的に上げる効果もあるからなんです…」


「魔力が上がるっすか!」


「えっええ…?」


「それって精気をあげたらあげた分だけ、魔力を上げてくれるってことですか!」


「まっまぁ…そうなりますね…?」


「メグ少佐!」


「えっ!?」


ララはメグ少佐の両肩を掴んで真っ直ぐに見つめた!


「もう一度、キスしてください!」


「どっどうしてですか!?」


「自分の精気ならいくらでもあげます!だから魔力を強くしてほしいっす!!」


「と言われましても…」


「ユリさん達のお役に立ちたいんっす!!」


「ユリさん達の…?」


「そうっす!マーガレット姉とマナさんを救ってあげたいんです!!」


「ララさん…」


「お願いっす!!」


(この目…彼女は本気なんだ…)


「わかりました…でもいいんですか…?精気をもらいすぎるとリスクがありますよ…?」

 

「まっまさか命が尽きるとか…?」


「そうじゃありません!」


「じゃあ、何ですか…?」


「人間がサキュバスに精気を吸われすぎると…そのサキュバスと契約したことになり…」


「契約ですか…?」


「はい…さらにその後…体の一部に紋章が刻まれて…私を見たら…体が火照ってるようになり、自我じゃ抑えきれないほどに… みっ淫らな気分になるんです…」


「それって催淫作用ってやつですか…?」


「そっそうです…聞いたらわかりましたよね…?そんなリスクを背負いたくなかったら…これ以上は…」


「わかったっす!それでも構わないんで、キスしてください!」


「話をちゃんと聞いてましたか!下手したらキスどころじゃ済まなくなりますよ!」


「別に構わないっす!君となら!」


「えっ…?」


「こんなに可愛い子となら大歓迎っす!」


「私が可愛い…?」


「はい!」


(そっそんな真っ直ぐな目で言わないで…)


メグ少佐の胸は高鳴った。


「だからお願いするっす!自分にみんなを守れる力をください!」


「いいでしょう…ただし、約束してください…?契約して、もし私に淫らな行為をしたら…その時とは…私を嫁にするって…?」

 

「はい、約束するっす!」


「本当ですか…?その場しのぎに言ってるとかじゃ…?」


「信じてください。絶対に嫁にするっすよ。」


「約束は必ず守ってください…?」


「はいっす!」


「じゃあ…」


メグ少佐は再びララにキスをした。しかし今度は意識したのか、顔を真っ赤にしていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ