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プロローグ(朝、目覚めたら…)

私、園咲優梨、高校一年生の女子はある朝、目覚めると自分の部屋のベッドじゃなくて見知らぬ森の中の木陰にいた。


「えっなんで!?私、どうして森の中にいるの!?

 昨日は確か…いつものように自分の部屋のベッドで眠りについたはず…なのに、どうして…」


(やっとお目覚めになりましたか!おはようございます!)


「えっ誰!?というかどこから話かけてるの!?

 私の近くには誰もいないはず…」


 私が驚いて、辺りをキョロキョロすると…


(あっすみません!私はあなたの近くにはいませんよ!テレパシーを使って、あなたの脳に直接話をしているので!)


「てっテレパシー?あなた一体、何者なの…?

 それにさっきあなた私がこの場所で目覚めるのを待ってたみたいに話かけてきたけど、私がどうして森の中で目覚めたのか、あなたは知ってるってことなの…?」


(えっ!優梨さん私のこと忘れちゃったんですか!

 昨日、会話したばかりじゃないですか!ひどいですよ〜シクシクッ…)


「えっ…そうなの…?私、昨日の記憶が曖昧なんだよね…?思い出そうとしても昨日はいつもみたいに自分の部屋のベッドで、眠りについたことぐらいしか思い出せなくて…?」


(そうなんですか?)


「なんかごめんね…?」


(いえいえ、優梨さんが謝る必要はないんです!

 そもそも異世界に召喚したのは私ですし、ですから謝る必要は…)

 

「ちょっちょっと待って!!

 今、あなた、私のことを異世界に召喚したって言わなかった…?」


(そうですよ?それが何か?)


「えっ…ということは私がいるここは異世界ってことなの…?」


(その通りです!)


「えっーーー!!?」


私はあまりの驚きについ大声で叫んでしまった。


「どっどうして私が異世界に!?というか、異世界に召喚って、小説とか漫画とかアニメだけの話じゃないの!?まさか本当に起こるなんて…あはは、あはは…きっとこれはまだ夢の中だな!自分の頬をつねってみればわかることだよね…えいっ!」

 

私は自分の頬をぐいっとつねった。


 「痛っ!!えっじゃあ…夢じゃないってこと…?」 


頬を何度つねっても変わらない風景に、私の頭の思考回路は電池切れのように完全にストップした。


「ポカーーン…」


(優梨さん、大丈夫ですか…?

 この今の状況飲み込めてますか…?)


「ほえっ…?あっうん、まぁなんとか…

 最初は驚いたけど、段々落ち着いてきたかも…」 


(そうですか?)


「100%納得したわけではないけどね…

 ふぅ…でもどうして私を異世界に召喚したの?

 敵から世界を救ってほしいとかいうことなら

 もっと私なんかより強そうな人を召喚したほうが良かったんじゃないの…?私なんて帰宅部だし、運動音痴で、自分で言うのもあれだけど、か弱い女の子だから全然、戦い向きじゃないと思うんだけど…?」


(ああ、その点なら心配ないですよ!あなたを召喚する時にあなたにある最強のスキルを与えておきましたから!)


「ほへ…?ある最強のスキルって…?」


(ふふん、その最強のスキルとはですね…)


「ゴクリッ…その最強のスキルとは…?」


(なんとそれは!あなた自身が百合を感じれば感じるほどそれが魔力パワーに変わるというスキルです!!)


「なっなっなっなっなんじゃそりゃぁぁーーーー!!?」


こうして私の前途多難…?な異世界を救う物語の幕が開けるのだった!



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[気になる点] 確かにそのタイトルは見覚えがある [一言] 作品を書き直すんですか?
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