ボイド
心の調和が乱れて体調も優れない
それは自分が起こしていることはわかっている
たぶん意識して調整すれば治る
でも治す気にならないことだってある
部屋の時計が遅れてることに気づいていても
なんとなくそのまま放っておく
そんな感じだ
投げやり
自暴自棄
空っぽ
空白
何もない
確かなものなんて存在しない
虚しくなる
全てが消えてもかまわない
明日が来なくてもいい
嘘ばかり
現実が色褪せて見える
音楽だけが心に響く
綺麗な周波数が痛くて
私の中に入った音が
涙にかわる
純度が高すぎると毒になる
なんとか存在している今の私には
強すぎて刺さる
きっかけは何だったかな
落ちてしまった後で考えても
そんなことどうでもいい
今はただ
死にたいばかりの心を保つだけ
疲れきった瀕死の私の心
蘇生
私の心は何度死ぬのだろう
その度に命も殺してしまおうかと思う
逃げてもいいんでしょう?
私の自由なのだから
自分が無力だと思い込まされていた頃は
死ぬことさえできないと苦しんでいた
今は
死なせてあげられる
死ぬほど傷ついた心
もう、いいよ
がんばらなくていいよ
辛かったねって
私の心を見送る
心は何度でも生き返る
不死鳥のように
だから体は殺さないで
命はひとつしかないから
心だけ死なせてあげて
しばらくは生きる屍だけど
そのうちに蘇るから
痛くても辛くても
もう平気
私の心は死んだのだから
私は一度死んだのだから
昨日までの私はもういない
悩まなくていい
苦しまなくていい
全て終わったこと
ユーレイになって現実を見ている
他人事のように見ている
かわいそうな私は死んでしまった
生まれ変わろう
新しい自分になる
何度だってやり直せる
もっと幸せな自分になる
私たちは永遠の存在
無償の愛でできている
尽きることない
唯一の真実
全てが幻でも
無償の愛だけは確かなもの
私は光
私は愛
私は真実
I am that I am
さあ
翼を広げて
もっと強く
もっと高く
至高へと
飛び立とう




