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500文字の○○

ドウシテ?

作者: 井村吉定

「いい加減にして!」


 この女うぜぇ。


 だいだいてめーが、家族がいなくて寂しいから彼氏の俺に一緒に部屋に住んでほしいって言ったんだろうが。


 俺は住んでやっている。それなのに、食器の片付けとか、洗濯とか、飼ってるインコの世話だとか、面倒なことさせようすんなよ。


 出てってやる!……と言いたいところだが、残念ながら金がない。今の俺はこいつに養われている状態だ。


「はいはい、わかったよ」

「もう……」


 まとまった金が手に入るまでは、言うことを聞くしかない。


 本当にめんどくさい奴だ。金だけ置いてどっかにいってくんねーかな……。




 ふふふ、俺はツイてる。マジで行方不明になりやがった。


 丁度いい。彼女の部屋から金目のものを拝借して、トンズラしよう。


「コンニチハ」


 部屋のどこからか、声が聞こえてきた。それは当然いなくなったあの女が発したものではなく、彼女が飼っていたインコが発したものだった。


 インコは人の言葉を覚えるらしい。会話できたりはしないが、ちゃんと聞き取れるレベルの言葉を喋るんだとか。


「イイカゲンニシテ!」


 気味が悪い。まるで本当に彼女から怒られてるみたいだ。


「ドウシテ? ドウシテワタシヲコロシタノ? ワタシイタカッタヨ」


 え?

最後まで読んでいただきありがとうました。

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[一言] さあ果たして冤罪なのか自分でやったのを覚えてないのか
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