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カフェの夢

駆け足ですが最終話です

「お帰りなさいませ、ご主人様」


私は、マリリカの夢の戸口に立ったシュリーデに向かってカーテシーをした。


店に入ろうとしたシュリーデは戸口でフリーズしている。


今日は“メイドカフェ”っぽい雰囲気でシュリーデをお出迎えしてみた。


シュリーデは無表情ながらも驚いているのか、戸口で少しオロオロしてから店内に入って来た。そんなシュリーデを見て小さく歓声を上げている女子達がいる。


実はマリリカの夢に新しい給仕の女の子が2人、入ってくれたのだ。最近はお客さんも増えてきたし、店長が思い切って求人を再開したらなんと、面接申込が殺到したらしい。


理由は、マリリカの夢を訪れる客…シュリーデを筆頭に、美形のお兄様が通っていると噂になっているらしい。そのお兄様達を一目見ようとバイト募集に女の子達が殺到したという訳なのだ。


「シュリーデ様はローズさんの旦那様だけどぉ~見ているだけでも興奮するよね!そう…綺麗な芸術品を見ているつもりよ!」


「そうよね!」


バート店長が面接をして雇っただけあって、新しい給仕の子達は陽気で明るい新人バイトさんなんだけど、何せ…推し活?>バイトに比重が置かれているみたいで、シュリーデの部下の軍人の方々がやって来る度にソワソワ…


なんだか可愛いな…と、バイトの女の子達を見ていると思う。


あれから、数ヶ月経ったがアエリカは大人しくなったようだ。もしかしたら私の知らない所で何か問題を起こしているかもしれないけれど、私には伝わってこない。


きっとシュリーデが配慮してくれているんだろうと思う。


結局、アエリカは男爵の所に妾として迎えられたと…ベリオリーガお兄様から聞いた。ララベルは田舎に療養という名目で引っ込んでしまった。


私の周りはゆったりと時間が流れている。マリリカの夢で給仕をしながら生活する毎日だ。


そうそうシュリーデは茶菓子店…カフェを経営したい、なんて本気なのかどうなのか分からないけれど、最近言い出し始めている。


でももしカフェをするなら…シュリーデと二人で内装から拘ったお店を始めたいな~と最近は思い始めている。


「いらっしゃいませ!」


今日もマリリカの夢で皆様をお越しをお待ちしております。

ご読了ありがとうございました

この話をもちまして、これからの新規掲載は別投稿サイトに投稿します

そちらでもお会い出来れば幸いです 

                浦かすみ

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