キャラクリ 2
少なめです
「それではまずはメニューと唱えてください」
「メニュー」
もう明らかにストレスと疲労がたまっている苦労人ピクシーに言われた通りにすると最初のスライドとはまた違ったスライドが出てきた。
「それはメニューボードです。そこから持ち物の確認やステータスの振り分けなどができます。ただ武器を取り出すときは利き手の前にスライドが出てくるのでそこだけは注意を。ではステータスの項目を押してください」
ポチッとな
―――――――――――――――――
PM ーーーーー
JOB ーーーーー
種族 ーーーーー
HP ーー
MP ーー
STR ーー
AGI ーー
VIT ーー
DEX ーー
LUK ーー
スキル
―――――――――――――――――
「ふーんなるほどなるほど」
思ってたのより項目が少ないな。これは。結構隠しステータスとかありそうだな。
「とりあえずステータスポイントを150ポイントほどあげますので振り分けてください。あと何も振り分けなければ強制的に1になります」
「ちなみに聞くけど振り分けといた方がいいステータスとかあるの?」
「フフッいいですね。皆さんなぜかこう言うことを聞かないのでね。私としては幸運値を上げておくのがお勧めです。」
「なぜ?」
「攻撃時のクリティカル判定は幸運値だよりです。器用値は生産には影響しますがは攻撃には影響しません。まぁ器用値が必要な武器などはありますが。あと、幸運値をあげておけばレアドロップがしやすくなります。この世界は装備が高ければいいと言うわけではありませんが上等なものの方がいいでしょう」
「なるへそ」
思ったより話すなこのピクシー。まぁこれで方針が決まったからいいけど
「よし、こんなもんか」
「どれどれ」
―――――――――――――――――
PM ーーーーー
LV 1
JOB ーーーーー
種族 ーーーーー
HP 30
MP 10
STR 35
AGI 40
VIT 1
DEX 5
LUK 30
スキル
―――――――――――――――――
「うーん、これ防御大丈夫ですか?私が言うのも何なんですがこれ八皇に会えば一撃ですよ」
「八皇?」
「あっやべっと思ったけどどうせ直ぐ知られるか。八皇とはこの世界における最強達です。移動していたり同じ場所にいたりとありますがまごうことなき絶対強者です」
「どれくらい強いんだ?」
「この世界に旅人がやってきて二年の月日がたちましたが未だに一体も倒されていないどころかまだ見つかっていないものまでいます」
「へー」
「緊張感ありませんね~その防御力じゃ善戦どころかすぐにやられるのに」
「いや関係無いと思うぞ」
「なぜ?」
「二年たってまだ倒せていないということは少なくとも圧倒的な何かがある訳だから、仮に防御特化にしてもやられる何かが。だからどうせ直ぐ倒されるなら紙装甲でもいいだろ」
「なるほど、まぁ考えがあるなら止めません。この世界のステータスは基礎身体能力への上乗せですし。では続きましてはスキルと職業をお選びください」
「へ?」
「?何ですか?」
「基礎身体能力への上乗せなの?ステータスって?」
「当り前じゃないですか。いくら弱くても赤ちゃんに殴られて死ぬ人はいませんよ?赤ちゃんより遅くしか走れない人はいませんよ?」
「ちなみに基礎身体能力ってどれくらい?」
「一般的な成人の1,5倍くらいですかね?」
「十分あんじゃん。そん位あんなら大抵のことはできるぞ?」
「普通の人はその程度身体能力上がっても何もできませんからね」
「ああなる程」
「もう質問はございませんか?それではスキルと職業をお選びください。」
八皇はこの世界においてのトップ。
中には温厚なものもいれば、やっべぇ奴もいる。




