好奇心により
ここは日本。地球のどっかにある場所だ。俺は高校生、名前は相楽連という。
今日は休日だった。久しぶりに散歩に行こうと思い外に出た。今日の気温は24℃、最高だ。日光が眩しい。目がチカチカする。この日光が俺にとっての癒しだった。駅方面に向かって行こうと俺は歩き出した。
駅に向かう途中には様々な物に出会った。野良猫、近所のおばさん、招き猫の置物など。そういうのを見るのも俺にとっての癒しだ。
あれから一時間がたってようやく駅に着いた。俺は田舎なのか都会なのか分からない微妙なところにすんでいるから人がワーワーギャーギャーしててもちょっとだけびっくりするだけで終る。ちょっとびっくりするだけだから。
駅を歩いていると、妙に嫌な雰囲気が漂う路地裏を見つけた。俺は好奇心を抑えられず闇の中へと消えていった。
奥にはまた嫌な雰囲気が漂う路地裏、ではなく店?があった。中に入ってみる。真っ暗で何も見えない。見えないなら何も分からないなと思い店に背を向けると後ろからかすれた声が聞こえてきた。
「そこのお兄ちゃん、この椅子に座ってみなさいな」
後ろを振り向くと、さっきまでなかった椅子、机、占い用の水晶みたいなのがあった。そしてその水晶の奥にはフードを被った女の人らしき人がいた。
「さぁさぁ座んなさいな」
仕方がないので座った。これから何があるか分からんが一応運動部はやっていたから問題ないだろう。
「お主の願いを聞かせなさい」
いきなりすぎる質問に体がピクッってなった。なぜピクッてなったのかはただの俺の癖である。
「さぁ早く聞かせなさいな」
適当に答えとけばいいだろうと思ったが、俺には小さい頃なりたかった夢があった。
「不老不死になりたい」
願いを適当に聞いてそれから心理テストみたいな答えになるんだろうと俺は思っていた。
だがそれは違かった。
「お主の願い、しかと聞いたぞ」
ここから地獄の始まりだった。