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ダスト  作者: さがりばな
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不燃ゴミ


俺はゴミだ。


だがまだ燃やされていない。

何故なら燃やす価値も無いからだ。


だから不燃物らしく生きる事にした。

人は生産的に生きない事が難しい。

メシを食わきゃ死ぬ。

金が無きゃメシが食えない。

仕事をしなきゃ金が無い。


みんな知ってる事でみんなしてる事だ。

つまり何が言いたいかと言うと俺はただのニートって事なんだな。






特にいじめられた事もなければ挫折を味わったわけでもない、ただ何もしないだけだ。もちろん鬱病って事も無いし親に当たり散らす事もない。

ただただ何もしないのだ。

アニメも見ない、ゲームもしない、テレビも見ない。

映画音楽スポーツギャンブル女、どれも興味が湧かない。


でも一つだけあった、植物をひたすら見るって事。

理由は単純で、俺とは真逆の存在だから。

在るだけでいい植物は在るだけで邪魔な存在を否定してくれてる気がして。






そろそろ本題に入ろうか。

就職が決まったので今はただまったりしていただけだったりする。

友達の紹介でゴミ収集の仕事だ。

給料もまあまあいいし、俺にお似合いの職業だと思って試しに面接行ったら受かってしまった。


受かって断るのも面倒だったからしょうがない。









思えばこの就職が俺の最大の転機だったのだろう。


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