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『Outside』

「ようこそ!」


 そういって始まったのがこのゲーム。僕たちはあの日、このSTG、『Inside』に手を出した。

 このゲームは説明書いわく殺人が可能な、いわゆるR18に指定されるゲームだと書いてある。そのゲームをやるということは、僕たちの年齢なんて察しがつくだろうが。相方は一つ下だからちょっとやっては駄目なゲームなのだが。

「アレン! そっち一人行ったよ!」

「了解」

 そういわれて、スコープを覗いてみれば、映ったのは大柄の男性。運がないのかそれとも馬鹿なのか、僕に頭を差し出すような形で地面に伏せているではないか。

「クリア」

 そう僕がつぶやいたのと同時、短く小さな銃声とともに、男は頭から血を噴き出した。


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