2/7
プロローグ 下
いったい私はどうすればいいんだろう?
18歳を向かえてだいたい二ヶ月くらい。
大学生になってからもコイビトのコの字も全く手に触れられていない。
自分に問題があるのは分かりたくなくても分かっている。
そんなことを考えながら、一本の路地を一人歩く。
物心のついたくらいの頃に、今は亡き両親からテーブルをはさみ告げられた。
『私は、他の人とは別』なのだと。その頃まだ小学生だった私は、小学生の間は言わないでほしかったと思っていた。実際、言われたときすぐには言葉の意味が分からなかったけど、小学生の間には少なくとも『別』だということは分かってしまった。
今になっては、はっきりとその類のことは理解している。
こんなフウに生んだ親のことに恨むことはしない、寧ろ今は両親に会って何か、何でもいいから話したいことを、普通の家族のように茶の間ででも、何かくだらないことでも良いから話したい。
ジワジワと何かが心の中をシンショクしてくるような感覚がおそい、何故か目が潤み始めて、視界が徐々にぼやけ始める。
かと思った途端、それはちょうど左右に分かれた道に出たときでした………………。




