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#8 君の正体

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「クラスの陰キャの僕の気になるあの子は作家!?」をどうぞ!

昭雄が瀬千賀に告白した!そして瀬千賀はその告白をオッケーした。

めでたくカップルがここに誕生したのであった。そして僕たちは

すぐにトイレから戻ったふりをして2人のところに行った。

奈美子「ただいま~。あれなんか2人ともどうした?」

僕「ほんとうだ!なんでかなぁ~?」

僕たちが2人がそういって少しからかうと2人はそろって

昭雄・瀬千賀「なっ......なんでもない!!!」

僕たちは2人が同時に言ったことで大爆笑した。

昭雄「なっ.......なんだよ。」

僕「ごめん。ごめん。つい面白くて......」

僕はそう言いつつもまだ笑っていた。そして奈美子さんが

奈美子「本当に面白いわね。もう2人のこと知ってるから自由にしていいよ。」

奈美子さんがそういうと今度は昭雄と瀬千賀はちょっと気まずそうにして

瀬千賀「えっ?あっ.....昭雄、頼んでいたの?」

昭雄「瀬千賀こそ......頼んだの?」

瀬千賀「まぁ.......そうだけど......」

昭雄「実は俺も......」

僕「2人ともお互いに好きだったんだよ。」

奈美子「そうだよ。浩紀の言う通りだ。それで付き合いたくて私たちに

    相談してきたんだろう。」

昭雄と瀬千賀は奈美子さんの言葉に頷いていた。

僕「だったらよかったね!めでたくここにカップルが誕生しました!」

奈美子「2人ともおめでとう~!」

僕たちの言葉に2人は顔を見合わせて照れていた。

そして帰るときには僕たち2人が昭雄と瀬千賀に質問攻めをする形になった。

"陰キャ"の僕は今までこういう体験はなかったのでかなり新鮮だった。

僕たちの質問に対し2人は恥ずかしさを見せながら答えていた。

質問をしていると僕は奈美子さんと付き合えたらこんな風になるのかなと

心の中で思っていた。そしてチラッと奈美子さんの顔を見る。すると

奈美子「ん?どうした?浩紀?」

僕「なっ.......なんでもないよ!」

僕は赤く染まった顔を見られないように顔をそむけた。

昭雄「あれっ?顔赤いねぇ~。」

と昭雄がすごく意味深な発言をして奈美子さんは僕の方を見たので

より一層赤く染まっていった。しかし赤い夕陽のおかげで奈美子さんには

ばれることなく過ごすことができた。

そして最初の待ち合わせ場所につくと

奈美子「今日は楽しかったよ!ありがとう!それじゃあまたね~!」

昭雄「うん。俺も楽しめた。それに......かっ......彼女もできたし.......」

瀬千賀「わっ........私も楽しめたよ!今日で夢がかなったし.......」

僕「とにかく2人が付き合ってよかったよ。そして僕も楽しかった!」

とそれぞれ今日の感想を言って、分かれた。と言っても昭雄は瀬千賀を

送っていくとなったので昭雄と瀬千賀は一緒だ。そして僕は

奈美子さんと帰る道が一緒なので奈美子さんといる。

正直、心臓がどうにかなってしまいそう。すると

奈美子「本当に、今日楽しかった!ありがとう!」

僕「ぼっ......僕も楽しかったよ。あっ......ありがとう。」

話はそこで途切れてしまったけど、僕の眼中には奈美子さんしかなかった。

夕陽に照らされてより顔の美しさが引き立っている。自分で言うのも

なんだが完全に僕は奈美子さんに惚れている。そして徐々に僕の家が

近づいてきた。僕は意を決して

僕「あっ.......あの..........奈美子さん!」

奈美子「ん?なに?」

僕は緊張で足ががくがくとなっていた。

僕「あっ.......あの.........すっ..........」

言うんだ僕。頑張れ。

僕「そのっ........また誘ってください!」

奈美子「うん!またあそぼ!またねぇ~!」

僕はそう言って奈美子さんとわかれて玄関に座り込んだ。「はぁ~」

なんで僕はこんなんなのだ.......とため息をついていた。今日の昭雄と瀬千賀を

見ていて僕もあんな風なカップルになりたいと思った。そして意を決して

気持ちを伝えようとしたがチキンな僕は全く気持ちを伝えることができなかった。

そんな自分を僕は悔やんだ。とりあえず気持ちを切り替えようと僕は自分の部屋へ

向かった。そして片付けを済ませてお風呂も済ませて僕は小説サイトを開いた。

今日も「みこさん」の小説を読むことにした。最新話を読み進めてゆくと

見覚えのある様子が描かれていた。まるで今日の出来事を示すかのように

4人で出かけてそのうちの2人が気持ちを伝えてカップルになると。

本当に今日というか今さっき起こった出来事だ。忘れていたがこの小説は

ノンフィクションで「みこさん」が身近で起こったことを小説にしている。

今日の内容で僕の中でバラバラになっていてピースが全てはまった。

なんどもそうと思った奈美子さん=みこさんは本当なのだと。

そして僕は今までの小説を見返した。どれも奈美子さんの身近に行った

出来事だ。そしてこの作品はノンフィクション。つまり奈美子さんが

主人公の物語なのだと僕は初めて気が付いた。

読んでいただきありがとうございました!

感想など書いてもらえるとモチベが上がります!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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