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#7 デート?

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「クラスの陰キャの僕の気になるあの子は作家!?」をどうぞ!

4人で遊ぶという名のデート?が行われる当日。

陰キャの僕でもさすがにきっちりとした恰好で行こうとしたがなかなか良い

服がなかったためいつもの私服で行くことにした。

行く場所は4人で相談した結果、ゲーセンへ行くことになった。

決めたのは奈美子さんで、半ば強引に決めていた。もちろん僕は全然いいのだが

2人は渋々ながらもオッケーを出した。そして今日行くのだが

母「えっ!?浩紀が遊びに行くの!?」

と母が驚いていた。確かに、これまで友達という人がいない僕にとって「遊ぶ」と

いうこと自体が珍しかった。しかしそんなに驚かなくてもと思った。

そして僕は、待ち合わせ場所へ向かった。着くとすでに奈美子さんがいた。

奈美子「おっ!浩紀、おはよう!」

僕「おっ.....おはよう。」

奈美子さんとあいさつを済ませて2人が来るのを待った。

しかしその待っている時間が僕にとっては「苦」だった。"陰キャ"なので

話すネタなど持ってない.......だからこの沈黙の時間ができてしまった。

せっかくの2人きりなのだから何か話して仲を深めたい。しかし僕には

話しかけることのできるネタなどない.......そんな論争を頭の中で繰り広げていた。

しかし、僕が悩んでいる間に2人は仲良く到着した。

昭雄「おっ!2人ともおはよう!」

瀬千賀「おはよう~!」

奈美子「何々?2人で一緒にきちゃって......」

瀬千賀「えっ?だめだった?」

奈美子「ダメじゃないけど......」

瀬千賀「どうして?」

奈美子「はぁ~なんでもない!じゃあ行こうか!」

この2人の会話からどうやら瀬千賀は天然だと思った。

そんな言葉に昭雄は顔を真っ赤に染まっていた。僕は

僕「あれぇ~。昭雄、なんで顔赤いのかなぁ~?もしかして......」

昭雄「うっ......うるさい!お前、そういうキャラじゃなかったでしょ!」

僕「たっ......確かに。でもなんでかな?」

と少し昭雄をからかった。案外、昭雄をからかうと面白い。

すると今度は奈美子さんが耳打ちをしてきて、

奈美子「ほら浩紀、2人を前にするよ!」

僕「りょっ.....了解!」

そしてすぐに僕たちは2人を前にした。すると

瀬千賀「えっ?」

奈美子「?どうしたの?」

瀬千賀「なんでもない.....」

瀬千賀もうれしいのか昭雄と隣を嫌がることはなかった。

そして何気に僕は、奈美子さんの隣になっているため僕も嬉しかった。

つい、僕がにやけていると前から見ていた昭雄が

昭雄「ふっ......なににやけているの?」

僕「なっ......にっ.......にやけてないし!」

つい、声が大きくなりすぎて隣にいる奈美子さんに聞こえてしまった。

奈美子「ふふっ.......浩紀、かわいいところあるね。」

と笑いながら言っていた。今度は僕の顔が真っ赤に染まった。

そんなことをしているうちにゲーセンにやってきた。

僕たちは、早速ゲームをやり始めた。1人でやるものはさすがにもったいない

ので2人以上でできるゲームを探して、行った。そしてそれをやるこの2人姿は

誰から見てもカップルそのものだった。ところどころその2人の様子を見て

僕たち2人は笑っていた。そしてあっという間に時間は過ぎてゆき、時刻は

4時を回ろうとしていた。そろそろ時間になったということがあり僕たちは

帰る準備をしていた。すると昭雄がこっそりと

昭雄「なぁ........手伝ってくれるか?」

僕「なにを?」

昭雄「その察してくれよ......言うの!」

僕「そういうこと!いいよ!じゃあ自然な形で僕たちがいなくなるよ。」

僕のその言葉に昭雄は「えっ?」とあっけに取られていたが僕はすぐに

奈美子さんに伝えて協力することにした。

僕「帰る前にちょっとトイレ行ってくる。」

奈美子「わっ......私もちょっと行ってくる!」

少し演技力を上げた方がいいレベルのものだったが、天然な瀬千賀には

わからなかったようで、普通に「わかった~」と言っていた。

そして僕たちはトイレ方面にある壁に隠れて、2人の様子をうかがった。

しかし2人とも会話はなかった。なんでだよ~と僕たちが思っていると、

昭雄「なぁ......瀬千賀......」

瀬千賀「?なに?」

昭雄「その.......驚かずに聞いてほしいんだけど.....」

瀬千賀「ふふっ......なによ。改まって.......」

昭雄「その.......あの........えっと.......」

昭雄はなかなか一言が踏み出せず"陰キャ"のような感じになっていた。

僕たちは「がんばれ!」と祈りながら.....すると

昭雄「.......すっ.......好きでした!よかったらお付き合いしてください!」

「言った!」と僕たちは顔を見合わせた。そして今度は瀬千賀の番だ。

瀬千賀「えっ?あっ.....あの.......」

少し沈黙が流れた後

瀬千賀「よっ......よろしくお願いします!」

夕日は2人の表情を描くかのように赤く染まっていた。

読んでいただきありがとうございました!

コメントや感想などお願いします!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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