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#6 決定的な証拠

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「クラスの陰キャの僕の気になるあの子は作家!?」をどうぞ!

今日も何事もなく一日を終えて僕は趣味の読書に入り浸っていた。

今日も「みこさん」の小説を読んでいた。話していると「みこさん」は

恋愛経験が0なのに僕個人としての感想は素晴らしい恋愛小説を書いて

いて、すごいと思った。それとテストについて聞くと衝撃な事実を知った。

なんとか塾を回避した「みこさん」は勉強を教えてもらった子の順位が

落ちていたことを僕に話した。そして「みこさん」には到底かなうほどの

点数ではないと聞いた。ここの時点で僕は疑いが確信になった。

みこさん=奈美子さんということが。最初は単なる偶然と思いこんでいたが

今までの話を聞くと全て奈美子さんとの会話が成立する。それで僕はわかった。

しかし疑問に思ったのは陽キャな奈美子さんがこのようなジャンルの小説を書ける

かという点だ。でもこれまでの会話は一致する。

疑問に思った点以外は全て奈美子さんだ。しかし"陰キャ"である僕には

それが本当かどうか本人に確認することは難しい。他のやつに相談すると

色々面倒なことになることから僕は結論付けた。

そして翌日.......

昭雄「おはよう!浩紀!」

僕は人生で初めて親以外に「おはよう」を言ってもらったのかもしれない。

僕「おっ.....おはよう!昭雄!」

昭雄「なんだ?そのぎこちない挨拶。さてはあまりこういうことに

   慣れていないんだろ?」

僕「なっ....なんで.....わかったの?」

昭雄「まぁ、お前の"陰キャ"感からそういうことかなと思っただけ.......」

僕は何とも言えない状態だった。すると奈美子さんが入ってきた。

昭雄「おっ!奈美子が来た!じゃあ浩紀、行ってこい!」

と昭雄は冗談めかしに僕を押した。そして僕は奈美子さんとぶつかった。

奈美子「ごめん。って浩紀!?大丈夫?」

僕「うっ.....うん。大丈夫。僕もぶつかってごめん。」

奈美子「大丈夫だよ。私もごめんね。」

僕はそのあとすぐに奈美子さんから離れ昭雄のところへ戻った。

僕「ちょっと!昭雄なにするんだよ!」

昭雄「ごめんごめん。ついうっかり。でもしゃべる口実ができたから!」

僕「そっ.......そういうことじゃない!」

なんて言いながらどこか嬉しい自分がいた。

昭雄「そういえば浩紀ってもう少し"陰キャ"感なかったっけ?」

僕「陰キャ感って......」

ため息をついた。しかし昭雄の言う通り、僕は以前より陰キャ感が

少なくなったと感じる。なんでだろう?と思ってると、

昭雄「多分、奈美子と積極的に話すことが多くなったからじゃない?」

僕「どうだろう?」

でも確かに、奈美子さんとしゃべるようになってからのような気がした。

昭雄「このまま、喋りまくって"陽キャ"になったらどうだ?

   ひょっとしたら付き合えるかもしれないぞ!」

僕は「付き合える」という単語に反応してびっくりした。

僕「でも、僕なんかが付き合ったら奈美子さん、迷惑だと思う.......」

昭雄「そんなことないと思うぞ?」

僕「えっ?なんで?」

昭雄「いや、だって.......やっぱりなんでもない!」

彼は途中で何かを言いかけたがやめてしまったため聞き取れなかった。

僕「なんだよ!きっ.....気になるよ!」

昭雄「いや、とりあえずそのままアタックしつづけろ!」

僕「ねぇ、なんで昭雄はそんなに僕の恋を応援してくれるの?」

昭雄「えっ?まぁ、幸せになってほしいから。」

と照れ隠ししながら言っていた。

僕「ありがとう!」

昭雄「おう!頑張れよ!」

そんなこんなで昭雄と話をして自分の席へ戻った。すると

奈美子「ねぇ~浩紀、一緒に遊ばない?」

僕「えっ?えっ?えっ?~」

僕は「えっ」しか言えなくなっていた。

奈美子「ダメかな?」

僕「全然!ダメじゃないよ!むしろこっちからお願いしたいくらい。」

奈美子「よかった!ねぇあの2人誘っていい?」

僕「あの2人って?」

奈美子「えっ?知らないの?」

僕「ごっ.....ごめん。多分、知らないと思う.....」

奈美子「そっか.....えっとね、昭雄と瀬千賀(せちか)の2人のこと。」

奈美子さんは2人の名前を挙げた。

僕「その2人がどうしたの?」

奈美子「ほんと、鈍感だよね。2人は両・想・いなの!」

僕はそこで言われ初めて知った。

僕「えっ!?そうなの?」

奈美子「うん。だから浩紀、昭雄と仲いいでしょ。」

僕「うん。まぁ.....そうだけど」

奈美子「それで誘ってくれない?」

僕「わかった!」

欲を言えば僕は奈美子さんと2人で行きたかったけど今回の遊ぶ目的は

2人をくっつけるためのものだった。

奈美子「じゃあ、よろしくね~!」

僕は奈美子さんが友達思いということをさらに知った。

その後、すぐに昭雄に話すと快く了承してくれた。

昭雄「しかし2人の間に俺がいて邪魔じゃないか?」

昭雄には瀬千賀が来ることを言っていないからそう思うだろう。

僕「だっ.......大丈夫だよ!サポートしてくれればいいから!」

僕はそうウソをついて、僕を含めた4人で遊ぶことになった。

読んでいただきありがとうございました!

感想などドシドシ受け付けています!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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