表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/23

#5 問い詰め

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「クラスの陰キャの僕の気になるあの子は作家」をどうぞ!

これからも友達としていてくれる奈美子さんに感謝だ。もちろん好きな子って

いうこともあるが、陰キャである僕には如何せん友達が全くいないからだ。

嬉しくなって自分の部屋へ戻ろうとすると母に

母「うれしそうだね。今着た子とかかしら?」

と言っていたが恥ずかしくてそそくさと自分の部屋へ戻った。

そして僕の数少ない趣味である、恋愛小説を見た。そして小説投稿サイトの方も

「みこさん」が今日でテストを終えて、投稿を再開するとのことだ。本当に

僕の通っている日程と同じで奈美子さん=みこさんという疑問が深まるばかりだ。

そしてみこさんのプロフ画面にとぶと新しく公開されている小説を読んだ。

テスト明けでも本当に良い作品を書いてくださっている。そして読み終わり

僕はみこさんに今回の作品の感想をメッセージで伝えた。

「みこさん1週間ぶりです!小説読ませてもらいました!今回も

 考えさせられるような小説でよかったです!これからも頑張ってください!」

「感想ありがとうございます!テスト疲れました(笑)テストどうでしたか?」

「僕の方はまあまあだと思います。なんとか塾回避できますか?」

「どうでしょう......でも教えてもらったのでかなりいいと思います!」

「おぉ~!勉強も小説投稿も頑張ってください!」

僕はそう言って小説サイトを閉じた。本当に奈美子さんとみこさんが僕の中で

引っ付いていく。しかしそれが絶対だとは僕にはまだ思えない。

単に人違いだったらと思いなかなか踏み出せない。

そして翌日......今日は昨日のテストが返却される日。今回も頑張ったからお願いと

僕は祈りながらテストをもらった。結果は......学年総合順位 10/257。

他の人から見たら高いと思われるけど僕はかなり順位が落ち込んだ。自慢では

ないけど前回は3位だったため下がった。それどころではない。ずっと1桁台を

キープしてきたのだが今回初めて2桁に入ってしまった。

本当に、これを語ると嫌味と言われそうだが......そして視線を奈美子さんに向けると

にっこりと笑っていた。僕に気づいたのか彼女はピースして笑った。

おそらく、塾を回避できたのであろう。僕は彼女の行動に心を打たれていた。

「可愛すぎる.....」と。誰が言ってもキモイと思うかもしれないが僕は心の中で

呟いた。ますます彼女を好きになっていく。

そしてその日の夜、メッセージで

奈美子【浩紀のおかげでめちゃくちゃ点数上がった!ありがとう!】

浩紀【どういたしまして。塾回避できた?】

奈美子【もちろん!で浩紀はどうだった.....?】

浩紀【僕は下がったよ。3位から10位に。】

奈美子【なにそれ、嫌味?】

浩紀【いっ.....嫌味に聞こえていたらごめん。そんなつもりじゃない。】

奈美子【ふふっ。かわいい......】

僕は奈美子さんの一文で顔が赤く染まった。

奈美子【お~い。ごめんって......浩紀~】

浩紀【大丈夫。】

僕はそう返信するだけで精一杯だった。

奈美子【落ちたっていったけどもしかして私のせい?】

浩紀【えっ?なんで?】

奈美子【だって教えてもらって浩紀の勉強時間が減るから.....】

浩紀【そういうこと。大丈夫。僕が普通に勉強怠っただけだから。】

奈美子【ならいいけど.....でもなんとか塾回避できたよ。ありがとう!】

僕は2度顔を赤くしてしまった。改めてお礼を言われるとうれしい。

そんなことを話して僕たちはメッセージを終わらせた。

そして翌日......僕は平穏な毎日を取り戻した......と思ったのもつかの間

休み時間にあまり話したことの無い昭雄(あきお)が話しかけてきた。

昭雄「なぁなぁ......浩紀.........奈美子となんかあったか?」

全く話したことないのになぜそんなになれなれしく言うのだろうか......

僕「いっ.....いや別にそんなこと......ないよ......」

昭雄「めちゃくちゃ怪しい......言っちゃ悪いが浩紀はドがつくほど陰キャ

   それに対して奈美子はドがつくほど陽キャ。そんな正反対の2人が

   話していたらそりゃあなんかあったか疑うにきまっている。」

僕はわかっていても"陰キャ"と言われて心が少し傷ついた。それと同時に

奈美子さんが周りからも陽キャとして認識されているため、僕と

かけ離れた存在に思えてきた。というのも昔からそうだが.....

僕「まっ.....まぁ.....なくはなかったけど.....」

すると昭雄は食い気味に

昭雄「ほんとか!?どんなことだ。これから応援してやるから。」

僕は応援という言葉につられてしまいこれまでのことを話した。

昭雄「そんなことがあったのか.......驚きだな。」

僕はその間黙っていることしかできなかった。

昭雄「教えてくれてありがとう!これからよろしくな!」

彼は手を差し出してきた、それに僕は躊躇しながらも

僕「うん!これからよろしく!!」

と新しい友達ができたことをうれしく思っていた。

読んでいただきありがとうございました!

感想など書いていただけるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう。アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ