9話
「なに、俺ダークエルフじゃなくてサキュバスになったの?最後の()を見るに、閨房術取得からの流れは絶対管理人の悪ふざけだろ...。はぁ、もういいや。隠蔽でステータス画面隠せるかな?はは、なんで俺、さっきから一人で突っ込みいれてんだろうね?」うん、スキルや称号隠せるし、変更もできるみたいだ。
名前 シルエッティー 性別 女
種族 人族 年齢 23
職業 無職 レベル 51
体力:B 魔力量:C(B)
防御力:B(A) 敏捷:A(S)
知力:B(A) 器用度:A
スキルポイント 0
取得スキル 錬金クラフト【劣】 罠解除7 隠蔽3
体術8 杖術5 投擲6 腕力2 交渉5
属性魔法 風2 土4
生活魔法6 魔力操作7 魔力感知8
再生MAX
こんな具合にしてみたけど、誤魔化せるかな?指標がないから分からない。まあ、隠蔽8先生に期待したい。
よし、逃げっかね!外の気配を窺うと戦いの音は止んでいる。大きな魔力が一つ離れて存在。その近くにばらばらの大きさの弱弱しく明滅する魔力を感知。どっちが勝ったんだろうね?と思いながら行きがけの駄賃とばかり女性の亡骸共々小屋の中身をアイテムボックスにぶち込んだ。いや、見も知らないけど、同部屋だったみたいだし、あとで、ちゃんとキレイにしてから弔ってあげようかと...。
げぇっ!、大きな魔力の持ち主が、こっちにすっ飛んでくる。なんに反応したんだ?隠蔽先生出番です。
バキバキッ!壁が、破壊された音と共にアラクネが顔をのぞかせた。
戦うしかないのか?身構える俺を見ても、アラクネは、こちらを見つめたまま動かない。正直、感情がなにも浮かんでいない10の目でこちらを見つめられると、怖さしかない。
「ソコに隠れているニンゲン、姿を現セ。出てこないのデあれば攻撃スル!」そう言いながらアクネラは手に持つ槍と盾を構えた。
うわぁ、こちらの言葉を話し、問答無用で襲い掛かってこない知性があるってことは、上位種じゃん!まだ、どこまで動けるか検証してないから、戦って勝てるとは思えん、ましてや、無傷で逃げれないだろうなぁ。交渉さん仕事してね。いつでも動けるように身構えながら隠蔽を解く。
「ホウ、変わった色のニンゲンダな。エルフデモあるまいニ。コンナ森の奥で何をシていル?」
「変わった色ですか?変わってない色の人間って...。」
「見たコトガあるニンゲンの肌ハ、もっと白いゾ。ソれこソ、雪のようにシロいものモおる。髪と眼のリョウホウ黒いものは見たことモない。で、ナニをシていた?シツモンに答えてやっタカラにはこちらのシツモンに答えロ!」
「オークに襲われ、捕まっていました。入口で争いが起きたので、それに乗じて逃げる算段を立てていたところなんです。私、このままいってもいいですか?」
「まあ、マテ、ニンゲン。ワタシをスコシ手伝え。代りニ森の外マデ案内シテやる。」
「案内は助かります。が、あなたの手伝いですか?何をすればいいのでしょう?」
「コノ集落の建物をマワッテ、オークの仔を孕んデいるメスをツレテ来い。サイアク、シンデても構わん。タテモノに入るのにイチイチ壁を壊すのはメンドウダ。」
嫌な予感する。ものすごく嫌な予感がするが、ここは弱肉強食の掟。弱者な俺は了承する。
「ここに連れてこればいいんですかね?」
「ソウダ。マッテいるゾ。」
さっそく、隣の小屋から順番にみてまわる。万が一、囚われ人が、俺を見て暴れられても面倒だから隠蔽を使う。あと、使えそうなものはアイテムボックスにそっと収納するつもりだ。
捕らえられている女性は4人。内1人が獣人?犬耳と尻尾があった。初めて見たけどわくわくはなかった。だって、皆、妊娠しており正気を完全に失っているからね。そっと近づき意識を刈って、運び出す。
他はイノシシのメスが10頭いたがいずれも瀕死で運び出せない。というか触りたくない。お腹押さえた途端出産の危機になるかもしれんし。というわけで、小屋を収納しました。後は、アラクネに任せることに。
全部の小屋を調べた結果、アラクネ依頼分はさっきの結果だ。後は死体多数。商隊でも襲ったのか木箱が多数積み上げられた小屋があったが、今は俺のアイテムボックスの中だ。アラクネを呼びに行くと彼女の足元には4つの繭玉が...。思わず凝視したら
「殺してナイゾ。コイツラには腹の仔ヲ生んでモラウからな。生んだ後モチャンとシヌまで里でセワをするから安心シロ。で、コイツラだけか?」
イノシシの状態を話しして、あとは任せることを説明した。




