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本編 3話

大きな建物の前で立ち止まった。


「こちらが、ギルドの建物になります。入口が3つありますが、手前から冒険者、商業、生産のそれぞれのギルドの入り口になります。また、このような統合ギルド型はこの都市から始まったといわれており、我々住人の誇りとなっています。では、シルエッティさんどちらのギルドに登録しますか?」

 「質問が...。物を売る場合は商業ギルドに登録してないと駄目だと言われましたが、個人売買の場合は?それと生産ギルドの役割が良く分かりません。」

 「個人売買の場合はケースバイケースですね。基本的には継続的又は規模が大きいものについてはギルドを通さないと危ないですが、単発的かつ規模の小さいものについては当事者同士の責任の下認められています。例えばシルエッティさんが手に入れたポーション30本を私に売るのはO.K.なんですが、継続的にポーションを10本売るのはOUTです。ギルドを通して契約しなければなりません。

 それと、生産ギルドの役割は、生産職の教育育成及び守護ですかね。職人を目指す方々への技術指導、商業ギルドと連携して不利にならないための契約書の読み方、結び方の教育指導、依頼を通しての生産物の偏りを減らし、価格の維持に努めたりしていますよ。」

 「つまり、作ったものを継続して、又は大量に売る場合は、生産ギルドと商業ギルドに登録しなければならないし、ダンジョン潜るためには冒険者ギルドにも登録しなければならないんですね?私の場合は3つとも登録しなければいつの間にかギルドと対立...。ってことになりそうですね。」

 「商業ギルドは、登録料と年会費が必要になるので、今回は諦めていただけませんか?流石に私が年会費負担するのは...。」

 「あ、もちろんですよ。流石にそこまでお世話になるのは...。」年会費は、予想通り(テンプレ)。あわよくば、パルヒャーさんに負担してもらえないかな、なんて思ったことは秘密だ。

 「では、この時間帯なら、冒険者ギルドの方が空いてますのでそちらからまいりましょう。」


5人でぞろぞろと連れ立って冒険者ギルドへと入った。


 まず、目に飛び込んできたのは、ゲームや、ラノベの挿し絵に有ったような長いカウンターに等間隔で並ぶ窓口職員。ただ、残念ながら、おばちゃん、おっさん率が高い。ラノベでは若いB人しかいないことになってんのに...。その対面、入り口側の壁には依頼ボードが、多分受け手のランクで別れているのであろうが3つ、紙が無数に貼られた状態で設置されていた。エクサーの面々はそのまま依頼ボードの方に行ってしまった。パルヒャーさんは、恰幅のいいおばちゃんがいる窓口に行き懐から1枚の紙を取り出して

 「こちら、依頼達成報告です。それと新規登録をお願いできますか?」と声をかけていた。私も慌ててそちらに向かった。

 「いつもありがとうございます、パルヒャー様。Bランクパーティエクサーの達成と評価報告書ですね。承ります。あと、新規登録者はこちらの女性でよろしいでしょうか?」そう言って、おばちゃんは1枚の紙を取り出した。

 「はい、この方の登録になります。シルエッティさん、読み書きはできますか?」パルヒャーさんにそう聞かれ、そういえば…、と周りをキョロキョロして文字が読めるか確認した。うん、読めるし、書けそうな気もする。

 「読む方は大丈夫ですが、書く方は自信がないです。一度も書いたことないので...。」最後の方はこそっとパルヒャーさんに耳打ちした。パルヒャーさん、ちょっと驚いたのか、変な顔をしたまま固まっていが、数秒後にはなんか納得したのかいつもの表情になり

 「代筆しましょうか?」と尋ねてくれた。

 「とりあえず書いてみます。もしまちがえてたら、指摘してください。」そう言って私は、名前、スキルの欄を埋めた。出身地の欄…、どうするべ...。聞いてみっかな。

 「すいません、ここって空欄じゃ不味いですかね?」出身地の欄を指さしながら確認した。返答は公開できるところまで書けばよい、冒険者票を作る際の目安だからとのこと。内心、この世界の身分証って...。と思っていたのだが、それが顔に出たのかおばちゃんに

 「あんたには、身分保障してくれているパルヒャーさんがいるからそれでいいんだよ、居ない奴にはキッチリ書いてもらうんさ。」と言われ、紙を取り上げられた。

 「これで冒険者登録しても大丈夫だね?使えないスキルとか書いてないだろうね?」

 その問いにうなずくと登録するから1万ppm用意してそこで待っているように言われた。2分ほどで登録が終わったようで、タグと針を手渡しながら、

 「あとは、このタグに血を1滴たらして、裏に名前とアテーサ所属、ランクEの文字が浮かび上がったら、あんたもE級冒険者さ。」と言ってきた。

 どうやら、このタグは1種の魔道具になっているみたいなんだけど、色々誤魔化している身としてはドキドキだ。エラーにならないよね。不安になりながら一緒に手渡された針を持った。

すいません、更新時間しばらくランダムになります。

腰やっちゃたので、座り続けるのが辛くて…(´;ω;`)

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