1話
俺は今、まるで縄文時代の竪穴式住居のような小屋の中で、いわゆるファンタジーモノに登場するダークエロフ(ボンキュッボンですよ…)と一緒にいる。ただし、彼女は地べたに素っ裸で仰向けの状態で寝転がされ、目を見開き、天井をを見つめたまま身じろぎ一つしていない(ただの屍のようだ…と笑えないセルフ突っ込みを入れてみる)。なぜなら小屋の片隅には、人間だった物が3つ、4つ転がっているのが視界に入っているんだもの...。
俺は、「どうしてこうなったんらか?」深いため息と共に自問するしかなかった。
いや、どうしてかは説明(この世界の神様らしい人?から)は、受けたから理解っているけど納得が...。
新潟県のホームセンターに勤務していた俺は、その日もいつもの様に仕事終わりに、コンビニに寄って夕飯用の食糧とタバコそして昔、2〇時間働けますか!のキャッチコピーで有名だった栄養ドリンクを買って、店外の喫煙所へ向かった。
コンビニ店内からギリ、光が届く位の離れた薄暗い場所に設置されている灰皿の周囲には何やら先客がいる模様。
俺は、心の中で盛大に舌打ちしながら(だって、仕事終わりの一服は一人でゆっくりしたいじゃん)視線を向けると、高校生くらいのイケメン(勉強もスポーツもマルチに活躍してそう)と気の強そうな感じの金髪ギャル、そしてなんか頑張ってギャルに扮してしてます!って感じの中途半端な娘とこちらに背を向けるように3人と言い合っているアラフォーのおっさん(頭頂部の寂しさぐあいからいって)がいる。
おっさん、エンコウをネタに...などと心の中で呟きながら、タバコに火を着けまずは一服。
たばこのにおいが気に入らないのか、自分たちが陣取っている場所に無遠慮に踏み込んできたのが
気に入らないのか全員にらんできた。タバコが嫌なら灰皿のあるところで溜まってんじゃねえよと
にらみ返すと、おや、アラフォーだと思ってたおっさんは今日、定時で帰った1年先輩板越さん(26歳落ち武者ヘッドw)だったわ。向こうも気付いて、
「主任、お疲れ様です。今日は早く終わったんですね。」
「自分、とっとと帰るっけ、こん時間になったんらわ。まあ、板さんが残ってたら作業効率上がっから、まだノリノリで作業してっかもなぁ。んで、板さんなぁしてんて、0時過ぎてんに、未成年連れて」
中途半端な娘を指さしながら「いや、妹が遊びに...」
その時、4人の足元が急に輝きだし驚愕に包まれる中、俺の意識はブラックアウトした。




