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悪魔の契約 アラル=バラシンの章  作者: コロコロコロネ
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12章 謎の刺客

時は遡る。

アラルたちがカルモの寄合所から受け取った情報によりビラの洞窟へと向かい、地獄の日々を送っている頃の話。

「よく集まってくれた」

そう言葉を発する人物はこのカルモにおいて絶対の権力を持つ領主、バグダル=ソンプであった。そして、円卓のテーブルを囲むように座っているのはこのカルモにおいて上位に位置する闇組織のリーダーたち5人だった。

「最近、うちわでの争いが絶えないと聞いたが、それはまことか?」

バグダルの問いにカルモでの勢力が一番大きいと言われている闇組織オグエスのリーダー、ワンド=メイルが答える。

「この地においてこれだけの力を持った組織が5つもあれば、それは些か仕方のないことかと」

ワンドの言葉に納得しているのか、皆首を縦に振る。それにバグダルは口元を緩ませるのだった。

「そうか。だったら丁度いいかもしれんな。今回皆を集めたのはその争いを解消させるための1つの手段だ。領主としてきっちり仕事しないと、上に怒られてしまうからな」

バグダルはそう言い、「フッフッ」と小さく笑う。その言葉に集められた一同は顔をこわばらせ、その場に緊張感が漂う。誰かが、ここで切られるのではないかと一同は不安を抑えることができない。

「最近のアフサンの事情は既に知っているな?」

バグダルの言葉に皆は首を縦に振る。アフサンとはカルモの下に位置する隣町のことであり、現在、アフサンは前代未聞の混乱状態に陥っていたのだった。

その原因は氷の女王の襲来。

現在、その氷の女王はアフサンを通過してその奥に位置するムタラット神殿へと行ったのだとか。だが、アフサンの被害は尋常じゃない。氷の女王のせいで町人が次々と消滅させられていったらしい。最悪に対してここで討たなければというのがヘラレス王国の意志なのだとか。

それに先駆け、バグダルにも王命が下っていた。それはアフサンの救援。そのために現在皆はここへと集められていたのだった。

「これより1か月の猶予をお前たちに与える。その間に俺に献上する金を稼いで来い。手段はいとわない…、だがうちわでの争いだけは禁止とする。そして、そこで一番を勝ち取った者にはアフサンの領主という地位を与える」

バグダルの言葉に皆は難しい顔をしながら首を傾げる。そしてカルモにおいて2番目に大きな勢力を持つと言われる闇組織ラフォルズのリーダー、ベルジット=クラウンが口を開く。

「領主の地位と言われましても…、私たちはそんな資格は持ち合わせていませんし…、それに…、まだアフサンには領主がいるではありませんか」

ベルジットの言葉にバグダルはテーブルに肘をつき、気だるそうにその手で顔を支える。

「私はヘラレス王より王命を受けている。アフサンの救援…、分かるか?自軍を動かしアフサンに侵攻してよいということ…。それはアフサンを自由にしてよいということだ」

その言葉に一同はバグダルが言おうとしている真意を少しだけ理解するのであった。

「一番金を稼いだ組織には今回の侵攻において、大将をいう地位を授ける。負けた者は全て軍門に下り、この戦争においてのみ一切の抵抗を許さない。そして私の軍もその侵攻に手を貸す。制圧した後には、私が領主として必要であるスキル、【封魔のリング】を伝授してやる。アフサンにはその後干渉をしない、自由にするがよい」

バグダルの言葉に一同の目には火がともる。領地を得るということの意味。それを皆知らない訳ではない。その地において全てを己が思いのままできるということ。

「では、1か月後…、な」

バグダルの言葉と共に一同は一斉に立ち上がり勢いよく部屋を出て行ったのだった。それから1か月後、アフサンの領主としての権限は勢力第1位の闇組織オグエスが勝ち取ることとなった。

そしてバグダルたちは王命に従い、アフサンへと侵攻していった。アフサンの民、そして領主たちを蹂躙し、滅ぼしたのであった。そのまま、バグダルはワンドにアフサンを引き渡すと、その足でヘラレス王国へと向かったのであった。

「王よ、アフサンは氷の女王の侵攻により領主たちが全滅しておりました故、新しく領民を守るために私の方で領主を立てました。後はムタラット神殿に立てこもっていると言われる氷の女王を討つだけかと」

「ご苦労であった」

ヘラレス王の言葉にバグダルは深々と頭を下げ、カルモへと帰っていった。



アラルたちはメリオル―カルモ間の街道を歩いていた。と、木陰より何やら飛び出してくる。

「フォーティー=ロクサム、そしてアラル=バラシンだな。私はお前たちの追手として王命を受けたヘルジャス王国の4番隊隊長ローゼン=マグナだ。ここで部下の仇を討たせてもらう」

ローゼンはそう言うと拳を前に構えアラルたちとの距離を詰めだす。面倒くさそうな顔をするフォーティーを見てアラルが相手をするために一歩前に出る。だが、それ以上進めなかった。

「おい、サラン。俺の服が伸びるだろ」

サランはアラルの服を掴み、離そうとしない。

「時間の無駄なんだよ。相手も決まってるし、目的も決まってるならこんなところで遊んでる暇はないんだよ」

「じゃあ、どうする?ここで倒しておいた方が効率がいいだろうが」

少し気が立っているアラルにため息を吐くティーナ。

「アラルは少し冷静さを欠いていますね。思い出して下さい、指揮官は誰ですか?」

そんなティーナの言葉にアラルは「あっ…」と何やら思い出したかのようにサランを振り返るのであった。

「そういうところなんだよ」

サランはアラルと目が合うと、ワザとらしく大きなため息をつきやれやれと首を振るのだった。

アラルは無意識のうちにサランの両頬をつねっていた。

「確かに指揮官とは言ったが、そこまでけなされて怒らないとは言ってないからな」

「痛いから離すんだよ」

サランは涙目になりながらアラルにそう訴える。

【操糸】

向かってくるローゼンのことをフル無視して争っているアラルとサランにフォーティーはため息を吐きながら、選手交代と言わんばかりにローゼンの相手をする。

「はい、喧嘩は一旦中断して、逃げますよー。カルモの連中に目をつけられたらすんなり町を通過できなくなるからね」

フォーティーの言葉にアラルはサランから手を離しフォーティーに押される形でその場から走り去っていった。ローゼンはというと、フォーティーの【操糸】により近くの木に拘束されたのだった。

そしてアラルたちはカルモへと到着する。

「あっ、そうだ。洞窟でアイテムをほぼ消費したからここで少し買い足してもいいか?」

アラルの提案に皆は了承する。と、怪しい気配にアラルは鳥肌が立つのを感じる。

「そうなんだよ。縫いぐるみをラスパーにとられたから新しいのを買わなきゃなんだよ」

目をキラキラさせながらサランがアラルに訴えかける。

「落ち着いたらな」

そう言ってアラルはサランを軽くあしらう。

「ないと落ち着かないんだよ」

サランはさっさと逃げようとするアラルの腕をつねり、必死に食い下がる。

「いてっ…、やめろ。今は我慢しろよな」

アラルはつねられていない手でサランの頬をつねる。再びアラルとサランの醜い争いが始まったのであった。皆はやれやれと失笑を浮かべているのであった。

「私も縫いぐるみを買うというサランの提案に賛成なのです。サランの味方になってあげます」

そう言った人物はサランの頬からアラルの腕を引き剥がすと曲がらない方向に曲げだしたのだった。その光景を見て一同はフリーズした。

「やめろ、やめろ…。マジで…、千切れる」

「では、買うのですか?」

「買う、買う。すぐに買うから…」

その言葉に満足したのかその人物はアラルの腕から手を離したのだった。そして満足そうにサランにニッコリと笑顔を浮かべる。だが、笑顔を向けられたサランはというと、顔面蒼白になり皆と同様にフリーズしていたのだった。

「ら、ラスパー…」

「そうです。ラスパーなのです。もう忘れたのです?」

「い、いや…。そういうわけじゃ…。殺されたんじゃなかったのか?」

尻もちをついているアラルにそう問われるのだが、小首を傾げながらラスパーは訳が分からないという表情を作る。

「見てないのに何故そう思った、です?」

「デービルマジックが俺たちにそう告げに来たんだよ。赤の消滅は魂の消滅だって…」

アラルの言葉にラスパーは「ふっ」と笑い、ため息を吐く。

「それは嘘なのです。赤の消滅は魂の拘束。魂の消滅は黒の光?いや…、闇に包まれる感じなのです」

「何故そんな嘘を?」

「ただの暇つぶしだと思うのです。デービルマジックが本気を出しても私たちは殺せないのです。私たちにとっての最悪は魂を拘束されること。復活できずずっと待機状態になり、とてもストレスが溜まるのです」

「じゃあ、まだ生きてるってことなのか?」

「生きてるといえば…そうなのかもです。だけど、限りなく死んでいる方に近い状態なのです」

ラスパーのその言葉に以前話をした覇王の寺の主、ガビルとの会話を思い出す。

『限りなく存在していないようなものだ。』

これが恐らくは正解なのかもしれない。俺の血の主は誰かに拘束されている。だから、契約の際『俺を解放すること』という条件をつきつけたのかもしれない。


魂の拘束…。


難易度は相当上がった。実体がないものを捜すなんて限りなく不可能に近い。


『近づけば血が呼応する。』


奴はそう言っていた。つまりは古魔区へと行き、自分の感覚を頼りに捜し当てる以外に方法がないということなんだろう。

と、アラルが少し物思いに耽っていると、頭をコツンと叩かれる。

「どうしたのです?買いにいかないのなら本当に腕を引きちぎるのです」

ラスパーの言葉に急に現実へと引き戻されたアラルは、自分の安全を第一に考えラスパーとサランの縫いぐるみを優先して買いに行ったのだった。その後洞窟で消費したアイテムの補充も完了し、辺りは暗くなるのだった。とりあえずカルモで一泊し翌朝、ジシュアへと出発することに決まったのだった。

アラルとフォーティーとゼクスは夜町へと繰り出し、居酒屋へと行ったのだった。

「どうするんですか?ラスパーを連れて行くんですか?」

フォーティーの問いにアラルはため息を吐き酒を飲み干す。

「こちらから命令するのは無理だろうな。全員でなら戦闘になっても勝てるだろうが、犠牲者がでない保証がない」

「では、ラスパーは好きにさせる感じという訳だな」

ゼクスが結論を述べ、一同は自分たちの力のなさにため息を吐くのだった。

翌朝、カルモからジシュアへ向かう道中のこと。

「おい、ラスパー。お前は古魔区へ行く方法を知らないのか?」

アラルのその問いにラスパーは普通のトーンで回答する。「帰ろうと思えば今すぐにでも帰れるのです」と。まさかの返答に皆は唖然とする。

「じゃあ、今すぐ私たちを古魔区へ連れて行くことも可能なの?」

少し興奮ぎみにティーナがラスパーに問う。

「可能…なのです…」ラスパーはなぜか躊躇うように返答するのだった。感情のない棒読みのいつもの喋り方ではなかったことに違和感を感じるサラン。あの地獄にてずっとラスパーと行動していたからこそ感じる違和感。

「ラスパー、不都合でもあるの?」

サランの問いにラスパーはひとしきりの説明を行った。何故自分たちがそのようなことを聞いたのかと言えば、最優先はデービルマジックを倒すことだったのだから。

だが、ラスパー曰く、デービルマジックを倒すのであれば古魔区へ戻る前のこの地で倒すべきだったというのである。ラスパーはあの時の状況を見ていたはずなのに何故そのようなことを言うのか皆は疑問に思うのだが、その後の真実に一同は返す言葉を失うのだった。

この常魔区においてオリジナルは力の制限を受ける。元の10分の1までレベルダウンするのだった。だが、古魔区は違う。そのレベル消失のペナルティーが消えるのだから。故に今すぐに古魔区へと行けばレベル200万のデービルマジックを相手にするということなのだとか。因みに言うと古魔区に戻ったらラスパーはレベル50万なのだとか。現状5万そこそこで強くなった気でいたアラルたちは絶望という地の底に叩き落されたのだった。

現状から推測できる結論としては今すぐ古魔区へ行けばデービルマジックを倒すどころか、デービルマジックの殺気に触れただけで即死するだろうと言われた。何という不条理な暴力の世界。

この地であったとしてもレベル20万。だが、勝機はあったのだとか。この常魔区は3神と呼ばれるオリジナルが統治しているという。そしてこの地でのレベルの上限は10万。それを越えているデービルマジックは屋外でその力を使うことができないのだとか。使えば、たちまちに3神が現れ、消滅させられるのだから。3神は力の次元が違うのだとか。神の加護を受けているため、この地においてもレベルの消失が発生しない。そして何より、3神は過去の世界大戦において活躍した人物であり、そのレベルはデービルマジックをも軽く凌駕するのだった。そんな規格外と戦うことはただの自殺であり面白みの欠片もないのだとか。故にデービルマジックでさえ戦いは避けるのだとか。危険を感じればすぐに外に避難する、そういう戦い方をすれば、デービルマジックとの戦いにも勝機はあったと、今更ながらラスパーは力説したのだった。

仇討ちのビジョンを根底から覆されたアラルたちにはこの先をどう進めばいいのか全く分からない。恐らくは詰み、そういう話だった。

だが、心配いらないとラスパーは邪悪な笑みを浮かべるのだった。その理由を問いただすと、ラスパーは一言、お前たちの好きな修行をするのです――と答えたのだった。

その言葉にサランは泡を吹き、失神したのだった。そんなこんなでジシュアへと向かえない状態となり、再びカルモの宿舎へと戻るのだった。

宿舎へと戻る道中、またもやヘルジャス王国からの追手であるローゼンが戦いを挑んできた。だが、「邪魔な小娘、死ぬのです」とラスパーが言いつつ相手をしていた。そのことに不信感を募らせるアラル。一度負けたのならば普通は王国へと戻り、戦力を上げたうえで再戦するはず。そんな様子がないローゼン。『こいつは…まさか…』そう思ったアラルは殺そうとしていたラスパーを止め、アラルの考えを伝える。

「アラル、私は面白いことを考えたのです。後で合流するので皆は先に戻るのです」

ラスパーはそう言って皆を宿舎へと戻らせた。

「面白いことのきっかけに抜擢してあげるのです」

ラスパーはローゼンをボコボコにし、そう伝えたのだった。動くことすらできないローゼンを放置しその場を去っていったのだった。

そして宿舎へ戻るなり、ラスパー主催による行動計画が発表されるのだった。

まず最初に、このまま修行をしてもレベルは上がらないと一刀両断されたのだった。だが、そのラスパーの言葉には少し思い当たる節がある。アラルはリピットとの修行の最中、「何かお前、5万くらいからレベル上がりづらくなってきたな」と言われたことがあったのだ。

そのことを伝えると、ラスパーはニヤリと不敵な笑みを浮かべ、更に説明する。

このカルモは闇組織の巣窟なのでちょうどいいのだとか。ラスパーもそのアラルに起こっている現象については知らないのだった。だからこそなのだ。この地で一番デカい闇組織に力づくで聞けばいいのだ。きっと知っているはず。そう安易に考えるラスパーであった。

既にエサは撒いているそうなので、後は獲物が食いつくのを待つだけらしいのだった。



ベルジット=クラウンは自室で優雅に紅茶を飲んでいた。現在このカルモにおいて彼の組織は不動の1位となっていた。自分の采配がこうも見事にハマると気持ちよくて仕方ない。

少し前に行われたアフサンの領主を賭けたバグダルへの貢ぎ合戦。勝者はオグエスであった。オグエスは金銭に関しても戦力に関しても不動の1位だった。太刀打ちできない相手に挑むほどベルジットは脳筋ではない。序列2位だったベルジットはこの戦いにおいてオグエスをカルモから追い出し、自動的に1位の座につくという計画を遂行したのだった。他の組織もまたオグエス同様に貢いでおり、勢力的にはジリ貧まで落ちている。そんな中、ベルジットは一銭もバグダルに払わなかったのだ。戦わずしてカルモでの勢力争いに勝利したのだった。

勝利の美酒に酔いしれている最中、とある報告が入る。

「何だ、カント?」

彼はカント=モハール。ベルジット=クラウンがリーダーを務める闇組織、ラフォルズの幹部の一人である。

「少し面倒ごとになりそうなことが起きたんだ」

「ふむ、続けて」

そう言ってベルジットはカントに話の続きを促す。奴隷売買のために拉致した奴らの中に1人何者かに操られている女がいたのだとか。ベルジットはその女を確認しに行く。そして笑ったのだった。彼女は大物の中の大物。ヘルジャス王国の4番隊隊長を務めるローゼン=マグナだった。

『ヘルジャス王国が何故こんな手の込んだことを…』

ベルジットは操られる女に問う。

「目的は何なんだい?国の再興のための資金でも貸してもらいたいのかな?」

陰でコソコソ。目的なんて明白だった。王国の民に不安を与えることなく国を再建しヘルジャス王国が折れていないことを証明したいのだろう、どうせ。見栄を張るためにわざわざこんな遠くまで金を借りに来るとはな。

「お前の知識を食わせろ。明日伺う。抵抗しなければ手出しすることもない」

女の言葉にベルジットの当初の考えが否定される。何故かは分からない、頭の中で危険と警笛を鳴らしているのだ。『黒幕はヘルジャス王国ではないのか?だとしたら誰だ?』

「俺にはどんなメリットがあるのかな?」

ベルジットの言葉にクックックと笑いだすローゼン。少しベルジットを不快にさせるその笑いの後、「生きることを許す」そう伝えられたのだった。その言葉に発狂しそうになったのだが、すぐにローゼンは糸が切れた人形のように意識を失い倒れこんだのだった。

「どうするんだ?」

カントの問いにベルジットはいいことを思いつくのだった。

「安易に行動するのは愚者の行いだ。俺たちは何もしない」

「でもよ、こいつをこのままここに置いとく訳にはいかないだろ?」

「そうだな。目的は俺たちなのか、もしくは誰でも良かったのか。まずはそこら辺から確かめることにしようか」

「ふーん」

カントにはベルジットが何を考えているのかまでは分からなかった。まぁ、カントにも分かることはある。ベルジットは頭脳派だ、ベルジットの指示に従っていれば全て上手くいく。それはこれまでの経験から自信を持って言えることであり、ベルジットは仲間から絶大の信頼を得ているのであった。

「まずは敵さんのシルエットでも剥がしてみますか」

ベルジットは不敵な笑みを浮かべながら、まだ見えない敵をどう料理するかを楽しんでいるのだった。


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