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異世界は神様からの贈り物  作者: skeleton
第一章 贈り物(ギフト)
9/10

エピローグ

エピローグです!


「次のニュースです。あの悲しい事件から40年が経ちました。」


「全国の高校生、教師が一斉に消えた事件。通称、神隠し事件。警察は今も捜索の手を緩めていませんが証拠が見当たらない様模です。」


「次のニュースです。近隣住人、21名殺した殺人犯、の死刑が執行されてこちらも40年が経ちました。遺族は未だに許せないとのことです。殺人犯の雨宮氏は。」


 ――――――――


 同時刻。


 獣人の森の神殿にて。


「ここはどこだよ!」


「先生、ここどこなんですか!?」


「みんな落ち着け!きっと助けがくる!」


「だまれー!!!」


 全員が静かになる。


 そこには猫耳をした屈強な男がいた。


「今日からお前達は戦士だ!そして、俺がお前達の王になる、獣王フェーレス。逆らう者は俺が殺す。」


「いきなり出てきて何言ってんだおっさん?殺すぞ?」


 金髪の少年が肩を振りながら向かってくる。


「聞いてんのかおい!!」


「お前は戦士に相応しくないな。」


「何言って.....」


 ドスッと鈍い音がした。少年の頭は無くなっていた。


「こうなりたく無かったら黙って俺に従え!」


 圧倒的存在に誰も逆らう者はいなかった。ただ1人を除いては。


 フェーレスの目にナイフが突き立てられる。


「グがぁあああああ!!いつの間にそこにいた貴様!!」


 フェーレスが殴りかかろうとすると、


「いいの?あんたを傷つけた優秀な僕を殺しても。多分、あんたが1番強い訳ではないでしょ。俺を殺したら上の人にあんたが殺されるんじゃないの?」


 ロングの黒髪をした少年は不気味にニヤリと笑った。


「安心してよ、僕は君たちの命令通りに動くよ。今のは君が強いかどうかテストしただけだよ。」


 ロングの黒髪の少年の不気味な笑い声が森中に響き渡る。


 ―――――――


 龍の渓谷にて。


「おいおい、ここどこやねん。」


「いきなり光った思ったら、こんな所やし。」


「せんせー、ここはどこですかー?」


「俺が分かるわけないやんけ。」


 強風が吹き荒れる。


「うっわ、風つよ。」


「おいおい、冗談キツいわ。上見てみ、龍おんで。」


 黒い龍が降りてきて、みるみる人の形になっていく。


「ようこそ異世界の者共。汝らがここに来た目的は、我らの武器となるためである。有無は言わせぬ。我についてこい。」


「これは面白そうになりそうやで。」


 赤毛の少年はこれから起きる出来事に胸を膨らまされていた。


 ―――――――


 魔の島の闘技場にて。


 大量の武器が地面に置かれている。


 観客席で魔族達が叫んでいる。


 そして闘技場には異世界転移してきた子供達がいる。


 ピエロの顔をした魔族が、マイクを持ち司会をし始めた。


「レディース・アンド・ジェントルメン。魔族の皆様大変長らくお待たせ致しました。今宵は素晴らしいショーの始まりです!」


 魔族達が叫ぶ。生徒達は恐怖に怯えている。一部の者達以外は。


「今からこの者達には殺し合いをして貰います。生き残れるのはなんと!先着10名です。この場にいる数は大体、1000人ぐらいですかね?それでは皆さん10人の中に入れるように頑張ってください!」


「こ、これはテレビのドッキリか?これはやりすぎだ!明らかにテレビの領域を超えているだろ!」


「あれ?中々始めませんね?それでは特別ルール追加です!」


「話を聞け!生徒にこんな事をして許されると思うなよ!」


「殺さない者は殺します。雷神槍。」


 ピエロの手から雷の槍が放出され、教師の胸を貫通する。


「武器を取り、殺し合ってください!生き残れるのは10人ですよ!武器は限りがあるので早いもの勝ちですよー。」


 そこからの風景はまさに地獄だった。


 魔族達の狂った笑い声が響く。


 ―――――――


「晴ここが私たちの家がある森、死の森だ!ちなみにこの森の魔物の危険度は弱くてBランクだから気をつけろよ!」


「なんでそんな所に住んでるんですか!?」


「そりゃ、強くなれるからだろ?」


 イリーナが無邪気な笑顔をする。


「望む所ですよ。」


「頑張りすぎて死なないでくださいよ。下っ端さん。」


「僕はまだまだ死ねないよ。おチビさん。」


 これらの出来事が物語を急速に加速させる。


異世界は神様からの贈り物第1章を読んでくださってありがとうございました!

これからも頑張りますのでよろしくお願いします!

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