プロローグ
今回から2章の始まりです!
それではプロローグスタートです!
ん、ここはどこ。確か、死んだんじゃ?
ここが死後の世界か。
さて何をするか?前は真っ暗で見えないが体は動く。
暗闇の中に一筋の光が差し込む。
あれはなんだ?その光に向かって歩いていく。
「そ、村長生まれましたぞ!」
「な、なんという魔力だ。この子はいずれ獣人族の頂点に君臨するかもしれんな。」
まさか違う世界に転生したというのか?だが、目の前の男達を見ると、明らかに動物と人間が混ざっている。
「この子の名前はガネス、今日からお前はガネスだ。」
ガネスか悪くは無いな。
どうやら神様はもう一度チャンスをくれたようだな。
前世では死ぬ間際だけ好きな事をしたが、この世界では我慢はしない。
この体には力があるらしい。誰もが適わなくなれば大量虐殺の始まりだ。
5年後ガネスは、当時獣王だった者の1人と対戦した。
結果はガネスの圧勝。ガネスは最年少の獣王になった。
弱肉強食の種族である獣人族はガネスを責めなかった。むしろ、讃えられた。
ガネスは他の種族の街に単独で挑み、子供以外は殺していった。
獣人族はガネスを英雄と呼び始めた。
そして当時、獣人族の頂点であった、ライオンの獣神のレーベと戦った。
レーベは万物断切というアビリティを持っていた。その上、速さもあり、どんな獣人でもレーベに勝てる者はいなかった。
だが、ガネスには何一つダメージを与えれなかった。
ガネスは動かずにレーベの攻撃を受けていた。でも、ガネスに傷が入る事は無かった。
レーベは負けを認め死を覚悟したが、ガネスはレーベを殺さなかった。
レーベはそれ以来、ガネスの下で働いている。
現在。
「ガネス様!異世界より転移者が現れました。その総数は300程度です。俺達は高校生だ、などと抜かしておりますがいかがなさいますか?」
「異世界、高校生。まさか転生と転移でここまで時差があるのか。全員俺の前につれてこい!」
「御意!」
知らせに来た獣人はすぐ様ガネスの部屋から立ち退いた。
「もしかしたら、あいつも来ているかもな。元の世界での心残りを消せる。殺すのが待ち遠しいよ。」
ガネスは一人笑っていた。
次からは晴の話に戻りますので!
読んでくださってありがとうございました!