再会
第6話です!間あいてすいません!
翔はひとまず叫んだ後、コートを『アイテムボックス』に突っ込んでダンジョンを脱出することを決めた。ダンジョンを脱出する間も、現れるモンスターをボコボコにする。途中、『拳闘術』だけでもいいのだが、やはり脚も使った方がいいという結論が出たので、新たにスキルを買った。
名前:夜田上 翔
レベル:22
HP:800
MP:90
POW:204
VIT:204
INT:206
SPD:205
LUK:20
ユニークスキル:『孤独王』Lv.1(Lv.2開放まで 359/1000)
スキル:『自己修復』Lv.10 『拳闘術』Lv.10 『糸術』Lv.10 『気配察知』Lv.10『アイテムボックス』Lv.10 『隠密』Lv.10 『火魔法』Lv.10 『水魔法』Lv.10 『風魔法』Lv.10 『土魔法』Lv.10 『料理』Lv.10 『錬金術』Lv.10 『鑑定』Lv.1 『脚撃術』Lv.1
残りSP:0
『脚撃術』はその名の通り、脚で攻撃するスキルである。これと『拳闘術』をあわせて、両手両足がちゃんと武器になった。そして、
「よっしゃぁ!脱出完了!!」
翔は叫んだ。帰ってきたと。自分がダンジョンに入る前に何が起きていたのかを忘れて。そして忘れていた結果…
「!!誰だお前は!!」
「え?な、なんですか?」
「なぜお前はダンジョンから出てきた!おい、お前たち!生徒会長を呼んできてくれ!急ぎだ!」
そう、翔はダンジョンに入る前に起きていたか。全員気絶していたのだ。翔が一番最初に起きたのだが、起きてすぐにダンジョンに入ったので、誰もそのことを知らない。さらに翔は1年間ボッチだったので、翔自身のことを知らない者も多い。その結果ダンジョンを監視していた連中に翔は捕縛されてしまったのである。
「え?な、なんで俺捕まるの?な、なんでぇぇぇ!?!?!?」
こうして翔は無事にダンジョンを脱出し、そして捕縛者の烙印を押された。
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「カ、カケ兄ぃぃぃ~~!!!」
「お、み、美空ぁぁぁ~~、助けてくれぇ、俺何にもしてないのに捕まったんだけど!?」
「すいません、この人放してあげてください。お願いします。」
そうして翔を解放したのは、生徒会長である白川 真二だった。
「あなたは、夜田上 翔君ですね?」
「お、俺の名前を知っているとは…」
「まぁ、生徒会長ですから。そんなことは置いておいて、あなたはダンジョンから出てきたんですよね?どうしてダンジョンなんかいったんですか?1人で行って危ないと思わなかったんですか?死ぬとは思わなかったんですか?友達に心配をかけるとは思わなかったんですか?」
「い、いや、あの、でも、」
「いいですか、あなたにはこうして心配をかけている人がいるんです。それをキチンと理解してください。わかりましたね?」
「は、はい。わかりました。」
「分かったんなら、次から気をつけてくださいね。では。」
そうして白川は帰っていった。
「美空、心配かけてごめんな?」
「ほんとだよ!起きたらカケ兄がいなくて、もしかしたらと思ったら心配で心配で…。でも無事でよかったぁ…。」
「うん、ごめんな。とりあえずこれからは美空と一緒に行動しようと思うんだけど、いいか?」
「うん!いいよ!ずっと一緒だよ!」
こうして初めてのダンジョン探検は終了した。
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