全テノ始マリ
あらすじ通り趣味全快で書きましたw
「ふぁ~ぁ」
今あくびをしたこの男。この物語の主人公である夜田上 翔だ。高校2年生でゲーマーで少しオタク気味なボッチである。だが、今日、この男はボッチ脱却のチャンスがあった。なぜなら
「お~は~よ~う~」
この声の主は翔の幼馴染の島原 美空である。
「ん?あぁ、今日は入学式か。」
そう今日は入学式である。そしてこの美空、今日、晴呂高校に入学するピカピカの新1年生である。
「カケ兄~、はやくぅ~」
「はいは~い」
こんな調子でいつもの何気ない日常が始まろうとしていた。
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高校までの通学路、2人は並んで登校していた。
「いやぁ~、お前が入ってきてくれて、やっとボッチ卒業できそうだわ。ホントありがと。」
「いやいやぁ~、それほどでも~♪」
2人はそんなことを言い合いながら学校までの通学路を歩き、ようやく到着した。
「んじゃ、入学式、がんばれよ~。」
「うん、がんばるよ!」
そうして二人は別れた。
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入学式はつつがなく終了した。入学式が終わった後、生徒たちはみんな教室に戻っておしゃべりをしていた。翔は1人で読書だったが。そんなとき、『アレ』は起きた。
ザァー、ザァー、ザザッザァー…
「あー、あー。テステス。あー、どうも、聞こえますか?」
突然、校内放送が鳴り響いた。
「どうも。私、新たにこの学校の校長になりました、『神』です。私のことはどうぞ校長とお呼び下さい。突然ですが、あなたたちにはこれから、私たちの遊びに付き合っていただきます。その遊びとは、ズバリ『ダンジョン攻略』です。これから私はあなたたちを、ダンジョンに転移させます。そしてあなたたちはそこにあるダンジョンを攻略すれば良いのです。ダンジョンの層は全部で100層。まぁ、後はみんなで協力するなり、1人で攻略するなり、頑張ってください。あ、あなたたちに分かりやすいようにステータスを用意したので向こうに着いたら、『ステータス』と言って確認してみてください。ではさようなら。」
『神』と名乗るモノがそういうなり、翔たちの意識はだんだんと暗くなっていった。
これから始まるのは、1人の少年のとある理不尽に巻き込まれた冒険譚である。
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