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ヤンキーズ〜辛い過去を持つ女〜  作者: MAIKA
* 第二章 *
6/13

集会



本当に最悪…っ!

何なの?!この方式は……!

姫って立場の人が出来ると全校集会みたいなのを開くんですって。

……有り得ないんですけど

私は今さっきの女子生徒の熱い情熱的な目線をいっぺんに浴びないといけないと言うわけですか…


私がブツブツ文句を言っている間にあの4人共は集会を始めたらしい

さっきまでガヤガヤしていたのに今はシーンとなって俊が発する言葉を待っている

女子生徒は姫が決まったのかもと騒いでいる人もいて、中には自分が姫に選ばれたと思い込んで頬を赤らめている


……そんなに姫になりたいんならお譲りしますよ〜


馬鹿げたことを考えていると蒼に名前を呼ばれた


私はため息をつきながらステージにあがった


何を喋っていいのか分からなかったから黙っていた


『_こいつが僕らの姫なんで。琴心に手を出したりなんてしたらどうなるかわかってるよね?』


驚くしかなかった

何故かというと藍人が黒い笑みを浮かべながら全校生徒を脅しているからだ


『まぁまぁ落ち着きな。……まぁ、姫に手を出す輩がいたりでもしたら俺も何するか分かんないんだけどね〜』


笑いながら言う洸大

でも目は笑っていない


何も言葉を発さない俊と蒼

でも2人の顔を見るとどんな事を思っているのかは大体想像できる


4人の顔がやばいからなのかこの場にいる全員の顔色が悪くなる


全校生徒の顔色が一気に悪くなったのを見て思わず笑ってしまいそうになった


自己紹介をしたらステージ裏に戻った

私に続いて俊が戻ってきた


「お疲れ様。馬鹿どもになにかされたら言えよ?」


「馬鹿どもって…

っていうか私守ってもらうほど弱くないわよ。そんなに強そうな人もいなさそうだし」


「確かにな。ここの女は見た目だけだ

実際ケンカなんかしたらすぐ泣き出す。」


「まさに不良の鏡ってわけね。」


「嫌な鏡だな」


『いやぁ!!俊様ー!蒼様ー!洸大様ー!藍人様ー!瑞希の方があなた方のことを考えていますことよー!そんな小娘なんかよりこの美しい瑞希を姫にした方がいいに決まってますわ!』


「…マイクを奪い取ったか」


「すごい…あんた達ファンクラブでもあるわけ?」


「知らね。つーか興味もねぇーわ

時期に収まるだろ。ほっとけ」


「わかったわ」


_この決断が後々めんどくさい事を引き起こすことなど誰も知らない__



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