表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヤンキーズ〜辛い過去を持つ女〜  作者: MAIKA
* 第二章 *
5/13

新事実



とうとうこの日がやって来た

私が青龍高校に…

親に『青龍高校に転校する』と言ったらとっても喜んでくれた

反対されるだろうと思っていて心構えしてたからあっさり認めてくれてびっくりした


詳しく聞いてみた所、私の親は青龍高校出身で青龍高校のルールを決めたのは私のお父さん

青龍高校では学校の頂点に立つ人の事を “黒龍” と呼ぶらしい

青龍高校なのに黒龍っていうのには疑問なんだけど…

まぁ、初代黒龍に君臨したのは私のお父さんらしく、初代姫になったのはお母さんらしい


そんなことを考えていると後ろから誰かに抱きつかれた


「琴姫〜!あっ!ワンピース着てる〜可愛い〜」


「びっくりした…蒼か…

女子は校則でスカート系履かないといけないんでしょ?」


「そんな校則ないけど?」


「…藍人、今言った言葉本当?」


「本当だけど」


「…蒼っ!騙したね?!」


「ふふーんだ!いーじゃん別にー」


「あ、3人共こんな所で何してるの?」


「洸大……と俊」


「何だよ!洸大のおまけみたいに言うなっ」


「ごめんごめんっ!あ、私職員室行くからまた後でねー」


そう言って私は職員室に行こうとした

でもそれは俊の言葉によって遮られた


「何言ってんの?お前のクラスはもう決まってるけど?」


「は?」


さも当たり前のように言いのけた俊

それに対して私も当たり前の反応をする

そしたら4人共笑い出した


「姫って本当に青龍のこと知らないんだね」


笑い過ぎて泣いている洸大

……どこに笑う要素があったのかは分からないけど


「知らないわけではないわよ。初代黒龍の事とか初代姫の事とかなら知ってるけど?」


私がそう言うとびっくりしている4人


「…何でそんなことだけは知ってるの」


「親に教えてもらったから

自慢げに話してたよ」


「自慢げに……?」


「何か私の両親初代黒龍と初代姫なんだってさ。」


そう言うと目が飛び出すんじゃないかって思うほどさっきよりもビックリしている4人


「……何?私おかしなこと言った?」


「バリバリ言ったっ!!

は?!どういう事?!」


「本当に?!すごーい!」


「姫のご両親はすごいお方だったんだね」


「琴心が強いのも当たり前か…」


「……ねぇ、そんな事よりも私のクラスが決まってるってどういうこと?」


「あー……クラスっていうのはうちの高校にはねぇーんだよ。あるとしてもどこのチームにも属さない奴だけ。琴心はBlueTigerに所属しているから俺らと同じ教室なわけ」


「へぇ……」


「という訳で一緒に行こー!」


……さっきから気になってはいたんですが、女子の目がギラギラ光っております……

痛い視線が私の背中に突き刺さっております……

これが嫉妬というやつですか…

……女子の嫉妬こっわ!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ