朝
「んっ……」
…ヤバ
あのまま朝までソファで寝てたっぽい
一人暮らしっていい事だらけじゃないのよね…
こういう時に起こして貰えないし
「ニュース見よー…
あ、そーいやぁ、今日霧野俊が来るんだっけ」
急いで準備しなきゃ…
アジトに行くって言ってたからもしそのまま喧嘩になっても良いように動きやすい服装で…
半袖の白のパーカーに黒の短パン
黒のスニーカーを履いて赤のクラウチバックを持つっと…
『今日は日差しが強いので熱中症には気をつけましょう。』
あ、テレビつけっぱなしだった。
日差しが強いのかぁ…
なら帽子被っていこーと。
ツバが真っ直ぐのキャップでいっか…
確か白でNYのロゴがついてる黒のキャップがあったはずなんだけど……
おっ、あったあった
「へぇ、結構オシャレじゃん」
「なっ!!」
後ろから声が聞こえたから振り向いた
そしたら霧野俊が私の背後に立っていた
気配を感じなかった…じゃなくて!
何で私の家にこいつがいるわけ?!不法侵入じゃん!
「鍵が開いてたから入って来た」
「……マジ?」
「マジ」
やっば!
昨日鍵閉めずに寝てた…!
危なっ!気をつけないと…
「ほら、アジトに行くから早くしろ」
「へーい」
さてと…強いヤツいるのかなぁー
_楽しみ__