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セクハラです

セクハラ、下ネタ描写があります。

苦手な方はご免なさい。

先生の執務室につくと国王様と宰相様が加わった4人が睨みあっていた。


「何してるんですか?」

「ああ、道君………道君は俺に不満があるか?」

「あります‼」

「速答?」


その私の言葉に気を良くしたように宰相様が言った。


「今、女性であるお前とライガイヤの部屋が繋がっているのはどうかと話していた。」


私はキョトンとして言った。


「ああ、気を使わなくて大丈夫です。自分は先生の弟子なんで。」


その場に居た全員が固まった。


「道君は何時から俺の弟子になったの?」


いち早く口を開いたのは先生だった。


「この世界に来た時からですよね?」

「俺は道君をお嫁さんにしようと思って連れてきたんだよ?」

「その理由は認めていません。」


私は爽やかに笑って見せた。


「弟子に手を出すのは駄目かな?」

「そうじゃ無いですか?」

「駄目なら認めない‼道君は俺のお嫁さんにする!」

「………先生。」

「?」

「先生が変態じゃなくなったら考えます。」


先生は暫く考えてから言った。


「た、例えば?」

「………例えば、盗撮盗聴パンチラして見せろとか人が真面目に話してるのにハーハーしたりとか人の布団の臭い嗅いだりとか………あげたらきりがないですが?」

「盗撮盗聴は今はしてない‼パンチラは男のロマンだし、真面目な話だって言うけどあれはハーハーせざる終えないと思うし道君が匂い付き布団だって言うから嗅いだんでしょ?結局無味無臭だったじゃん!」

「そう言った言動や行動をとる人に自分の旦那様になって欲しいと思う女子がいるのでしょうか?」

「それでも道君は俺の顔は好きでしょ?」

「好きですよ?だから先生が変態じゃなければドストライクですよ。」


先生が息を飲んだのが解った。


「ドストライクですが、先生が変態だと言うことはもう解って居るので今から変わられても受け入れられるかは別ですけど。」

「道君のその容赦の無いところも好きだよ。」

「ありがとうございます。私も先生の顔だけ大好きですよ。」

「だけ?」

「だけ。」


私が笑って見せると先生は机に突っ伏した。


「可愛い顔で言ってることが酷い。」


先生の事は変態ですが、好きですよ。

私は心の中だけで呟いた。

そこで王宮魔法使い様が言った。


「ストラーダ君、そんな変態と部屋繋ぎの部屋だと身の危険を感じませんか?僕らならもう少し広い防犯の完璧な部屋を用意できますよ?」


私は苦笑いを浮かべて言った。


「この人が本気を出したら完璧な防犯なんてありませんよ。それに、私が先生から離れたら先生は私を連れて何処かに雲隠れするのなんてわけなくて私を監禁するのも簡単にするんでしょ?だったら適度なセクハラに我慢すれば自由をちゃんと用意してくれる人だって解ってますから我慢しますよ。」


国王様達が驚いているが気にしないで笑って見せた。


「道君、何処までなら我慢してくれる?」

「………今言わないと駄目ですか?」

「駄目じゃないけど………」

「なら後で!人前で言うことじゃないし………」

「じやあ、今夜、布団の中でね。」

「如何わしい言い方しないでください。またスリープの魔法かけますよ。」


私の言葉に先生は今思い出したと言うように言った。


「……ああ、それと道君!君さ、昨日のスリープの魔法無詠唱?」

「そうです。詠唱って何ですか?」

「………道君、この世界では無詠唱の魔法なんて無いんだよ?」


私は首をかしげた。

私はここに来て詠唱って何を言っているかすら知らないのだけど、駄目だったのか?


「駄目でした?」

「………道君がレアケースであるなら俺が守ればすむ話だよ。」

「結構ヤバイやつですか?」


先生は苦笑いを浮かべた。


「今は俺に気づかれずにスリープの魔法が使えるってぐらいだよ。」

「そうなんですか?」

「そうだね。残念なことにね。」


私は思わずガッツポーズを作った。


「道君見えてるよ。」

「嬉しかったもんで。」


私はクスッと笑った。

男の子のふりをしなくてよくなったのも嬉しいが先生からのセクハラを回避出来る術を手に入れられたのはさらに嬉しいと思えた、本気の笑顔だった。


「………道君………その可愛い笑顔は俺の前だけにしてくれないかな?」

「普通の笑顔です。」

「うん。普通に可愛いから。」


私は目をパチパチしてから言った。


「先生が自分のこと好きだからじゃないですか?」

「道君は世間一般的に見ても可愛いよ!ここに居る野郎共は皆、道君が可愛いと思っているよ。」

「おだてても何も出ませんよ。それより書類は終わったんですか?」

「あとちょっとだ。ハグにベロチューしてくれるって言ったよね‼」

「ベロチューの約束はしてません。鼻折るって言いったよ。」

「やっぱり駄目か………うっかりOKしてくれないかな?」


私は冷たく先生を見ると言った。


「さっさと仕事してください。無駄口の分だけ先生の自分からの評価が下がっていきますからね。」

「は、はい。すみません。」


先生は顔を少しひきつらせると書類整理を始めた。


「ストラーダにかかれば魔導神も形無しだな。」


国王様の言葉に書類にサインをしながら先生が返した。


「道君には嫌われたくないし、飴と鞭を使い分けて可愛い顔も見せてくれるからね~道君の言ってる事は常識の範囲内だしね。…………………終わったよ~道君ハグ!」

「早すぎないですか先生?一枚に付き一回ハグじゃ無いですからね。」

「ちゃんと全部終わったよ。」


先生は椅子に座ったまま手を広げて見せた。

人前でやるのは嫌だな~。


「今ですか?」

「人の居ないところでだと俺なにするか解んないよ?」

「………解りました。」


私は仕方なく先生をそのままハグした。

椅子に座ったままの先生をハグするとちょうど胸元に先生の顔が来て恥ずかしいし、くすぐったい。

先生は何かに気がついたように私をチラッと見た。


「っな、何ですか?」


先生は無言で私の胸に顔をスリスリすると顔を離して言った。


「今日はサラシしてないんだね。しかも、本当に胸弱いみたいで声出ないようにしてるのが可愛い‼」

「離れろド変態!終わり!もう二度としない‼」

「嫌だ‼あと少し。」


先生は強く私を引き寄せてまた私の胸にスリスリしてきた。

私は声が出ないように両手で口をふさいだ。

それを助けてくれたのはモアさんだった。

いつの間に執務室に入ってきたのか解らなかったが、先生の手に紅茶の熱々ポットを押し当てたらしい。

後で聞いた。


「あっつ!モア、酷いぞ‼」

「ストラちゃんを今日は私に貸してください。」

「は?嫌だ‼また拐われたらどうする?」

「父が迎えに来ていますから大丈夫です。父は騎士団あがりなので強いのでまかせて下さい。聞きましたが、ストラちゃんが女の子だと解ってしまったんですよね?それなら男装する必要も無くなったんですよね?なら一式揃えますので貸してください。」

「………」

「ストラちゃん!」

「は、はい!」

「生活に必要なものを揃え直しましょ?コルセットも持っていない女子なんてありえ無いからね!」

「こ、コルセットってあのウエスト締め上げて苦しくて倒れたり肋骨折っちゃったりってあれですか?」

「そこまでしているなんてよほど肥ってないかぎり無いから大丈夫!むしろいろんな所からお肉引っ張ってきて胸を大きくできるのよ!」

「‼先生!行ってきます‼」


私はモアさんに抱きついた。


「俺は道君のちっパイも好きだよ?」

「好きでちっパイなんじゃないもん!胸の谷間に憧れだってあるもん‼」

「揉ませてくれないのにおっきくする必要ある?」

「………先生のためにおっきくしたいんじゃないもん!憧れなの!」

「だから、俺が揉んででかくするって‼」

「近寄るなド変態!モアさんよろしくお願いします‼」

「まかせて‼って事でストラちゃんはいただいていくわ!」


モアさんは怪盗バリの台詞をノリノリで叫ぶと私を連れてその場を後にしたのだった。



道君はモアさんに拐われた!



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