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添い寝

道ちゃん帰ってきました‼

下ネタ要素があります。

先生のもとに帰ってきた日の夜、先生は私に気を使ってくれてベッドを貸してくれた。


「ゆっくりおやすみ。」

「………はい、おやすみなさい。」


先生がワザワザ電気を消してくれて私は目を閉じた。

………ジワジワと暗い部屋に一人だと思えて涙が溢れた。

私は慌て先生のもとに駆け出して居た。


「先生、先生先生先生先生先生先生……」

「道君?」

「恐い!一緒に寝て……」


先生は驚いた顔の後ゆっくりと私を抱き締めた。


「恐いことなんてもう無いよ。」

「………先生………お願い………一緒に寝て。」


先生は暫く固まると言った。


「………道君、可愛い君に上目使いに見上げられながら甘えられたら貪っちゃうよ?」

「………先生なら良いよ。」

「‼」

「キスぐらい我慢するからお願い!」

「ああ、キスね………」


先生は不服そうに呟いていた。


「もう一声!せめて………胸揉むの許して………」

「嫌だ‼………あ、あの、先生引かないで聞いてね。」


先生は優しく笑うと頷いてくれた。


「私、胸弱いの。………施設で仲良かった子に揉んだらでかくなるからって揉まれた時に………変な声出て恥ずかしい思いしたから嫌なの………」


恥ずかしくて下を向いた私が顔を上げると先生は真っ赤な顔で口元を左手で覆ってハーハーしていた。

ヤバイ。

この人ヤバイ人だ。


「あ、あの、や、やっぱり………灯りつけて寝ます。」


私はゆっくり後退ろうとしたが、先生は抱き締めた右手を離すつもりがないらしい。


「先生?」

「み、道君。」

「恐いよ先生………寄らないで。」

「………道君……ち、ちょっとだけで我慢するから………ね!」

「ね!じゃないし………嫌なんだよ‼」

「道君のエッチ~声を是非聞かせて欲しい‼」


だ、ダッシュで逃げないと駄目だ!

これは本気でヤバイ人だ!

いや、逃げたところでこの人からは逃げられない。

………


「わ、解った………先生、向こうのおっきいベッドの上で良い?」

「勿論‼………ヤバイ!鼻血出そう‼」


私は一斉一代の大勝負をしようとしていた。

キングサイズのベッドの上に私が正座すると正面に先生が正座した。


「せ、先生、恥ずかしいから目をつぶって。」

「うん!」


先生が目を閉じたところで、スリープの魔法を先生にかけた。

先生は幸せそうに魔法にかかってベッドに倒れた。

良かった簡単に魔法にかかってくれて。

私は安心して先生の横に倒れこみ上掛けをかける。

………先生の綺麗な寝顔にニマニマしながら私は先生にすりよって眠りについたのだった。






翌朝私の方が早く起きれたのは奇跡に近かった気がする。

私は自分の部屋に戻るともとの世界から持ってきた荷物からポロシャツに膝上10センチのミニスカートにニーハイソックスをはいて朝食を作り始めた。

今日の朝食はトーストにスクランブルエッグにカリカリベーコンにシーザーサラダにポタージュスープだ。


「先生、朝御飯だよ。」


先生は目をさますと私を見てガバッと起き上がった。


「道君………可愛い。ちょっとここに乗って軽くジャンプして!」

「顔面蹴られたくなかったら早く御飯食べろ。」

「あ、はい。」


先生は素早くベッドから下りた。


「道君はやっぱり脚が綺麗だよね。こっちにはミニスカート無いからスッゲーエロい。」

「じゃあ着替える。」

「今は良いじゃん‼俺と二人っきりなんだからさ。ミニスカート嬉しい。何時までも見てられる。」

「見なくて良いから!」


先生はクスクス笑いながら言った。


「まさかスリープの魔法を使ってくるとはね。道君を侮ってたよ。」

「………」

「その御詫びにサービスではいてくれたんだろ?」

「………別に………」


私のささやかな御詫びに気が付いてくれたなら満足です。

私が先生に笑顔を向けると先生は爽やかな笑顔を作って言った。


「ちょっとだけ痴漢して良い?」

「寄るなド変態。」

「ちょっとだけ、ちょっとお尻撫でるだけ。」

「死ねば良いんじゃないかな?」


先生は嬉しそうにトーストにかじりつきながら幸せそうに笑った。

その顔凄く好きです。

私は心の中だけでそう呟いていた。

その時ノックと同時にドアが開いて王宮魔法使い様が入ってきた。


「ライガイヤ様!ストラーダ君の居ない間にたまった書るi………」


王宮魔法使い様が来たのでお茶出した方が良いかな~?

私は立ち上がってキッチンに向かおうとした。


「ら、ライガイヤ様!ストラーダ君になんて格好させてるんですか‼」

「彼女の世界ではこれが普通!道君、制服のスカートの方が短かった?」

「そうですね………中にスパッツはいてましたよ。」

「夢が崩れるから止めて。現実を突き付けないで!」

「私は当時の先生が私の制服のスカートにどんな夢をみていたのか、考えただけでゾッとします。」

「………スカートの中身は男のロマンだよ。」

「知りたくもないですけど?」

「それを言われると、もともこも無いよ。」


私は王宮魔法使い様に紅茶を出した。


「粗茶ですが。」

「あ、ありがとうございます……………め、目のやり場に困ります‼」

「………着替えてきます。」

「ビルフール、せっかく道君が俺のために脚出してくれたのに何してくれてんの?お前が出ていけよ。」


私は先生に笑顔を向けると言った。


「仕事ちゃんとしたらハグしてあげます。」

「頑張るよ。」


私はそれだけ言って部屋に戻るとストラーダ用の服に着替えた。

服を着替えて出てくると先生は朝食を食べ終えたところだった。


「道君はゆっくり御飯食べてからおいで。」

「はい先生!」

「………いってらっしゃいの…」

「…しません。」

「ちぇ~。後でベロチu…」

「したら鼻折るから。」

「折るの?」

「折るから。」


私が笑顔を作ると先生は顔をひきつらせた。


「い…行ってきまーす。」

「行ってらっしゃい。」


先生は王宮魔法使い様を連れて執務室に向かった。

私は新しく自分用の紅茶をいれなおしてゆっくり朝食をとり始めたのだった。

次の日は道ちゃんどうやって先生のセクハラを回避するのかな?

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