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Review(レヴュー)!  作者: 鴉野 兄貴
小説家になれない!

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6 恋のトライアングル

どんどんカオスになっていく件。

収拾つくのか?

 「む~」

澪の父。御鏡みかがみれい。海上自衛隊勤務。潜水艦乗り(機密事項)。

「どうしたの? あなた? 」「いや、澪の奴更新してないなと」

実 は 親 バ レ し て い た 。こ れ は は ず か し い 。


 珈琲をノンビリと啜る零。本日は非番なり。

普段は気前のいいアニキだが、時々軍人らしい顔もする。


 「泣きながら部屋に」「霧島君と何かあったのか? 」

「『何か』だなんて……それはもう純愛かしら」

キラキラとした瞳でウットリする鬼腐神きふじんに呆れる零。

学生結婚の御鏡夫婦は若い。御互い童顔なのもあってつい最近まで澪と兄弟を名乗っても通じたほどに。


 「まさかいじめられているとかないだろうな」

息子は鍛えているのに何故か女の子にしか見えない容姿のままだ。

「あの子に限ってそれはないわ。霧島君もいるし」「ふむ」


 「やっぱり、純愛ですよね」「違う」

美緒は同性愛を『純愛』と表現する。真性だ。


 「霧島君に恋する女の子が現れて、はじめて自らの本当の気持ちに気付いて揺らぐ澪」

「それ、ノクターンのネタにする気じゃないだろうな? 」


 うるうると妄想に走る美緒を引き止める零。

というか、自分の息子で妄想の世界に入らないで下さい。

二人ともまだ三十路。普通になろうに投稿している。

日本オワタ\(^o^)/ 海上自衛隊オワタ\(^o^)/\(^o^)/



 「母さん。何度も何度も言うけど、俺たちはホモじゃないと」「はぅ?! 」

半眼で母を睨む澪。トイレのために降りてきたらしい。


 「友達と遊びに行くというからてっきり霧島君と」「霧島は用事だった」

「??? 」両親から見ても、澪は霧島以外の友人を家に連れてきたことはない。


 「なんか、こう、よそ見して噴水のほうをウロウロしちゃってさ。友達に叱られて、掴みかかられて。

思わず投げてしまったんだ」

俺、友達できない理由がわかったよ。澪はそういうと零のカップを手に取り、口に含んだ。

ぶっ。澪の口から噴出した珈琲が零の服を盛大に汚した。


 「親父ッ?! また塩入れやがったなッ?! 」

「アフリカではよくあること」「ここは日本だッ?! 」

零は人には言えない所によく旅立つので、奇行ともいえる他所の国の習慣を得てしまうことが多い。


 「澪が元気なようでよかった。更新はできるか? 」「なッ??! 」

「いやぁ。俺、結構楽しみにしているんだよなぁ。あはは。この仕事じゃネットにもロクに接続できなくてさぁ。複数鯖をまたいで艦から繋ぐと重い重い」

口をパクパクしている澪。ニコニコ笑う零と美緒。


 「アレ、読んでいるの? 」

「うむ。少女小説と児童文学の正当な融合を見た。文体は少し太宰治も入っているな」

「やっぱり正ヒロインねぇ」

ちなみに、『希望の風の物語』のヒロインは別にいるのだが、美緒の感覚だと。である。


 「この間感想をくれたゼロゼロさんって。まさか」「お・れ」

「ぐわああああああああああああああああああああああああああっっ?! 」

「いやぁ。アフリカのほうまで行くと日本と美緒と澪が恋しくてさぁ」「なんで自衛官がアフリカに行くんだよッ?! 」

守秘義務です。


 「普段は近場だからな。北朝鮮や中国韓国近くが多い。この間はロシアと」「それ以上喋るなッ?! 」

守秘義務です。


 「先先日の更新は『潮騒』を思い出す文体だったな」

作者・三島由紀夫はぶっちゃけホモだが、文章は美しい。


 「三島由紀夫。ステキねぇ」

ちなみに美緒は政治思想に関心がない。腐女子だし。要するにモーホー面での憧れである。


 まぁそのアレだ。零はノンビリといった。

「思わず殴り飛ばして噴水に放り出したんだし、謝っておいたら許してくれるんじゃないか? 」

「そ、そうかな? 」「普通。その程度で殴りかかったりはしないだろ」「顔が真っ赤で、なんか怖かった。すげぇ怖かった」

そりゃ、襲う気だったからな。性的に。


 「うん……じゃ、電話してみる」

「メールかなろうのメッセにしておけ。最近は便利なものがある」

ちなみに、二人の学生時代はPHSすらなかった。


 「あの頃は俺も若かった」「噴水に叩き込んであげたわ」

ナニをやったんだよ。零さん。というか、美緒さんオタの癖に強い。


 「あれ? 」

すでに悠馬からメッセージが入っていた。


You魔

ごめんなさい

2012年07月15日(日)05時16分24秒

なんかボーとなって、つい肩を掴んでしまって。

怖い思いをさせてごめんなさい。


返信する 削除する


 「ホラ、言っただろ? 」ニコリと笑う零。出来たアニキだ。

「もしかして、もしかして。恋の三角関係? 澪っ?! いつの間に?! 」

ハイテンションになる美緒に思わず白目を向ける澪と零。美緒はこの悪趣味が無ければいい母なのだが。


 スマートフォンを取り出して悠馬に電話をする澪。

「ご、ごめんなさい。悠馬さん。Mioです」「ッ!? こ、こ、こちらこそっ?! 」

二人はまず謝罪しあった。

「その。あつかましいとは思うのですが、まだ友達でいてくれますか? 師匠」「喜んで」

『青春ねぇ』とふじょしがほろりと涙を流しているのを黙殺し、澪は通信を切った。


 「うん。じゃ、今日は二話一挙に更新してみる」

ニッコリ笑う澪。彼は立ち直るのも早い。


 「アキレウスとサカイの濃厚な絡みキボン♪ 」

「息子のアカウントメントを凍結させる気かッ?! 」男二人の突っ込みは電撃戦。

「やっぱりヒロインはサカイよねぇ」「ちがうっ?! 」

腐女子の魂百まで。学生の身分で家を建てた女は少し違った。今なら著作権でヤバい。

一方、悠馬は悠馬で「Mioたんッ! Mioたんッ! 」とMioの寛大さに狂喜悶絶していた。


 ちょっと人に言えない行為に耽る悠馬よ。

あまり言いたくないが、澪は男だぞ。悠馬! いい加減気付け!! 悠馬!!!

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