表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Review(レヴュー)!  作者: 鴉野 兄貴
二次創作が好きな男の子

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/149

Review(レヴュー)!!! ネバーランドの苺 プロローグ

 川島かわしま美幸みゆきは知っている。

「ぼくは大人になる前に死ぬ」。


 齢14にして、彼は既に割り切っていた。

……ワケがあるか。


 小学生の頃まで元気に遊びあるいて、暴れて、友人を殴って、

好き放題していたワガママ少年が、ある日突然の病に倒れた。


 美幸は「女みたいな名前」と言われるのを何より嫌がった。

だから、そういったやつは誰も彼もボコボコにしてやった。


 今の身体ではそんなこと、望むことすら愚かしいのだが。

まぁそんなことはどうでもいい。目下の問題点は。


「おい。フランケン。用が済んだらさっさと出て行け」


 「…… …… ……」

フランケンと呼ばれた青年は何か喋っているが。

「ウザい。喋れ」酷いことをいう美幸。


『フランケン』なる青年は小谷野というこの病院の小児科の研修医である。

小谷野は無口でシャイで晩生おくてで小心者で有名だ。

よく解剖のある医学部を卒業できたな。と、美幸ですら思っている。

担当教授は苦労させられたんだろうとか、周りは思っているが、

小学生以上の知識のほとんど無い美幸にはどうしようもない。


 どっちかというと押しだけなら、小谷野より、病に犯されているはずの美幸のほうが上だ。

それくらい、小谷野は晩生だった。美幸ですら、ちゃんと声を出せるか確認できていない。


 『フランケン』ことこの小児科の研修医、

小谷野先生はその容姿(……どうみてもフランケンシュタインの怪物)に反して。

「子供たちを一人でも救いたい」と切に願って小児科になったという男である。

まさに夢を体現したといえる。美幸は「将来の夢」を持つことはできないのに。


小谷野フランケンのようなデカイ身体になることもなく、恋人も出来ず(恐ろしいことに小谷野にはいる! )、童貞のまま死ぬ。

いや、童貞はどうでもいいけど。童貞ちゃうわ! って言う前に死ぬ。


 小谷野先生を語るとき。美幸曰く。「嫌いじゃねぇがデカイ。ウザい。(←ちょっと怖い)」

そんな小谷野はこの小児科では一番人気がある。とにかく無口で晩生おくて。シャイ。

だけど、子供が好きで好きでたまらない。別に変な意味があるわけじゃねぇぞっ?!

ちなみに、デキ婚である。小谷野は知らないが、美幸の憧れの看護婦さんだったので嫉妬はMAXである。


 「あ~?! その性格でデキ婚のお前にいわれたくねぇええ」

事あるごとに小谷野を苛める美幸。酷い患者だ。


 でも小谷野先生は美幸に優しかった。

ほとんど見舞いに来ない両親より、美幸はなんだかんだいって小谷野が好きだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ