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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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掲載日:2026/05/26

あなたの影は、、、黒いですか?


ここで語られた話は全て、フィクション。かもしれません。口外厳禁。


 壱.白影様 僕が見たのは、ただの光じゃなかった。

僕が小さいときに実際にあった話です。多分小学三年生くらいの時だったと思います。夜にいつも通り歯を磨いていたんです。歯磨きする場所って風呂場じゃないですか、まあ家によると思いますが。僕、その時鏡の横に窓があったんですよ、歯を磨き終わって顔を洗おうとしたときに、視界の端になんかが映ったんですよ、なんかぼんやりと映っていて、窓の方に視線だけを向けたら、白いナニカが居たんです。それを見た途端、体が全く動かなくなったんです。そしたら、窓が勝手に開いて、白いナニカが入ってきたんです。『あ〜、、、あ〜』と言いながら。僕はその時必死で逃げようとしました。そして動けないまま白いナニカが目の前まで来て指が触れそうになった時、両親が入ってきてなんとか助かりました。

 それからずっと体の調子が悪くて、ちょっと体調の悪さは収まってたんですけど、多分高校生に上がってからだと思います。また体調が悪くなって、そのときはもう本当にまともに話せないくらい体調が悪くて、友達に相談したんです。そしたらその友達が、何かに取り憑かれているのではないか?と言い出したんです。僕は恐ろしくなって友達と一緒にお祓いで有名な神社へ向かいました。神主さんに僕を見てもらうと、衝撃的なことを言ったんです。

「君、、、良かったね、これは悪いものじゃない。君の守り神だよ、君の体調が悪くなるのは、守り神が厄介なやつらを祓っている時なんだ。君には神様がついているよ、白影様だ。ちゃんと、感謝してあげるんだよ、君は何度も三途の川を渡りそうになっているところを、白影様に守られているからね」と。なんと僕に憑いていたのは、悪いものではなく、守り神だったのです。僕は友達と一緒に家へ帰り、早速『白影様』について調べたんです。文献や資料が少なくて白影様の情報を探すのには苦労しましたが、白影様を供養している神社を見つけました。それが『白正影神社』です。これの読み方は地元住民によると、『はくせいえいじんじゃ』だそうです。僕は早速住所を調べて、友達とそこへ向かいました。

 神社に到着して、まずは近隣住民に白影様についてのことと、白正影神社について聞いてまわりました。住民たちのほとんどは白影様や神社のことは全く知らず、知っているのは高齢者の人たちだけだったんです。それで白影様を知っているみんなが口を揃えて言ったのが、『白影様は、黒影様と毎日戦って、私達を守ってくださっている』と。白影様と違い、全く真逆の、人間に害をもたらす『黒影様』が居ることを初めてそこで知ったのです。僕は話を聞き終わり、友達と一緒に白正影神社に参拝へ行った。神社の周りはものすごく雑草が生い茂っていたが、神社の境内に入った途端、別世界にいるかのように、虫の音も、近くの道路の車の走行音も、何もかもが聞こえなくなり、外にあった雑草が嘘のように境内では一本もなく、竹がきれいに生えていた。僕はその時心のなかで感じました。「白影様の加護が加わっている」と。僕は白影様が供養、祀られている本殿ヘ行き、お賽銭を入れ、参拝した。

 『いつもありがとうございます』僕は心のなかで言った。そしたらそれに答えるかのように周りの竹が一斉に揺れ始めたんです。僕と友達は参拝を終わらせ、神社から出て、近隣住民に参拝したことを伝えたんです。そしたら住民たちがみんな驚いた顔で言うんです。『白正影神社?その神社はとっくの昔に取り壊されている、今はもう何も残っていない』と。

 あなたの毎日も、白影様が黒影様から守っているかもしれません。 

以上22歳男性 ニックネームたつさんからのお話でした。

 こちらで独自で白影様について調査したところ、白影様というのは、江戸時代初期に、白正影神社がある山で、白政と、黒正という名前の兄弟が居て、ある日、神社がある山で、突然黒正が白政に斬りかかり、親に言われたからやっているだけだ!と言い、白政を切り捨てたそうです。その直後に黒正も自害をして、二人は遠く離れた別の別の山で供養され、白正影神社と、黒正影神社があるそうです。今もなお、白政と黒正は戦い続けているそうです。

諸説あり。


 弐.不明 僕の話は誰も聞こうとしなかった。あれは何かが居たはずだ。

俺のめっちゃ小さいときの話なんですけど。多分まだ小学生くらいかな?その時、ばあちゃんの家に行って。泊まったんです。もうその時はめっちゃビビリで、なんか、おばあちゃんの家ってナニカ感じるものがあるじゃないですか。なんかとりあえずじいちゃんばあちゃんの家での夜ってめっちゃ怖いんすよ!わかりますよね!んで、まあそんな話はどうでもいいんですけど。まあばあちゃんの家で、夜にすっごいトイレに行きたくなって、まあ暗い廊下を一人で!一人で歩いたんですよ!え、これすごくないっすか?あ、すみません、、、つい、まあ本題に入ると、僕その時霊感が強かった?らしいんですよ、近所の取り壊された山の上にある神社の近くを通るだけですごく寒気がしたり、まあ霊感が強くて、トイレの前へ行こうとした途端、心臓あたりが掴まれる感覚がしたんですよ。しばらく苦しくて声も出せずにもがいていたら、急に心臓が楽になって、助けを呼ぼうとした時、なにかが、はっきりとナニカの手が首を掴んで上に向かって締め上げてきたんですよ!あれはもう本当に、、、恐ろしかった、、、その後10秒くらい同じ体勢で、もう死ぬんだ、、、と思っていたら、急に解放されて、床に叩きつけられたんです。泣きながら前を見ると、恐ろしい顔、いや、そもそも顔ですらない目と口が歪な形で並んでいる顔の黒い影が首を回しながら何かを呟いていたんです。確か、、、『、、、まさ、、、まさぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、どこなんだい?お兄ちゃんはご飯を見つけたんだよぉ、、、おぉぉい、、、』って、誰かの名前を呼んでいました。確か、(取材の途中で男性はナニカ言いかけて、突然首から何かを剥がすような仕草をしながら亡くなった。警察によると事件性はなく、ただの心臓発作だそうです。病院側は心臓に刃物で切られたような跡があると言っていた。)

以上34歳男性からのお話でした。

 男性から聞けなかった話を取材班が独自で調査しようとしましたが、手がかりがないまま、こちらのお話は終わりとさせていただきます。一つだけわかったことは、この”ナニカ”の名前を言おうとすると、危険かもしれません。お気をつけて。


 参.無姿音鳴むしおんめいそれは目に見えないが、耳には見える。

こんにちは、この話は、長くなります。僕が小学五年生くらいの時でした。母親の実家に泊まっていて、夜の10時くらい、、、だった気がします。夜の10時くらいに突然パッと目が覚めて、喉が異様に乾いていたので水を飲もうと台所まで母の兄といっしょに向かおうとしたら、リビングの方から、『ぐちゃ、、、ぺちゃり、、、う、、、うううううう』みたいな鳴き声?か、物音が聞こえてきて、もう怖くて怖くて、お兄さんにくっついて小走りになって台所まで向かったんですよ、台所についても鳴き声は鮮明に聞こえてて、さすがにこれくらいうるさかったらお兄さんも聞こえてるんじゃないか?と思ってお兄さんに「なんか聞こえない?」って聞いたんです。でも、お兄さんは外からの蛙の声しか聞こえない。と言ったんです。僕はまあ、気のせいか、と納得しようとしましたが、耳を澄まして蛙の声は全然聞こえなくて、やっぱりリビングから大音量で物音と鳴き声が聞こえてくるんです。脳内に浮かんだのは何かが這い回ってる場面だったんです。その後30分くらい?ずっと鳴き声と物音が聞こえてたんですけど、扉が、ガタン!って急に大きな音を立てた瞬間、リビングから気配とかが消えたんです。今でも鮮明に覚えています。気になってリビングまで行って見てみたら、扉が勝手に開いてたんですよ、だから多分そこから逃げたのじゃないかな?と思っています。それで、ちょっとこのことについて調査してもらいたいんですけど。お願いしてもいいですか?

 42歳男性

 (その後我々は男性の希望通り、調査を行った。まず、男性の母親の家に向かい、霊能者および神社の神主の立ち会いのもと、調査を行いました。下記が実際の会話と資料です。)

 「本日はよろしくお願いします。霊能者の鈴木です」「神主をやらせてもらっています。松本です。よろしくお願いします」霊能者の鈴木さんと神主の松本さんが男性の母親の家に到着した。

 まずは男性が鳴き声と物音がしたと言うリビングへ向かった。当時のまま残されているそうだ。

 「ああ、ここが例のナニカが逃げた場所か、、、ん?引っかかれている跡があります!」鈴木さんが扉にこじ開けられた痕跡を見つけた。なにか鋭いもので引っかかれていたようだった。

 「ちょっと皆さん、こちらを見ていただけますか?」松本さんが何かを見つけたのかみんなをリビングの真ん中に呼び集めた。

 「なにか感じますね、、、松本さんも?」鈴木さんが何かを感じると言っていた。

 「ええ、ここのものはおそらくナニカに触れられたものです。良くない空気が溢れています。ここの家族は強靭ですね、、、このような祟に耐えられてるんですから、、、ここの家族の名前は?」

 「神本さんです」鈴木さんが我々にここの家族の名前を聞いてきた。

 「なるほど、、、だからか」

 「ええ、そうですね」鈴木さんと松本さんは苗字を聞いて納得していた。

 「こちらの家は今では数少ない祓い屋の一族です。しかもなかなかのベテラン集団ですよ、だから心身ともに鍛えられてたんですね、、、」松本さんが頷いていた。

 「松本さん!ちょっとこれ見てください、、、御札が貼られています。おそらくこれでナニカが逃げたんでしょう、あと、この扉についている傷は、刀によるものだと思います」

 「刀、、、あの、すみません、もしかして、過去の取材記録に、白影様に関する話はありましたか?」松本さんが聞いてきた。

 「ええ、白影様に関する話を聞きましたよ」

 「黒影様の話は、、、どうですか?」

 「単独で黒影様の話はありませんでしたよ」

 「そういえば、一人男性が死亡していましたよね、心臓に刃物で切られたような跡があるという、、、」

 「ああ、はい、ありますよ、結局あれはなんなのかわからなかったんですけど」

 「それ、黒影様です。黒影様に祟り殺された人は、必ずどこかに刀で切られた傷が残るんです。おそらくその死亡した男性が遭遇したのは黒影様でしょう、、、そしてここの家に居たやつも、、、黒影様ですね」衝撃の事実が松本さんによって判明した。

 「松本さん、、、御札が少しずつ力を失っているのを感じますか?」鈴木さんが突然そんな事を言いだした。

 「え、、、まさか、、、」

 「皆さん、黒影様が近くに居ます。おそらくここの家の何かが目的でしょう、、、ちょうど貴方がたが聞いた話の場所もここの近くですし、、、黒正影神社があります、、、」

 「皆さん!伏せて!」松本さんが突然大声を出した。

 すると部屋の窓が一斉に割れ、ナニカが入ってきた。しかしそれは誰にも見えなかった。影のような存在が入ってきた。みんなの耳には”視”えていた。

 


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 この度、死亡者が複数名出ました。

死亡者名簿:

 22歳男性 竜海様

 34歳男性 佐藤様

 42歳男性 加藤様

 こちらの企画班、取材班一同。及びに神本家一族。


上記の方々の御冥福をお祈りします。

 


出版社:ブラックシャドウ


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