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STAND BY YOU!  作者: ぬこ@nuko_nuko


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16/17

春名:今は、まだつなげない

 


 ──だけど、浴衣の袋は持っていたい。

 それに、もう片方の手は杖で埋まってる。


 だから、今は手を繋げない。

 

 でも、そんなに早く歩いたり、走ったりしなければ杖がなくても大丈夫そう。

 そうっと痛い方の足に体重をかけてみるけれど、ぐらぐらしないし、そんなにズキズキもしない。


 ……うん、明日は杖無しで行こう。

 

 今日一日いい天気で明日も晴れなら、足元も安心だもん。

 そしたら、春臣と、手繋いで歩きたいな。


 

「どうかしましたか?」

「ううん」

 

 

 ちょっと想像して、少し顔が赤くなった。

 春臣が首傾げてあたしの事見るから、何でもないって言って、前を歩く。



 「今日はこのフロアも空いていて、いいですね」

 「うん。エレベーターもしかしたら貸切状態かな?」

 「そうかもしれませんね」


 

 エレベーター乗り場の前まで来たけれど、誰も居ない。

 降りるボタンを押して、上がってくるのを待ちながら浴衣が入っている袋を見る。


 可愛い浴衣、嬉しいな。

 金魚好きだし、春臣とおそろいの色なんだもん。

 

 髪型どうしよう?

 前髪あげてみようかな?

 それよりも、アップにした方がいいかな?

 

 下駄も、しばらく履いてないし、今日のうちに履いてみなくちゃ。


 

 「来ましたよ。貸切ですね」


 

 チン、と音がしてエレベーターが来た。

 春臣が先に乗ってドアを開いておいてくれる。

 中には誰も乗ってないし、あたし達と一緒に乗る人も居ない。

 二人きりで、貸切状態なんだって思うと、何だか嬉しい。

 


 「嬉しいね」

 「はい」


 1Fのボタンを春臣が押してくれる。


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