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STAND BY YOU!  作者: ぬこ@nuko_nuko


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15/17

春名:すごく、うれしくて、顔が笑っちゃう。




 「2300円になります」

 

 

 はい、と答えてお財布を出すと、それより先に春臣がお金を出そうとする。

 お昼はあたしがおごるって話だったよ、って春臣に言うと、ほんの少しだけ困ったような顔で、

 

 

 「実は細かいのが無くて困っていたので、お金を崩してもいいですか?」

 「でもそれじゃ、あたしがおごることにならないよ」

 「では、帰りに珈琲をお願いしてもいいですか?」

 「いいけど、それじゃ──」


 

 浴衣を買ってもらって、お昼もごちそうになったんじゃ、春臣ばかり払ってる。

 珈琲だけじゃ、全然足りない……って思ってたら、


 

 「せっかくなので、春名さんおすすめのコーヒーフロートにしたいです」


 

 そう言って、ね? って顔して笑う春臣。

 駅の改札の近くに、小さな珈琲屋さんがある。

 前に来たことがあるんだけど、そこのコーヒーフロートがすごくおいしかった。

 だから、春臣にも飲ませてあげたくて、今度一緒に行こうって話したのを思い出す。

 

 覚えててくれたの、すごくうれしい。

 

 

 「うん!」


 

 だから、そう答える。

 すると、春臣が嬉しそうに笑ってくれた。


***

 


 会計を済ませて、お店の外に出る。

 時計を見ると二時を少し過ぎた辺り。

 これから帰って、浴衣を水洗いして、明日どんな髪型にするか研究しなくちゃ。


 

 「改めて──春臣、浴衣ありがとう。それからお昼も、ごちそうさまでした」

 「こちらこそ、ご馳走になりました。とてもおいしかったです、春名さん」


 

 春臣にお礼を言ったら、同じ様に笑顔で返された。

 

 久しぶりにこうして一緒に出掛けられて、すごくうれしい。

 それに明日は花火大会。

 そう思ったら何だか嬉しくて、顔が笑っちゃう。

 

 ……手、繋ぎたいな。

 


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