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新世界の創世者は、魔王ではなく?  作者: ニャンコ
第一章 本能寺の変
3/6

第一話 其の三『闇の道、深紅の先導』

深紅は、

力丸のビジュアルイメージカラー

ですよぉ


⭐︎主人公

森長氏(力丸)

森家五男。

性格は長男タイプ。

○。○○○兄さんみたいな感じ。

二度目の○○。一度目は✖︎✖︎✖︎✖︎、二度目は文武共に超天才。過去二度、✖︎✖︎されている。

今は戦国の世。いつ✖︎✖︎されてもおかしくない。いつ、いかなる時も✖︎✖︎だけはされないようにする!地位があれば✖︎✖︎される。まずは、地位を得る前に力を蓄える。周囲の情報、自身の武力。そして、他の誰にもないであろう魔力。

幸いにも自分は五男。親兄弟に従っていれば、暫くは✖︎✖︎の危機はない。親兄弟は大事にしよう。こんな時代だからこそ、家族の団結は大事な筈だ。裏切りは許せない。

独りで背負い込むタイプ


みんなで“りっきゅん”を推しましょう

\(^o^)/


妄想具合が上がってきましたね

楽しくなってきたアナタ‼︎

流石

むっふぅ

 畳が戻される音は、炎の咆哮に呑まれた。


 本能寺は燃えている。

 火は、容赦なく歴史を焼く。


 ――織田信長はここで死ぬ。


 誰もがそう信じる夜。

 その“決まりごと”に、いま小さな裂け目が走った。


 畳の下。

 闇の口。


 そこへ四人が消えていく。

 

 ◆抜け穴へ


 穴の口は狭かった。

 木枠で補強され、土の匂いが濃い。


 信長が覗き込み、短く息を吐く。


「……ほう」


 驚きはある。

 だが狼狽はない。


 信長は脱出の手立てがあることは知っていた。

 ――だが、この“抜け穴”そのものは知らない。


 白装束の男が、闇を見下ろす。


「力丸。これが“道”か」


 力丸は淡々と頷いた。


「はい」


 信長は一瞬だけ目を細めた。


(なるほど……ここまでか)


 何かを察したように。

 だが問い詰めはしない。


 信長は足をかける。


「行くぞ」


 その背中が、闇に沈む。


 続くのは力丸。

 深紅の気配を纏った少年は、躊躇なく穴へ入った。


 蘭丸も続こうとした、その瞬間。


 坊丸が穴の縁にしゃがみ込み、覗き込んで――


「わぁ……」

     なぜか感動した声を漏らした。


「ほんとにあるんだ、こういうの……!」

     蘭丸が反射で口を開きかける。


 だがその代わりに出たのは、

          言葉ではなかった。

「シャーッ‼︎」


 威嚇。


 蘭丸の姿が一瞬、化け猫のように見える。

 耳が立ち、

   背中の毛が逆立つ幻覚まで添えて。


    坊丸はビクッとして、

「ひっ」

    と固まった。


  蘭丸は“猫のまま”指を口元に当てる。

「シャーッ‼︎(静かにしろの意)」


  坊丸はこくこくと頷き、声を殺した。

「……ごめん」


 蘭丸は穴へ入った。

 

 ◆闇の中の行軍


 抜け穴の中は湿っている。

 土壁が近く、天井は低い。


 信長の足音は迷いがない

    ――ように見えるが、

 その歩調には

 確かに“初見”の慎重さが混じっていた。


(信長様も、この道は知らない)

            蘭丸は気づく。


 信長は「脱出策がある」ことを知っていた。

 だが、それが

  畳の下の抜け穴だとは知らなかった。

 ならば――

   (力丸が、主導している)

闇の中で、その事実は異様な重みを持った

 力丸は先導する。

曲がり角でも減速せず、暗闇に躊躇がない

 まるで――

この道が、力丸の掌の上にあるかのように


 そのとき、後ろから坊丸の声が漏れた。

「暗いよ〜狭いよ〜怖いよ〜……」


    蘭丸は即座に化け猫化。

「シャーッ‼︎」

    坊丸

「ひっ……!」

 坊丸は口を押さえ、

     涙目で力丸の背中を見つめた。

「りっきゅん……」

     力丸は振り返らない。

「歩けますか」

     坊丸は情けなくも必死に頷く。

「歩ける……」


 蘭丸の化け猫が睨む。


 坊丸はそれ以上、何も言わなかった。

 

 ◆坊丸、空気を壊す(救う)


 闇の中では、沈黙が毒になる。


 燃える寺を脱したはずなのに、

 別の息苦しさが胸を締める。


 ――信長が死ぬはずだった夜。

 ――歴史が崩れた夜。


 蘭丸の喉の奥が焼ける。


 そんな空気を、坊丸がまた破った。

    (破り方が最悪だが)

「ねぇねぇ、りっきゅん」

    力丸

「何です」


     坊丸は声を潜めようとして、

         失敗した声量で言う。

「この穴さ、誰が掘ったの?」

    蘭丸は反射で化け猫化。

「シャーッ‼︎」

    坊丸

「ひっ……!」

   前方で信長が、ふっと鼻で笑った。

「……賑やかだな」


 蘭丸はその声に背筋を伸ばし、

 さっきまでの化け猫を瞬時に消す。


「……失礼」


     坊丸が小声で囁く。

「蘭丸、猫みたい」


 蘭丸は無言で化け猫の目だけ戻した。

 坊丸はすぐ前を向いた。

 

 ◆信長の“確認”


 少し進むと通路がわずかに広がった。

 信長が立ち止まり、振り返る。


 闇の中でも眼光は鋭い。

 火の中と変わらない。


「追っ手は来るか」


  蘭丸が答えるより早く、力丸が言う。

「来ます。間もなく」


     信長は頷いた。

「……そうか」


 それだけ。


 焦りはない。

 だが“知らない道を歩いている”という緊張は確かにある。


    信長は力丸に視線を向ける。

「おぬし、よく知っておるな」


    力丸は淡々と答えた。

「偶然です」


    蘭丸の胸がざわつく。

(……嘘だ)

    だが今は追及できない。


    信長が命じる。

「急げ」


 ◆地上へ


 土の匂いが変わった。

 湿り気が薄れ、外気が混ざる。

 夜の冷たさが、微かに肌を撫でた。


 力丸が木板を押し上げた。

 外の空気が流れ込む。


 信長が先に出る。


 白装束の輪郭が月明かりに浮かび、

 その姿が“生きている”という事実が、

         蘭丸の胸を震わせた。

 蘭丸も続き、坊丸も這い出る。


 ◆川沿いの裏通り


 そこは川沿いの裏通りだった。


 遠く、夜空の端が赤く染まっている。

 ――本能寺。


 火はまだ生きていた。

 炎は高く、黒い瓦を砕き、柱を呑み、京の夜そのものを焦がしている。


 熱はここまで届かない。

だが赤い光だけは、川面に揺れて届いた。

 水に映ったそれは、まるで血のようにぬらりと伸び、波紋に裂かれてはまた繋がる。


 燃える寺は、ひとつの巨大な灯火だった。

いや、灯火などという生易しいものではない。


 天下を焼く色。

 時代を塗り替える色。

 人の命を、夢を、欲望を

     ――まとめて灰にする色。


   坊丸が伸びをして、つい声が出る。

「はぁ〜!外の空気うま〜!」


   蘭丸は瞬時に化け猫化。

「シャーッ‼︎」


   坊丸

「ごめん!」


 その横で、力丸は立ち止まった。

 そして燃える本能寺を、

        しばらく黙って眺める。

 深紅の光が、少年の頬に影を作る。

 瞳の奥に赤が宿り、炎が映る。


 その表情は、逃亡者のものではなかった

 悲嘆でもなく、焦燥でもなく

  ――むしろ、確信に近い静けさ。


    力丸はぽつりと言った。

「赤いな……実に良い色だ…」


 蘭丸が息を呑む。


 信長は何も言わない。

 ただ、その言葉を当然のように受け止める目をしていた。


 炎が揺れる。

 川面が揺れる。

 夜が揺れる。


 だが力丸の声音だけは、揺れなかった。


 ◆目的地へ


  力丸が川沿いの暗がりへ視線を向ける

「こちらです」


  蘭丸が問う。

「どこへ行く」


  力丸は振り返らず言った。

「安全な場所です」


  信長が短く言う。

「案内せよ」


  坊丸が小走りで

      ついていきながら、囁いた。

「ねぇ、りっきゅん。

       安全って、お布団ある?」


  蘭丸が化け猫化する。

「シャーーッ‼︎‼︎」


  坊丸

「ひぃっ……!」


  信長がぼそりと呟く。

「布団がフットんだ」


  蘭丸が反射で、

「今それ――」


   と言いかけ、咳払いで誤魔化した。

「……失礼」


 力丸は一切反応しない。

 ただ前を向き、夜の川沿いを進む。

そして四人は、川沿いの小さな店へ向かう


 灯りの消えた、

   繁盛しているようには見えない店。

 だが力丸は迷わない。


 まるで――

そこに“待ち人”がいると知っているように

待ち人って

誰なんでしょねー

気になりますねー

わからないと、ものすごく

こわい、こわい、こわいですねー

楽しみですねー

それでは、また、

サヨナラ

サヨナラ

サヨナラ

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