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禁忌




 魔法使いが異空間に創った森にて。


 嫌な予感の正体を掴むべく、マスクを外した瑠衣るいは目を瞑り、集中して薫香を辿った。

 のだが。


(???あれ。おかしい。な)


 瑠衣は自身をお姫様抱っこしている禾音かのんを無言で見上げた。

 禾音は乱暴で禍々しい表情を引っ込めて、優しい天使のような笑顔を瑠衣へと向けた。


(???いま、まで、は。全然。匂わなかった。のに。こんな急に。私が放った身体を痺れさせる薫香が。禾音に影響を。与えた………ううん。そもそも。この人は。本当に、)




 禾音、なのか。




 血の気が引く。

 呼吸が乱れる。

 目に映る禾音の顔が、身体が、背景が、遠ざかっては迫るを忙しなく繰り返す。

 心臓が早く大きく不規則に鼓動する。

 蟀谷に冷や汗が一筋流れた。


(………落ち着いて。落ち着いて。大丈夫。禾音。禾音。だけど。禾音………だけじゃ。なくて。これは)


「瑠衣?どうしたの?」

「禾音」

「どうしたの?顔色が悪いよ?早くここから出て、家に。ううん。病院に行こう。ね。はい。マスクをして「禾音」

「瑠衣?」

「禾音。あなた。摩訶不思議生物と。契約をした?」











(2024.8.10)




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