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不自由自由




 バクパク。

 額に生える一本角、四足歩行、愛嬌のある表情、波模様の雲に乗っている摩訶不思議生物。

 後天的に備わった人間の特殊能力を奪い喰らう。




 騎士団や大気分析家など『蒼黒城そうこくじょう』で働くごく一部の人間のみが、摩訶不思議生物についての情報が記されている書物が閲覧可能な図書館にて。


 禾音かのんは漸く見つけた摩訶不思議生物に歓喜した。

 後天的なら、否、先天的であろうとも、何であろうとも関係なかった。

 絶対に、瑠衣るいの能力を消し去る方法を見つけると決めていたのだ。

 例えばそれが、禁忌の方法であったとしても。

 絶対に、




(瑠衣。おまえを絶対に、)




 魔法使いが異空間に創った森にて。


 見つけた見つけた見つけた。

 禾音は歓喜に打ち震え、お姫様抱っこするする瑠衣に意識を傾けつつも、バクパクのみ視線を固定する。

 逃さない絶対に捕まえる捕まえて瑠衣の能力を奪い喰らってもらう。


(瑠衣。瑠衣瑠衣)


 これで、

 これで漸くだ。

 瑠衣を不自由から解放して、自由にして、そして、




(俺の傍でずっと、)











(2024.8.5)




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