第0章:感激、復活、お久し振り!
お久し振りです。辰巳結愛と申します。
最近、ファンフィクションを書きまくっておりましたが、久方ぶりにルフィの物語を書きたくなり、投稿いたしました。
第一弾は「銀髪の悪魔」、第二弾は「蒼衣の神官」。
そして今回、「General and Pliest」第三弾、「金鱗の竜王」。
皆様の貴重なお時間頂けましたら幸いです。
それでは、まずはブランクもあったのでキャラ紹介から…
よろしく、ルフィちゃん!
えーっと…とりあえず皆様、お久し振り?
この「General and Pliest」シリーズ、3年近く前に会ったっきりかしら?あまりにお久し振りすぎるのと、色々と皆さんの状況も変わってるみたいだから、改めて本編に入る前に、軽く自己紹介しておくわね。
まずはご挨拶。私の名は、ルフィ=ジェネル。外見は24くらいで、旅の女傭兵。刀身も漆黒の魔剣を腰に差し、瞳の色は光の具合によって、青にも灰色にも見えるという、何とも表現しにくい色。
そして、外見上の最大の特徴は、この世界では滅多にいない腰まである長い「銀髪」ってこと位かしら。…まあ、この髪のせいで、ムカつくことに「銀髪の悪魔」なんて呼ばれるんだけど…
ちなみにさっきから「外見は」って言っているのは、ひとえに私が死なない者…「不死者」と呼ばれる存在だから。元は人間だったのだけれど、2000年くらい前からこんな体になっていたの。原因は今のところ不明。
だから…今、私は「不死者を殺す方法」と、「何故自分が不死者になったのか」を探す旅に出ているわ。
それから、旅の同行者が2人。
1人は青い髪に蒼い瞳の美人、ダル=プリース。外見は25、6くらいの綺麗な女性にしか見えないんだけど、実際は男。しかも厄介なことに、こいつ、自分が「女」と勘違いされるのを極端に嫌がるのよねぇ…男の矜持って奴かしら?
普段は普通の神官服を着ているけれど、その実、その若い見た目に反して、最高ランクの神官サマ。神官としての二つ名は、「海神官」と言うらしく、海を統べる神…「華麗の神」と呼ばれるモノに仕えているみたい。私、神様にキョーミ無いけど。
あ、そうそう。こいつも実は私と同じ「不死者」で、そうなった時期もほぼ同じらしいわ。
…ってことはこいつも2000歳超えてるのよね。
こいつの旅の目的も、私と同じ「何故自分が不死者になったのか」と言うのと…まあ、神官の性なのか、「困った人々を助けるため」みたい。
あのねぇ、私、傭兵なのよ?無償奉仕なんて真っ平なんですけど!!
で、もう1人は見た目は16、7の金髪の少年、ラギス。ただ、旅をしている際の少年の姿は仮の物で、その正体は神に仕える黄金竜。
ちょっと昔に黄金竜に協力して、海に住む魔物を倒した際に、壮絶に懐いてきた少年で、その時の気持ちを引きずっているのか、3年前にとある城で再会した際も「ルフィ様」とか呼んで、城の用心棒を辞めて(と言うか辞めさせられて?)私達の旅にくっついてきている。
だから、ラギスに関しては、特に旅の目的って物がある訳じゃないとは思うけど…強いてあげるなら、「弱きを助ける事」かしらね。
……うわ、そう考えたら何だかただ働きしたがる奴らばかりと旅してるって事!?
冗談じゃない!いくら私やダルが不死者とは言え、お腹も空けば眠気も襲うのよ!?
眠るのはまあ、野宿で平気だとしても(そりゃあ、ふかふかのベッドで眠れるに越した事は無いんだけど)、食べるのは…そりゃあ、傭兵暦も長いから、その辺の物を使って作れなくは無いけれど……やっぱり、きちんとした所で食べたいと言う欲求くらいはあるの!
…はっ!空腹のあまり暴走しかけたわね。
とにかく…今回こそ、「不死者になった理由」が分かるような進展がありますように……
そう思いながら、私は…と言うか私達3人は、次なる町へと向かっておりました。
そんな訳で、お久し振りのこの物語…開幕!