顔合わせっていうより…愛ちゃんが言ってた言葉なんだっけ?あっ合コンだ!
前略愛ちゃんへ、ふと思い出した事ですが私が頼んだノートを愛ちゃんがシュレッダーにかけてくれてる事を信じてます。新しい人生?を送っている私だけど愛ちゃんに相談したい事があります、多分何言ってるの?と愛ちゃんは思うかも知れませんが相談を持ちかけた私も何言ってるのか分かりません。「メロディさま!ぼくのおひめさまになってください!」「メロディ…わたしのつがいになってくれ」「メロディ…」「メロディちゃん…ぼくのそばにいて」「メロディ…すき」愛ちゃん…婚約者候補のハーレムをどうやったら解消出来ますか。
遡ること数分前…
「メロディ様、お付きの者はどうなさいますか?」「えっと…(お付きの者ってラスセ君だよね…)せんぞくのしつじがいるのですがどうよべばいいのかわからなくて」「成程…普通においとか言えば来ると思いますが」
おいって呼ぶのはちょっと失礼だと思う…
「なるほど…ラスセ君!」「メロディ様、私めはここに」「ひゃう!?」
びっくりした、足音しなかったしいつの間に傍に居たのか分からなかった…あと変な声出たの恥ずかしい
「成程…まさか貴方様でしたかメロディ様の専属執事は」「…誰かと思えば隣国の反乱を止めた英雄様では無いですか…英雄とあろう者が国家の犬となりましたか?」
あれ?なんだかバチバチしてる…どうして?
「まぁ英雄様はどうでもいいでしょう、メロディ様先程私をお呼びになりましたがどうなされましたか?」「あのね、おむかえにきてくださったかたがおつきのものはどうなさいますかっていわれたのでラスセ君にきこ「勿論、メロディ様のお傍に」そっかぁ」
即答だった…
「メロディ皇女様間もなく会場です、暫くしたら会場の者がメロディ様の名前を読みますのでご挨拶をお願いします。」「わかりました。」
会場?顔合わせなのに?
「メロディ様ご到着です」「ご苦労様です、メロディ様こちらの椅子にお掛けになってお待ち下さい」
わァ~人が沢山いる…あれ?小柄でとんがった耳の人優しそうな顔だけどなんか居心地悪そう…わぁ白いライオンの人可愛いけど目を伏せてる…あの黒い竜の人目つき鋭いしさっきからこっちをずっと見てる…あれ?大きな赤い瞳の人は周りの人と目を合わせない様にしてる…、隣の大柄で牙が鋭い人…あっこの人額に角がある!鬼の人なのかな?
「皆様揃いましたね、ではこれより交流会を始めます。」
交流会?顔合わせじゃないの?
「まず初めに開催者代表、カトラス・ブレイド・ラグナロク様より開催の言葉を」
ラグナロクって家のだ…あれという事は兄か姉?
「我が帝国へようこそ…俺はカトラス・ブレイド・ラグナロク、この国の第二皇子だ」
ほあ…きっとした顔で瞳は深紅色…って2番目の兄!?
「この交流会は我が末の妹メロディの為に開催した、是非ともメロディと親睦を深めてくれるとありがたい、俺からは以上だ」
はい?
「カトラス様ありがとうございます。続きましては…」
えっと…何故?分からない
「よっ!生きてるかちび」「!!?」
びっくりした!後ろにいたから凄いびっくりた!
「どうしたお兄様だぞ?ちびは元気そうで良かった良かった…ちび?俺の事覚えてる?」「カトラスさま?」「」
あっ目を大きく開いて固まった
「ちび、今から俺と遊ぼっかうん遊ぼう」「でもこうりゅうかいは?」「んなもんしなくていい」
それでいいのだろうか
「カトラス様、いけません」「おうラスセ、良いじゃねぇかどうせこいつら全員権力狙ってる馬鹿共しかねぇんだからよ」
成程、政略結婚の為のやつかぁ〜と言うかカトラスお兄様は私には興味無いんでは?
「メロディ様、ご挨拶を」「(不味い呼ばれてた!!)はい、ごあいさつがおくれてすみません。わたしはこのていこくのだいさんこうじょ、メロディ・ブルームーン・ラグナロクです(わぁこっちみてるえっとそうだ笑顔!)みなさまおみしりおきを。」
皆、顔赤くしたりしてる何で?
「ち〜び〜何してんだお前〜」「え、ひゃ」
何で頬っぺた摘まれたんだろう
「いけません!メロディ様!あんな可愛いお顔を無闇に晒しては!」「らふふぇふんどうひはの?ひょんひゃにきゃあおおふぁかくひて」
ほっぺ伸びる〜喋りずらい〜
「(何とか解放されたーけどほっぺた腫れたかも)…あれ?あのこ…」
とんがった耳の子だ凄い顔色悪いしとぎどき耳塞いでる…声掛けた方が良い気がする
「だいじょうぶですか?」「っ!?きみは… 」
驚いた顔してるけどやっぱり顔色悪い
「ぐわいがわるそうだったのでこえかけました。どこかつらいところはありませんか?」「っ…しずかなばしょにいきたい」
静かな場所…人酔いしたのかな?けど急に動いたら辛いし耳塞いでるからどうしよう…そうだ
「てをのばしてください」「?…?!なにを」
両手を握って額を合わせて後はゆっくり深呼吸
「ゆっくりいきをすってはいて」「すぅーはぁ〜」
だいぶ顔色良くなった良かったやっぱり少しパニックになってたから落ち着かせて正解だった
「おちつきました?」「はい」「よかったきれいなおかおにもどって、あっちしずかなばしょだからごえいにたのんでゆっくりしてください」「!あの…なんでぼくを?」
何で?何でって言われても
「ぐわいがわるいひとにはやさしくするのがふつうですしわざわざとおいところからきてくれたおきゃくさまにむりさせてはだめだとおもったから?」「!!」
常識的に考えてね
「王子!」「ごえいのひときたからわたしはこれで」「!まっ」
ふぃ〜何とかなったあれ人だかりで来てる
「レオンハート様!」「どちらに行かれたんですか!」
レオンハート?誰だろう皆心配な顔で探してる…あれバルコニーに誰かいる
「あっしろいライオンさんだ…」「なにかようか」
人が居ない所でどうしたんだろう…
「…どうしてここにいるの?」「あのようなばしょはいごごちがわるくてすかないそれにわたしがいなくなろうとだれもさがさない」「…なんでさがさないの?」「…しろいからだをもってうまれたからだ」「きれいなのに」「…は?」
お日様の光に照らされて綺麗なのにどうしてだろう
「あなたのめはふしあなか?どうしてそんなことが」「ふしあなじゃないよ?だってしろいけがおひさまのひかりにはんしゃしてきらきらかがやいてるしそれをゆったらわたしもかみのけしろいからおそろいだよ?」「…ふっふふふっはははは!!」
凄い笑ってる何で?
「はじめてだ、わたしのことをきれいだというのは」「レオンハート様!そちらにいらっしゃるのですか!」「あれあのひとさっきもレオンハートさんをさがしてたひとだ?」「!…ああ、それはわたしのなだ」「レオンハートさんはあなたなの?」「そうだ、さてわたしはまたごえいやくとかくれんぼをしなくては…またあおうメロディ」「あっ…いっちゃった」「メロディ様!こちらにレオンハート様がいらしたと思ったのですが」「それならさきほどこのばからはなれました。」「ありがとうございます!レオンハート様!!」
嵐のように去った…何だったんだろう
「やっやめて!はなして」「良いから見せろよ!!」
うわ、ここでもあるんだ虐め
「やだやだ!!」「大人しくしろって」
なんかやだ…止めよう
「なにしてるのですか」「!メロディ様!!」「あぅ…」「そのこはわたしのゆうじんですよ、ぶれいなまねはゆるしません」「やばっ」
あっ逃げた!逃げるなら最初からしなければいいのに…あれこの子…赤目の子だ
「とつぜんゆうじんとゆってごめんなさいケガはないですか?」「はい…いたっ」
あっ顔に傷…えっと…ハンカチあった
「ミスト!よし、ごめんなさいかおにふれますね」「あっ」
赤い1つ目だったんだ!けどこの子の目赤じゃなくて
「ルビーレッドじゃなくてからくれないいろのキレイなめ…」「ッ!!!」
本当に綺麗な色だなぁ〜ここまで綺麗な赤色系初めて見た…
「きもちわるくないの?ぼくのこのめみんないやがるのに…」「うん、きもちわるくないよ?だってきらきらひかってるしここまでキレイなあかいろはじめてみたもの!だからこんなにキレイなめをきらってるみんなのほうがわたしわかんない」「っぼくきれいなの…ほんとうに…?」
さっきのライオンさん基レオンハート君もそうだけど本当に綺麗なのに何でだろ?あれかな忌み子とかそんな系統かな?無事に産まれて元気で過ごしてるなら良いと思うのになぁ〜あっ顔の怪我!手当ちゃんとしなきゃ!
「ラスセ君!」「メロディ様!どうなさいましたか?」
同じ男の子なら大丈夫だよね!
「ラスセ君、このこおかおにケガしてるからてあてしてほしい…いちおうミストのまほうをハンカチにかけてよごれふいたけどいちおうおねがい」「はい分かりました、さぁこちらへ」「まって!ぼくまだおれいゆって」シュン
ってあれ?私今シレッと魔法使ったよね?えっこの世界って魔法使えるんだ!わァ~!!あっハンカチあの子に渡したままだ…けどもう1枚あるから良いかな
「それにしてもひとをみすぎてなんだかつかれちゃった…(ラス…そうだてあてたのんだばっか…カトラスおにいさまは…あっちでなんかおはなししてる)…ひとりでおへやにかえろう、それかなかにわ…」
流石にお部屋に帰ったら不味いかな〜一応私の国が呼んだ皆様だし…でも色んな顔見るのも疲れたなぁ〜
「なかにわにいこう…そのほうがみんなしんぱいしないかな?」
さてと中庭に続く道は…この階段、会場の階段より段差が高いなぁ〜踏み外さない様にしないと…
ズルッ「っ!(まえのめりでたいせいくずした!あたまからおちっ)」ぽすッ
あれ痛くない…それに誰かに抱きしめられてる
「…ぁ」
この子…鬼の角の子だ、助けてくれたの?
「ありがとうたすけてくれて」「!……けがないよかった」
綺麗な顔だなぁ…この子前世で所属してたモデルの子みたいに優しいくてカッコイイ顔になるかも…
「?…おれのかお、ずっとみてる?どうして?」「!ごめんなさい、きれいなかおだったから」
わぁ!またやっちゃった!昔から気になると何にも言わないでずっと見たり観察する悪い癖!
「おれのかおきれい?…こわいのまちがえてる?」「ううん、ほんとうにかっこいいしやさしいから」「!…」
あっ顔そらされちゃった…でも耳赤いのはなんでだろう?
「おまえ…たしかメロディってなまえ」「はい」「なんでここきた?」「ちょっとつかれてしまったのでなかにわできゅうけいしようと…あなたは?」「おれ?…はなをみにきた」「はな?」
確かにここの中庭には薔薇とかすずらんの花とかあるけど…
「はながすきなの?」「…ああ」「(バラじゃなくてスズランみてるからきっとこのひとは)スズランがすき?」「!!…こうゆうちいさくてかわいいはなとかすき…でもおれ、おとこだからみんなおこるしだめだっていう…おまえもこんなおとこきらいだろ?」「きらいじゃないよ?」「え?」
えぇ…男の人がかわいいの駄目って偏見すぎる気がする…好きならば良いと思うのに
「おれ…ぶあいそうだしことばかたことだしそれにみんなかおこわいってなにかんがえてるのかわからないって…ちちうえもおとこならおとこらしくしなさいって…」「でもやさしいよ?しょたいめんだけどわたしをたすけてくれたりかたことでもいまこうやっておはなしたくさんしてたり…かわいいのがすきでいいとおもう!だってそれがあなたのこせいだから!」
子供の個性潰すのはやっちゃあだめだよ…大人の理想を押し付けがましく子にやらせようとするこの子のお父さんは馬鹿なんだと思う失礼な言葉だけど
「メロディ…」「わぁ!どうしたのやだった?」
泣いてる!!えっやだったのかな?ってえっ抱きしめてきた!?
「おれ、はじめてゆわれた…おれはおれでいいって…」
!この子あの時の…小さい頃に私が言って欲しかった時の姿だ…頭を撫でる位なら良いよね?
「うん、あなたはあなたでいいんだよ」「うぅ…」
そう私もこうやって言って欲しかった…抱きしめて欲しかった…
「ごめん…」「だいじょうぶ、すこしおちついた?」「うん…おれのみものもってくる!…だからすこしまってて、まだおはなししたいから」「!あっ、まっ…いっちゃった…(まっててっていわれちゃったからまとうかな)」
それにしてもこの中庭は広いなぁ…あれ?この花百合の花に似てるけど…とげとげしてる?何だろう…
ドカーン!!!!
「きゃあああ!!!!」「メロディ様!!!!」
この声はラスセ君!
「ラスセ君!!わたしはここだよ!」「!っメロディ様!!その花から離れて下さい!!」
えっ花?っ!!何このツタ!!苦しいっ!!
「キシャー!!!!」「くっ!遅かった!まさか魔獣花が紛れて居たなんて!メロディ様を離せ!」
魔獣花?こんなのが居るの!?っぐ
「かかったな!」「っく!何者だ!メロディ様をどうするつもりだ!!」「なぁにちょっくら人質になって貰うだけだ」
人質?なんで私が人質に?カトラスお兄様の方が動くのに…
「ちびーーーー!!!!」
カトラスお兄様?
「おい!お前、うちの妹に何しやがる!」「これはこれはカトラス第二王子殿下ではありませんか…」「何が目的だ…ちびを…妹のメロディを離せ!」「嫌ですねぇ殿下?わかってますでしょ?…取引と行きましょう?メロディ様をお返しする前にこちらの要求…メロディ様を神の花嫁として神殿へ身柄をこちらに」「!っ誰があんな所に妹をやるか!」
っ!?神の花嫁?何それ…
「出来ないのであらば…今ここで奴の栄養に!」
っ!!花から牙と唾液が…怖いっ!!
「やめろぉおお!!!!」「ちびーーー!!!!」
いや!誰かっ!助けて!!
ぐぱぁ「やぁ…イヤッイヤ イヤ!!!いやあああ!!」
バサァッ
「めをとじてろ」「っ!」
ズシャッ!ぐぉぉぉぉん!!!!!!
「なっ魔獣花が!」「メロディ…めをあけろ」「!…ここは空の上?はっ…」
黒い身体に金色の瞳と大きな翼…この子あの時私をずっと見ていた子だ
「!驚いた…まさかあの龍人の国の者が居たなんて…」「えぇ、カトラス様私も初めてみました」「カトラス様!!ご無事ですか!」「あいつだ捕まえろ!!」「!くそ離せ!」
カトラスお兄様が驚いてる何でだろう…あっあの人捕まった…
バサァ「…」「あのっ…たすけてくれてありがとうございました」「…」
何にも話さないけど何だかほっとしてる?あっ地上に着いた
「メロディ様!!」「ラスセ君!」ググっ「!あぶない!!」(ドンぐさぁッ「っぐ、この!バケモノめ!!」ぐギャァァァ「ぁぁいやあああ!!」「!誰か救護魔道士を呼べ!!」
また私だ…私のせいで…
「…っぐこのくらいのキズ…」「だめ…うごいちゃだめ」
どうすれば良いのどうすれば
「まだ来ないのか!」「先程の爆発で負傷者が多数出て!」「くそっ!!何としても回せ!」
救護の人が来ない!?このままじゃあ肩から血が流れ続けて…死んじゃう…助けなきゃ[メロディ…自分を信じて…]!誰なの[大丈夫!貴女なら出来る]何が出来るの?[メロディ、心に浮かぶ呪文を唱えて?そうすれば助けることができるから…]心に浮かぶ…呪文…
「っぐ!…?メロディ?」「だいじょうぶ…わたしがなおすから…<いやしのゆうきよ、みちるつきのひかりとなれ!ルナリライズ!>」「!この光…まさかちびが?!」
青白い光…まるで月の光みたい…
「!キズが…いえてる…」「よかったぁキズが…なおって…」ドサ「!メロディ!」
あれ…身体が重くて動かない…それに何だか眠気が…
「ちび!!しっかりしろ!おい!ちび!!」「カトラス!」「っ!アストラム兄さん!ちびがっ」「落ち着け!…大丈夫、メロディは疲れて眠ってしまっただけさ、それよりもこの騒ぎは一体」「教会の奴らが…ちびを花嫁にって」「くそ!まだ諦めてなかったか!この件は親父にも伝えるカトラス一緒に来い、ラスセは妹を部屋に寝かせてくれ後でパァヤを向かわせる」「はい!」
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……………あれ?私…どうしたんだっけ?
「んぅ…このへやは?」「!」
あっ私をあの花からたすけてくれたわぁあああいきなり抱きついてきた!!えっどうしたんだろう!
「……っ」「あの…」ガチャ「あーーっ!?ぼくのメロディひめさまからはなれろ!!!!」「メッメロディちゃんにだ
きつくなんてぼくゆるさないからね!!」「えっあなたたちは…」ポス「メロディぶじか!…っあぁよかった…わたしのつがいがぶじで」「おまえのつがいじゃない…メロディ…ごめん…そばいたのに…」
私が出会った子達全員集合してる!
「ちーーーびーーーー」ドサッ「わぁあああ!!カトラスおにいさま!!」「ごめんよぉお!!俺が目を離した隙にこんな事になってーーー!!!!」
愛ちゃん…お兄ちゃんって飛んでくるんだね私一人っ子だったから知らなかったよ
「おにいさま!!たとえぼくのおひめさまのおにいさまだとしてもいきなりとびこんでくるのはいただけないです!!」「メロディちゃんにキズがついたらどうするんですか!!」「メロディ…ケガないか?」「メロディ…いじめるやつ…おれゆるさない!!」「こんなのがこのくにのだいにおうじとはおもえないな」「てめぇら言いたい放題言いやがって!!表出ろ!!メロディは渡さねぇ!!!!」
わぁカオスってこんな感じなんだ…ひっ!!今なんか寒気が!!
カツン「貴方達何をしてるのかしら?」「!おっおふくろ…」
桜色の髪に優しそうな瞳…それに…お胸が素晴らしく大きい…カトラスお兄様がおふくろと呼んでるから…間違えなく私のお母さん何だろうけど…何だか怖い雰囲気が…
「メロディごめんねお母さんお話してくるから少しだけ待ってて?…さあ、お話しましょうか?」バタン
お母さん怒ってた…
「ごめんねぇ〜メロディお待たせ…他の皆さんやお兄ちゃんは別室で待機してもらってるからね?」「はい」
あれさっき怒ってたのに今度は笑顔だ
「それにしても…私と同じで癖のある子達ばかりメロメロにしちゃったわね?」「?」「ふふ、全くパパと良いお兄ちゃん達と良い大袈裟なのよね〜」「おおげさ?」「そうそう、メロディの婚約者ハーレムを作ったからと言って物凄い騒いでたのよ?メロディがお嫁に行くのは早いってパパったら叫んでたのよ」
えっ…お父さんが?お母さんは嘘ついてないだろうけど…ってハーレム!!
「おかあさまハーレムって?」「あ!まだ説明してなかったわね…メロディ、貴女は雨季の月で6歳になりますね?これで貴女は半人前のレディになります。その証に我が帝国のしきたりとして貴女には婚約者のハーレムをつけます先程の交流会は言わばハレムを作る際の相性合わせでもあるの、相性が良い同年代の子達を集めて最終的にはハレムの子達と結婚して貰うわ」
えっ!!!!ハーレムの子達と結婚!!!!
「それにしてもあの子達ったら即答だったわね〜メロディの傍に居れるならって、本当はその国の王達と本人に話しないといけないのにまさかの本人達がその場で契約書書くなんて、メロディと同い年の子だと言うのにしっかりしててお母さんびっくり!」
嘘でしょ…
「さてとお兄ちゃん以外の皆、入っておいで」「メロディさま!!」「メロディちゃん!」「メロディ」「ぅぅ…メロディ」「……」
えっまさか…
「メロディ、この子達が貴女の婚約者でもありハーレムのメンバーよ」
お母さーーーーん!!!!!!