病弱…監禁…成程、私はお荷物何ですね
「のどいたい…」
あの後、全力で叫び部屋に入ってきたメイドさんが物凄く絶望感漂う顔で驚き今度はお医者さんらしき人とメイドさんの上司さんだからメイド長さんが駆け込んで来て色々な検査されていきました。
「げぼ…あっ…ちがでた」「嫌ぁー!!!姫様ー!パァヤメイド長ーーーー!!!!!姫様がー!!!!!」
これいつもなんだけどなぁ…
「メロディ様、苦しくは無いですか?」「うん…だいじょうぶ、いつものだから」「そうですか…朝食は喉に優しい物にしますね」「ありがとパァヤ」
パァヤさんにゆっくり分かりやすく説明してもらった事は
一、ここは最凶帝国ラグナロクにある王宮
二、私はこの国の第3王女である
三、生まれつき虚弱体質と病弱体質である
四、 三日前私は急激な魔量と神力の増加で倒れた
五、来月の梅雨の時期に6歳になる
六、 その為この部屋に安静にさせていた
七、 普段は鍵のかかった部屋に居る
八、 私の兄達と姉達はこの部屋に滅多に来ない
九、 父である皇帝陛下は会おうとしない
十、 その代わり母である皇后陛下が会いに来る
ちなみに私はメロディ・ブルームーン・ラグナロクって名前があるらしい
「メロディ様お紅茶です、熱いので気を付けてください」「ありがと」「朝食が出来次第お持ちしますね」「うん」ぱたん
国、しかも帝国…多分とてつもなく大きい国だろうか…
実の娘に会いにこない父、滅多に部屋に来ない兄と姉達、世話はメイドさん…しかもパァヤさんと最も信頼出来るメイドさん×3人、毎日くる母
母…あの暖かい温もりをくれた人…あの人が来るのは嬉しい…
パァヤさんは母の側にいて私をお世話してくれた人…あの人は信頼出来る
まだ見ぬ父と兄と姉達…どうだろうか
実子を監禁する父と反対しない兄と姉達
これはあれか病弱な娘又は妹は居ないものとするための処置か…
うーんいらないならいらないで外にポイッとしてくれれば後は1人で生きれるんだけども…せめて母とパァヤさんには何か恩返しじみた事したいけれども…
「おなかすいたなぁ」
考え事はご飯を食べてからかな