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5.神様の一日

お空の上のある空間・・・だだっぴろい白い空間。

IKAYAのビーチチェアでだらしなく惰眠をむさぼる男。


寝ぼけ眼で手を伸ばせば何もない空間からムーンバックスの期間限定ドリンク、ロイヤルかぼすフッタッポイノのを取り出し下品に音をたててすすっていた。


神「いまいちじゃの~。カボスがちゃんとフリフリしたのかどうか微妙な混ざり具合じゃ・・・ムンバはつぶしとくか・・・まあ、いつも飲んでるストロベリーミルクフッタッポイノは中々だから今回は見逃してやるか・・・」


ちょいちょい地上から勝手にいろいろなものを拝借している自堕落な男・・・神である。


100年ぐらいのサイクルで適当に目についた人間の願いを勝手にかなえてはまたゴロゴロと惰眠をむさぼる毎日を過ごす。


そんな男がこの地球の神である。


女神「あんたぁっ!!!!ゴロゴロしてないでちゃんと運営に支障がでないようにささやかな願いをかなえて、信仰心を集めなって何度いったらわかるんだい!!!」


ビーチチェアごと蹴り飛ばし、20mは吹き飛んだ神の頭蓋を瞬間移動で間合いを詰めて片手でつかんで持ち上げる、豪気で可憐な美少女・・・女神さまである。

IKAYAのビーチチェアに破損はなし・・・さすがである・・・


神「か・・・かーちゃん・・・異次元会合に出席するから3年ぐらい出張っていってたんじゃ・・・あ・・・痛いっ!!!いたいたいたたたたたたたっ!!!」


顔をまっかにしても可憐な女神は神の頭蓋を握る手に力をこめる。


女神「あんたが稼ぐ信仰心が少ないからってすぐに気合が入るように説教しとこいと、創造神様から苦言をいただいたんだよっ!!!恥ずかしいったらないんだからっ!!!これ以上ぐーたらしてるんだったら離婚よ離婚っ!!!」


そう・・・この可憐な女神はこのぐーたらな神の嫁である・・・こんなにっ!!!可憐でっ!!!豪気でっ!!!ハイパワーなっ!!!美少女がなぜっ!!!

そう思わずにはいられない。


神「わかった!!!わわりましたっ!!!かしこまりましたっ!!!賜りましたのでそのお美しいお手をお放しくださればっ!!!」


急に手を放し顔を覆いクネクネする女神・・・

白い空間の地べたへドタリと落ち涙ぐむ神・・・


女神「もおっ(*ノωノ) いきなり美しいなんてぇ~はずかしいこと言わないのっ(n*´ω`*n)」

女神の顔が赤らむ・・・


しめたっ!とたるんだほほを一時的に引き締めキリリとした顔で女神に向かいあう神。


神「わるかった。これからは愛しいソナタに恥ずかしくないよう励むよ。心を鬼にして叱ってくれてありがとう」

女神「ううん(n*´ω`*n) わかればいいのっ♪」


いちゃいちゃするふたり(怒怒怒ドドドッ


神「今日は・・・一緒にいられるんだろ?」

女神「ごめんなさい!私も一緒にいたいんだけどまだ会議再開するみたいだから戻るね愛してるわ!早く終わらせて帰ってくるからバイビィ~~~」


すたこらと立ち去る女神をただただ見守る神だった・・・


神「さて・・・もう少し定期的に願えかなえたろか・・・」


この夜、神は枕を涙でぬらした(ざまぁ!

あなたにも・・・かなえたい願いはないですか???

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