3.忙しい日々を生きる
100年後の世界では平均寿命は65年ほど。当然である。1日の時間は伸びても人として生きれる体の耐久度は変わらない。
今までと同じように経年劣化、衰えていくのである。
今の世の中、小中高の義務教育が終わり14歳で成人となり就職する。
大学に通えば16歳で就職。
それが当たり前の世の中。
小中高の授業も8時間が基本になり、その半面、年数も短縮される。
5歳から小学校に5年間通い、中高と2年半づつ通う。
中3の秋休みを終えればもう高校生。
短い高1を過ごし翌春には2年生となるのだ。
一日の時間が長い分、1年で人はどんどん成長し、大人になっていく。
時間に応じて増えるコンテンツ。
テレビ番組も30時間テレビや35時間テレビなんてもの繰り広げられつつ1日の時間が伸びたおかげで番組数も増えた。
長くなった時間を趣味に充てるにはお金がかかる。
一日4食を基本とするため食費や雑費も増えた。
30時間営業の4交代に人件費もかさばっていく。
奇跡的に紆余曲折で上がり下がりした物価も今は100年前と同じ水準であるにもかかわらず消費が増えた分を補わなくてはならない。
1日10時間勤務があたりまえとなった。
それにより給与は3割弱の増収となるがもちろんそんなものは食費雑費遊興費に消えていく。
子供たちも8時間の授業が終われば、3時間ほどの塾通いが普通となった。
そして1日30時間ある世界でも子供たちの不満はたまっていく・・・
小学生E「今日も塾かー。なんか毎日時間たりないよなー」
小学生F「そだねー」
小学生E「成績あがったからせっかくぽ〇もんフードファイターXXIV買ってもらったんだけどやる時間全然ないんだよー」
小学生F「ぼくもー」
小学生E「そういえば昔は授業って6時間だったらしいよー」
小学生F「まじでー?」
小学生E「でもその分一日が24時間しかなかったんだってー」
小学生F「まじか・・・」
小学生E「結局毎日時間がたりないのはおなじだねー」
小学生F「それなー」
小学生E「あ~、一日あと五時間あったらな~」
神「その願いかなえてやろか~」
・・・ END(LESS) ・・・
・・・ RE・STARTS ・・・
これにて終了。
ありがとうございました!!!
っと思ってたんですがまだ続くようです。