3,5登場人物(ネタばれ注意)
随時更新していきます。
ラドゥー・サフィア・ムークット ♂
読書好きの少年。自称一般学生。顔はイイ。見かけによらず武闘派。ぶっちゃけ大鎌をナイフで迎え撃てるぐらいには。
エルメラやアビスなど、命名するのが意外と好きらしい。夢の世界をひそかに『奇怪界』と呼んでいたりする。
基本敬語。心中の呟きとのギャップがあったりするので注意(…誤解のないよう言っておくと、彼は悪い子ではありません。正直者でないだけで)。
守護石はサファイア。
エルメラ(仮名) ♀
数々の伝説が残される“夢の旅人”。ラドゥーとの出会いは空から降りて、チンピラをマット代わりにした事から。淡泊、気まぐれ、無関心の三拍子だそうだが、何故かラドゥーには最大の気遣いを見せる。エメラルドグリーンの髪と瞳が美しい(見た目は)可憐な美少女。なんだかんだいって、つぎはぎの面倒をよく見ている。
彼女は何を探しているのだろうか?
おじじ ♂
『本の虫屋』の店主。ぽかぽかお陽様の下でコクコクしているなんだか可愛いおじいちゃん。でも年齢不詳。アビスをどこかから拾ってきた。いろんなこと知ってる。
アビス(仮名) ?
『本の虫屋』の唯一の店員。とりあえず謎。名前はラドゥーが命名。店では真面目に働くが、ご近所付き合いは欠片もしない子。愛想はないが、ラドゥーに勝手に名付けられても、気易く接せられても何も言わないのは別に嫌がってる訳ではないらしい。
夢屋 ♂
トップハットとロングコートの紳士。トップハットを目深に被っているため顔は分からない。エルメラを“木洩れ日の君”と呼ぶ。漆塗りのステッキ愛用。夢屋はラドゥーが付けた。“調律師”。“審判”の使い走り。
つぎはぎ ♂(ぬいぐるみだけど)
名前の通り、つぎはぎだらけのうさぎのぬいぐるみ。命名は元の持ち主。赤い蝶ネクタイがチャームポイント。通称(?)“ずたぼろの罠師”。百年間エルメラと隠れ鬼をしていた。ぶらぼー。我が道を行くぬいぐるみ。無垢で無邪気なスーパーランナー。
“奇術師” ――
黒くてカーニバルなピエロ。鎌男。悲喜を表すマスクを付けている。背が高くて、針金みたいな身体。非力そうな外見を裏切って、どう見ても重そうな大鎌を軽々振り回す危険人物。
正体は闇そのもの。
ジャック・オ・ランタン(かぼちゃ頭さん) ♂
パンプキンを被ったかぼちゃ頭さん。見た目は変でも優しくて良い人。
“妖精博士”が創った夢を引き継いで同時に苦労も背負うこととなった苦労人。普段は寡黙。名前のジャックは単純にジャック・オ・ランタンを略したもの。本名は妖精となって暫くは覚えていたものの、次第に忘れてた。
“夢の旅人”ではないが、ジャック・オ・ランタンという性質上、“道”でも迷うはない。彷徨える“夢人”を導いてやれるので、“妖精博士”に目をつけられたのが不幸(幸せ)の始まり。『導きの灯』という世界でも有数の綺麗な石を所持。
“怪盗” ♂
白スーツに白い中折れ帽子がよく似合うナイスガイ。葉巻を嗜む。彼も上位の“夢の旅人”。エルメラと顔見知り。エルメラの本領を知ってる。狙った物は逃がさない彼だが、エルメラによって初めての挫折を味わう。でも、別に根に持ってるわけじゃない。黒目黒髪。
〜チョイ役集〜
ミセス・リリス ♀
ラドゥーの通う学園の教師。ヒステリスというあだ名で、彼女の授業はヒステリスタイムと呼ばれる。これだけ言えば彼女の人となりは分かるだろう。恰幅のいい女性。彼女はなんと実はラドゥー・エルメラに次いで出来たキャラ。本編には殆ど関係してこない人物だがかなりの古株である。
クリス・ウォール(クリステレ・セレナーデ・ギータニア) ♀
ラドゥーに恋しちゃった女の子。でも撃沈。ギータニアの国柄は、キス一つでも貞操にかかわる故に自身も貞操観念が強い。実は校内美少女ランキング上位者で可愛い。恋に恋する乙女。
ファンデルン侯爵 ♂
大物。ギータニアの王妃とは仲がいい。ギータニア帝を共に弄る仲。ラドゥーと文通して情報のやりとりを少々。
アルネイラ・ファルデ ♀
ラドゥーのクラスメイト。美少女ランキングに名を連ねる。オカルト好きで隙あらばラドゥーをオカルトクラブ(メンバーは多いらしい)に勧誘。いつもとろんとした目をしているおっとりした娘。いつも黒を纏う。以外と要人物?
ダン ♂
ラドゥーのパパ。藍色の瞳は彼から受け継いだモノ。本名は鈴木槫次郎。異世界から来ちゃってそのままルミネと結婚。
ルミネ ♀
ラドゥーのママ。社交界の華。三人の子持ちだが、まだまだ現役。昔はじゃじゃ馬だったようだが、今は少女のように可愛らしい貴婦人。夫のダンといつまでも恋人同士みたいにラブラブしている。
…この二人の血を、ラドゥーはしっかり受け継いでいるということは…。
ゴルグルド ♂
ルミネの父。初代当主の名を受け継いだラドゥーのお祖父ちゃん。おじじのことを孫に話してるということは『本の虫屋』の利用者だった模様。厳格者。
ラドゥーの祖母 ♀
ゴルグの妻。故人。家を不在にしがちだったラドゥーの両親達に代わってラドゥーの面倒を見ていた。ラドゥーの部屋にあるオルゴールの元の持ち主。 夫婦仲は良好だったようだ。
~ラドゥーの側近達~
セルナンティス ♂
ラドゥーの幼馴染兼従者。主人に似てグレーな性格。
グラン ♂
グラサンのグラさんと言いたいがために名前が決まったと裏話がある強面マッチョ。お菓子作りが趣味。格闘技系。
サラ ♀
亜麻色の髪の美女。その美貌を使って男から情報を得る隠密系の護衛。武道はそれなりに心得ている。
ギル ♂
年嵩の護衛。薬に詳しい。ラドゥーが生まれるよりずっと昔から仕えており、実はゴルグじいとは酒飲み仲間だったりする。
リオ ♂
おっとり系の美青年。しゃべらない。気配を消すプロで、サラとよく行動を共にする隠密系の護衛。実力は未知数。
『ガルド・バリューの冒険』編
初めてラドゥーが足を踏み入れた本の夢の世界。
一夜だけの体験だったため、これから面白くなるだろうところで打ち切られてラドゥーは不満だったようだ。実はまたこの世界に入って最後まで楽しみたいと思ってたりする。
ガルド ♂
この物語の主人公役。ラドゥーはこの人物を演じた。
『時の止まった皇国』編
意志を持つ夢。ただし異常をきたして普通の夢とはだいぶ違っていた模様。
皇子の幻の産物で、エンドレスに同じ毎日が続いていた。
少なくとも百年単位でこの世界にいた皇子はその割には正気を保っていたのはさすが。
ウォンバルト殿下 ♂
時の止まった皇国という夢の主。
『タムス』という国の皇太子だった(ラドゥーの世界にはない国)。相当有能で知慮に富んだ人物だったらしいが、最愛の妻に出会い、ついに愛の為に何もかも捨てた。
作者の中では悲劇の人物というより愛に生きた人という認識が強い。
消えるまでの数分間しか登場してないのに、どういうわけか作者の中でこの皇子の存在感が強いのは多分このため。死後は後世の人に国の守護神として祀られている。
だか、きっと祈って御利益があるのは縁結びだ。
レーリア ♀
ウォンバルト殿下の妻。彼の異母妹にあたる。
この人も悲劇の人だが、最愛の人にここまで愛してもらった事を鑑みると女に冥利に尽きる人生だったのではないかと。あんな行動をとりはしたが本来は結構大ざっぱでおおらかで活発な性格(幼少期は庶民として育ったので)。死後は皇子と共に祀られる。
おそらくあの世で再会しただろう皇子と心おきなくイチャついているのはまず間違いない。ごちそうさまである。
『かぼちゃのランタン』編
趣味と実益を兼ねたジャックのかぼちゃ畑が広がる長閑な生きた夢。夢の住人はジャックを慕っている。いろいろあったが、今ではここの畑で精力的に働く姿が見られるという。最近、何処ぞの観光客が大量のタックァを持って訪れたとかしないとか。
リン ♀
朗らかなおばちゃん。が、侮れないお人。“妖精博士”に従って夢の世界に入った。“夢人”。
“妖精博士” ♂
陽気な男。年齢が読めない顔立ち。“夢の旅人”としては上位に食い込む。『称号名』。とある世界で出会った鯛焼きに一目惚れ。あらゆる世界の鯛焼きを食べ歩くのが趣味になり、放浪生活を送っている。
ローラ ♀
“夢人”。“怪盗”の下僕。小物小物と言われたが、灰色空間にあまり影響されないところをみると、“夢人”としては結構力のある方。比べる対象が間違ってた。
『魔女の楽園』編
人間を愛した変わり者な魔女の夢。住人はケンタウロスと人魚二人と老龍のみ。魔女ドロテアが暮らしていた村が戦争に巻き込まれて死に絶え、認められなかった魔女が創った。村と周囲の森と草原と湖も一緒に夢に引き摺り込む。
結果は本編をどうぞ。
ドロテア ♀
夢の世界が本来の居場所である魔女。ワインレッドの巻き髪が美しい美女。でも本来は田舎が好きなお婆ちゃんみたいな性格なのかもしれない。人間が好きで、好きで、大好きで、ずっと愛する村を蘇らせることだけを夢見てきた。その過程でケン達と出会い、つかの間の楽しい日々を送を送る。
ケン ♂
ケンタウロス。豊穣の森の番人。外敵に故郷を追われ、ドロテアの夢に辿り着いた。情に厚い熱血野郎。
ロジェとロジャー ♀&♂
双子の人魚。湖の番人。双方共に藻色の髪。閉鎖的な村に生まれたせいで、双子は不吉という迷信を真に受けた母親に海に捨てられた。愉快なことが大好きな悪戯っ子だが、それは寂しさの裏返しなのかもしれない。
老龍 ♂
夢でも現でも特別視される絶対の力を持つ龍。草原の番人。“奇術師”に彼の故郷をめちゃくちゃにされ、仕方なく“道”を彷徨っていたところ、たまたまドロテアと出会い、意気投合してそのまま彼女の夢に居着いた。
沢山の名があるので、ドロテア達は好きに呼んでいる。どれだけ数があるかは本人も把握してない。
『破者の暴走』編
ラドゥーの初異世界来訪編。そこでやらかしたあれやこれや。懐かしいあの人とも会え、記憶の欠片を手に入れ、ついでにしっかり報復を遂げるなど、充実した一月を送った。
レレティーヌ ♀
ノルメの教主。白い女性でかなりの美女。だが、ラドゥーの琴線には触れなかったようだ。どんまい。吸血鬼であるが、伝説のような弱点は無い。ただ夜行性の動物と心を通わせられるという能力があるが、その他は普通の人間と変わらない。
ハナッチェル ♀
ノルメの街で倒れていたラドゥーを拾った敬虔な女性。彼女も街の被害者であり加害者。火事の際は恐らくラドゥーが手を回して救ったのだろうが、その後の詳細は不明。
アイマ ♀
施設の職員。ラドゥーにつまみ食(自重)。少々嫉妬深い性格のようだが、基本的にしっかりした女性。情報を(そうとは知らずに)流して街の攻略に手を貸した功労者。彼女も薬の影響を受けていたかもしれない。
オイボレー ♂
街を侵略する国の人間。偏屈じじい。科学者。ラドゥーとエルメラが彼の夢に覗いたこともある。記憶の欠片の一人。
シュバッセ ♂
施設の患者に身を窶していたオイボレーの仲間。守護隊長なので有能であるはずだが、施設ではラドゥーの手玉にとられていた感がある。
『つぎはぎの夢』編
つぎはぎの過去編。ラドゥーがつぎはぎの視点で見た夢。とある少女の祖母への贈り物として、その子の祖母によって生み出されてからのの世界に来るまでの経緯を、つぎはぎが覚えているだけの記憶の回想。大切にされたぬいぐるみは永遠に生き続ける。託された魂と共に。
少女 ♀
つぎはぎの持ち主。何処にでもいそうな活発な女の子。その生涯はつぎはぎと共にあったと言っていい。亡くした子をつぎはぎに託し、穏やかに夫と共に生涯を終える。
『世界』編
最終章。再会、別れ、親交。そしてラドゥーとエルメラの旅の果てに辿り着くお話。
まとめてみたラドゥーん家の家系図↓
初代当主ゴルグルド―奥方
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二代目当主ラドゥー―奥方
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ゴルグルド―祖母(故)
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ルミネ―ダン(婿養子)
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ラドゥー ツェツィーリエ ミシェル