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夢の旅人  作者: トトコ
1/76

0.Prologue


 例えば (うつつ)と夢の間に、(ルーツ)(ゲート)があるとして




――何処にでもあり、何処にも莫いと謂われる空間(ところ)にて



「そこ」は暗闇があたりを支配していた。

ねっとりとした闇の中、その闇を押しのける輝くものがあった。

それは緑色に輝き、宝石のエメラルドを彷彿とさせる。よく見ればその正体は髪だった。その髪を所有する者は小柄な少女。流したままの髪は少女の歩調に合わせて揺れている。

目印になりそうなものなど何も無い深淵の闇の中を、少女は迷いなく進んで行く。


しかし、少女は唐突に歩みを止めた。しばらく佇み、ややして諦めたように溜息を吐いた。


そして、一言。


「あんのドアホがっ…ルール違反だわ、とっ捕まえてやる」

ドスの効いた声が、可憐な唇から……。


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