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始まり
ここは荒野。
そして数百の屍がこの荒野全体を埋め尽くしている。
あたりには悪臭が立ち込めているが
それを全く気にせず、ただそこに立ち尽くしている少年がいた。
そこに一人の少年が立っている。
見るところによると、ボロボロの服装、傷だらけの体をしている。
「なんで、殺しあうんだよ！！！」
と少年は喉が裂けそうなくらい大声で膝を付き、涙を流す。
そして、拳を地面へ叩き落とす。
「ちくしょう！！！・・・・」
目の前には父の亡骸があった。
「こんなクソみてぇな世界、俺が変えてやる」
そうして、ゼンの長い長い旅がこれから始まった。
