表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スペルランカー  作者: 六青ゆーせー
249/688

ウェンウェイ

チェコは真っ暗闇の中を、猛スピードで飛んでいた。


昨日は、ほぼヒヨウの背中にくっついて歩いただけだったが、それでもランプが必要だった。

しかし、今は、りぃんが体に憑いているため、周りは、影絵のように黒く、森が見えていた。


その、舞うように森を飛ぶチェコの背後から、ダンタンと激しい足音を響かせて陰狼が、四歩足で走っていた。


「、、チェコ、、そこを左よ、、」


ちさが的確に案内をしてくれている。


チェコは、最大加速で木の枝を回った。

ブン、と大きく横へ振り切れながら、髪の長さを短くして、最短で森の中を曲がった。


もし、少しでも陰狼が追い付いて来ると、またブーフが召喚獣を出すかもしれない。

その射程に入る訳には、いかなかった。


「、、すぐ、、そこの木の下に…」


ちさが言うが…。


チェコは、地面に降りようとして、あっ! と叫んでいた。


ウェンウェイさんは、魔方陣を書いていた。

凄い見事な出来映えだ。


しかし…。


ウェンウェイさんは、骸骨の群れに取り囲まれていた。

ウェンウェイさん側には、黒猫三匹と、磔刑の魔女が、骸骨と睨み合っていた。


「くそぅ、ブーフの奴!

こっちも、ハンザキを召喚だ!」


チェコは、吠えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ