新しいデッキ
チェコの新しいデッキが、組上がった。
再生の能力に期待して、ハンザキの仔や、ハンザキも入っている。
「チェコ、本気で六アースの召喚獣なんて、使うつもり?
ちょっと、あんたには重すぎるわよ」
へへへ、とチェコは笑い。
「そこは、このエルミターレの岩石
自分の召喚獣がタップすると一アースを生む。
と、この召喚獣、多産の女王
四アース、五/五
多産の女王がタップすると、ウサギトークン二匹を生み出す。
一アース、
多産の女王はウサギトークンを生む。
で、アース不足を補うんだ」
他にも…、とチェコはカードを示し、
「黒アース、飛行の、怨霊、は、生け贄にすることで相手の召喚獣を一体、殺すし、
こっちのダンウィッチの煙、は、飛行もあり、
生け贄にすると、自分のタフネスと等しいまでの召喚獣を生き返らせるんだよ」
「死者再生デッキねぇ。
確かに昔、流行ったらしいけど、あれは強力なスペルカードが禁止されて…」
「そう。
死者の祭り、死んだ全てのカードが甦る、
七十年リョーマ大会は、別名、黒の祭り、とも言われていて、ジャンジャン、生け贄に捧げた召喚獣が、死者の祭り、で甦って、本当に黒が強かったんだ!」
ミカは、肩を竦めて、
「ま、今は禁止カードだから、黒は、小さな悪戯しか出来ないわ。
今は、やっぱり青よ」
と、ミカは、胸を張る。
「俺も、パトスと再会した時のために、一応、スペル無効化だけは入れたよー」
ハハハ、とチェコは笑った。