第一章 いつもの毎日から一変
「いっきまーす」
いつも変わらない毎日。太陽もいつも通り輝いている。毎日このまんまでいいな・・・と思った瞬間、
ドンッ
「きゃっ」
バサッと音をたてて書類などが落ちた。
「あ、すみません」
一緒に書類などを拾っているとあるチラシを見つけた。
「ん...夢見..事務所..?」
「あ!ねえ君って夢のことで何か相談事、ない?」
「いえ、特には...眠いぐらいですかね」
「ふむふむ、君、悪い夢みてるでしょ」
「はい...そうですけど..ってなんで分かったんですか!?」
「うん!だって眠いってことは大抵悪い夢を見ている人だから。で、どんな夢を見ているの?」
「はい...それが..いつも見る夢ばかりなんです..とても..怖いゆめです..」
俺は最後に出てくる女の人のことも話した。
「ふーん、君随分珍しい夢を見てるね。」
「そ、そうなんですか?」
「でも危ないわね。そのうち君、心壊れて死んじゃうわよ」
「ええっ!何でですか」
「だって夢は人の心が見せてるものなの。色々な夢を見せている。でも君の場合一つしか見ていない。それも毎日...でしょ?」
「はい、そうです...ね...」
「だとしたら相当ヤバイわね。ちょっとついてきてらっしゃい」
「えっ...はい..」
ー40分後ー
「着いたわよ!」
「はあ...やっとついた..」
「ん...ここは・・?」