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馬車に揺られて

魔法有りな世界です。

はぁー、やっと終わった! 馬車に揺られながら一息つく。


「ごめんなさいね~メアンリ」

「いいんですよ。母様」

この人、「大丈夫よー。このまま行くわ~」とか言い出したからびっくりするわ…パンティー覗かせているドレスとか、ハイセンス過ぎるよ…あんたがやったらアダルトビデオだよ!!

常人はついていけないわ…

父様はそんな所に惚れたんだ。と、ぬかしやがった。ドジッ娘萌か…あんた。眠くなって、うつらうつらとする。 馬車の振動と日差しがいいかんじに眠りに誘う。(疲労感もあってもう無理)

「あら~、寝ちゃったわね~」愛しい我が子の髪を撫でる。

馬車は二台あり、男性陣、女性陣に別れている。今ここにいるのはクロア、リリファ、リーザ、メアンリ、カフィネ、私、の六人。

寝ている我が子がいつの日か「輪廻転生って知っていますか?」と言った日には、何のことかしら?と思っていたけど、話を聞いている内に、ああ、そういえばアレク、クロアが「おかあさまー、めあんりがえほんよんでくれたんだ!」

「めあんりがおやつつくってくれた」


なんて言っているのを思い出した。

そういえば、カフィネとフェルトはあんまり夜泣きしないわねぇと言えば、「めあんりがみてるからだよー」。なんて言っていたのを思い出した

いやぁねぇ最近物忘れが酷いのかしら? あの時は、ティアに付きっきりだったからあんまり真面目に聞いていなかったからかしら?

あの子が教えてくれる知識はとても役に立ち、あの頃あんまり休みの取れないギルジアが喜んでいたわねぇ。


私もあの子が6歳の時にちょっと練習したいから付き合って欲しいと言われてなにかしらと、思っていたら薄い服?みたいのを着せられて、体を揉まれたわ~。 「はぁ、あっ、きっ、きもちいいぃ~」 と正直に感想を言ったら、「浮気か!!テレジア~!!」とギルジアが慌てて部屋に入ってくるから、びっくりしたわぁ。

それがあってメアンリは「まっさーじ」をしてくれなくなった。気持ちよかったのに!!

メアンリは他の子達の面倒を見ていてくれて助かったし、みんな、マナーが出来ていてびっくりしたわねぇ。

あの子はお風呂が好きみたいでお風呂は無いのか!!と聞き、無いと答えたら、

ならば作るまでよと私達に許可を貰ってすぐに作っていたわ。

液体石鹸というのはいい匂いがしてるし、魔法で作ったお湯の入った浴槽はとても気持ちよかった。

そして、領地の事も考えていた。

食うものに困っている人はいるか、職をについていない人はいるか、医者に掛かれない人はいるか、 治安は良いか、

そんな事を聞いてどうすると聞けば、対策を練り上げて試してみたいのだと言われ、ギルジアと話し合いそれを試してみるとやりくりするので手一杯だったのがゆとりができて生活の幅が広がった。

それを知っている領地民はメアンリをすごいと言うが他の民が聞いて来れば、領主様が改善してくれた。皆口を揃えて言う。聞けばメアンリが頼んだそうだ。

なぜ、と問うと、「私は平凡な日常がいいんですよ」


と言う。精神的には大人で、でも愛しい我が子を撫でる。

神様、愛しい子ども達をありがとうございます。

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