まぁ、こんな人生でも幸せなんですよ。
兄姉達の衣装を合わせて決めて、マナーを確認して、王都に行く準備をしている所です。
「メアンリ、未来の執事と侍女を決めるのって具体的に何するんだ」アレク兄様が聞いてくる。
「あぁ、簡単に言えばホームステイさせるんですよ。」
4年に一度あるイベントで、金の卵を発掘しようと言うやつで、ホームステイする者は5歳から17歳の少年少女達で、募集制、どんな境遇の子供でも構わないって感じです。
浮浪者の子でも、貴族の子供でもなんでもござれなのであるもんだから結構集まる。
でも、審査があり、それを私達が見て判断する。
運良くホームステイしたとしても浮浪者の子は奴隷のような扱いや性処理の道具のような扱いを受ける。
まあ、私の領地にはちょっと草を撒いているんですけどね。
作者※ちょいと解説 メアンリの言う草とはスパイのことだよ!
解説ありがとう、作者。
そんなわけでんなショタロリペドが見つかった瞬間爵位剥奪、という具合。
「さて、準備できた。みんな」
「姉様、後ろのリボンが結べません」「はいはい、カフィネ、ちょっと後ろ向いて」
「その髪飾り貸してくれない、リーザ」「リリファのネックレス貸してくれるなら」
「うん、いいよ」 リーザ姉様とリリファ姉様は仲良くやっている。だが、とりあえずさっさとしてほしい。2時間もやっている。
「ねぇ、メアンリ、私その、に、似合ってるかな?」
「似合ってますよ、クロア姉様、ちりめん細工のリボンがあるのでそれで髪をまとめますね」
「あ、ありがとう、メアンリ…」
クロア姉様、頬を染めながら微笑み浮かべるなんて、将来が楽しみになりますよ。私、ちょっとドキドキしてますよ。
「メアンリ~、ネクタイこれでいいかな?」
「ああ、結べてないですよ、アレク兄様動かないで下さい」
「姉様~、早く行きたい~、ねぇ、はーやーくー」
「急かさないの、フェルト、トイレとか大丈夫?」
「一応いっとく!」
パタパタと駆けて行くフェルトを見送り一息つくと、スカートの裾をくいくい引っ張る感覚がある。 「姉様、おやつ食べたい」
「ティア、我慢してお城についたら好きなだけ食べれるから」
「おやつ…うん…わかった…」
目に涙ためないで、良心が痛む。
しばらくして、「準備できた?」
「「「「「「「はーい」」」」」」」
「準備出来ましたよ、母様」
「あら~、じゃあ馬車で待ってる父様の所生きましょう」
…………なんでだろう………私の兄姉達の立ち位置がオカンな気がする。
ビリィィィ!!!
「あら~、どうしましょう?」
木に引っかかった母のドレスが破れて薄緑のパンティーが顔を覗かせている。
「みんな、先に馬車に行って、母様のお色直ししてくるから」
「わかった」アレク兄様が言う。
やっぱり立ち位置がオカンな気がする!!!!
そういえば、4年一度あるのになぜ兄様達が知らなかったのは、当時6歳の子供がまともに審査できる?と言う理由です。
じゃあなぜ、私が行けるのだろう?
それが問題だ