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1話 始まり

なんとなく思いついた物語です。



この世界には3つの種族がいる

人族、亜人族、魔族がいる。

その他にも絶滅種族と言われるもうすでに存在しない種族がいたらしい....


亜人族は人の体の一部が動物になったような見た目で身体能力がとても高い。

魔族は人族と見た目での違いはあまりないが、魔族には体の一部に紋章ができる。

そして、魔族は魔法が使える。

これは魔族の特権だ。

人族と亜人族に魔法が使えない。

そして人族に特別な能力は無い。

だからこそ人族は頭を使い他種族に対抗してきた。

古代の頃からお互いに敵対意識はあったが三すくみの状態になっており戦争が起こることは無かった。

しかしある時、亜人族の長が自分達は他種族に干渉しないと言い別大陸へと消えていった。

三すくみの状態が終わり魔族と人族との対立は激化した

そして聖魔暦1000年、人族と、魔族は戦争を始めた。

今から約五百前の話だ。

一見魔法が使える魔族の圧勝かと思うかもしれないが、人族は技術を発達させ魔族に対抗する武器を作った。

その結果戦争は長期化した。

そしてなかなか決着がつかなかったため、両者の国王によって、500年の不干渉条約が結ばれた。

しかしその五百年の間もお互いの対立意識は残ったままだった。

そして5年前に両者不干渉の条約の期限が切れ人族と、魔族はまた戦争を始めた.....






「さあ、時は来た。その剣を持ち王国の剣として戦いたまえ」

機械音声が響く。

「はい、わかりました。王国の剣として必ずやこの国を勝利に導いて見せましょう」

目の前に出てきた剣を持って僕はそう答える..




「覚悟はできてるの?」


「問題ないよ」


そう言い戦地へ向かう。




そして対立する2人


「こういう再会はしたくなかったぜ」


「ソラ....」


そう言われて覚悟が揺らぐような顔をしている黒髪と群青の目の少年。




「そうだね」


「ロイ....」



そう言うことしかできない。

他にも選択肢はあった。

あの時セリーネの手を取らないという選択肢もあった。

そうすれば戦うことは無かった。

だが僕にはそれができなかった....


「かつての仲間だったとしても俺は容赦はしない!」


そう言い剣を振り翳してくる。

ロイの戦闘スタイルは昔とまるで変わっている。

その攻撃をこちらも剣で受けるがとても重い。


「再構築 重力転移魔法」


自分にかかっている重力をロイに移動させる。

ロイに僅かな隙が生まれる。

その隙を突くように、攻撃する。


「迷いがあるな」


そう言い簡単に弾かれる。


「人を殺す覚悟のない奴に俺を倒すことはできない」


そう言われ驚く。

自分が決めた。

ロイを裏切ることを。

なのに自分はまだロイを殺す覚悟すらないと言われてしまった。

この決断が間違っていたと言いたいわけではない。

だが後悔がないわけではない。

どうすればよかったのだろうか....




数年前....





僕の名前はソラ。

人族の国、エルブンド王国の対魔族特化隊の戦闘士で、通称対魔特化の本部に所属している。

僕はやっとこの街リスベルから解放される。

長い間収監されていたがそれも終わりだ。


「この街からやっと離れることができるのか....」




「お前にとっては最悪の街だったな」


僕の背後から懐かしい声が聞こえたため振り向く。

そこには茶髪で茶色の目をしている少年がいる。

僕の親友であるロイゼルド。

僕の前の小隊のメンバーでいつも隊に指示をだす司令官だ。

みんなからはロイと言われている。


「やぁ約一年振りだねロイ」


僕は嬉しそうにそう答える。


「あぁそうだな、戦う理由はわかったのか?」


僕はその質問に答えることができなかった。


「まあいい、この後リンも来るぞ」


ロイだけでなくリンも来ると聞いて僕は驚く。


「えっリンが来るの!?」


ロイだけでなくリンまでくるとは驚きだ。


「あぁ」


リンはもう1人の僕の元小隊のメンバーだ。

まさかリンまで来るとは思っていなかった。




5分後....





「おまたせ〜」


その声を聞いてわかる赤髪の少女リンだ。


「もしかして私待たせちゃってた?」


「あぁそうだ、約5分の遅刻だ」


リンが遅れたことに対して少し不機嫌なロイ。


「いやぁ〜ごめんねぇ〜、こっちも色々あったんだよ」


遅刻の言い訳をするリンを見ていて懐かしさを感じる。


「リンは一年前と変わらないな」


一年前なら呆れていたり、少し怒っていたりもしただろうが、もう一年も経った。

今はその言葉にさえ懐かしさを感じてしまう。


「でしょ」


絶対にドヤるところではないとツッコミたいがそれにさえも感じてしまうのだ。


「まぁいい、ここで話していても時間の無駄だ」


「さっさと行くぞ」


「ほら、車に乗れ」


ロイはあっせた口調で僕たちを急かす。


「えっ、以外!昔ならもっと怒ってたのに」


今回の任務からしてどう考えても急ぐ必要があるとわかると思うのだが、何故わからないのだろうか。


「今回の任務はかなり重要なものだとわかっているはずだ」


「こんな所で話している暇はない」


ロイは車のドアを開けて運転席に乗る。

顔は見てないが絶対リンに大して呆れている。

ロイの言葉に対して何故かリンは不思議そうな顔をしている。

そして僕らは車に乗り任務地へ向かう。

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